難民支援のお仕事 | 50代から自分らしく生きる❤算命学のススメ Salon de Rico

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自分らしく生きるすべての女性を応援します!

日本に帰国し暫くして
政府の自立定住支援プログラムの仕事に携わりました。

彼らとの出会いによって
私の人生の在り方は大きく変わりました。
これからも共に人生を歩んでいきたい大切な人達です。
 
久しぶりに片道2時間かけて
彼らに会いに行ってきました電車
 
 

 
難民の支援の仕事は
私にとって大きな挑戦でした。
15年の海外生活や日本語教師の資格等
これまでの経験も十分に活かせる仕事
準備と意欲は十分!
本当によい経験となりました。
 
子どもが携帯で撮ってくれた写真
家に入って支援を行うことも多かったです。
 
 
難民キャンプから来日した4家族
そのうちどもは1歳から19歳までの12人でした。
親子含め総勢20名の生活全般の支援は
地域のボランティアさんお二人と
協力して取り組みました。
 
 
選出された支援員さんは、
地域でも信頼厚く
人格的にも素晴らしい方
窮地に追い込まれた未熟な私を
何度も助けて下さいました。
 
 
ひらめき電球目標ひらめき電球 
すべてを自分達で行える自立定住
 
 
ひらめき電球ミッションひらめき電球 
  • 地域(学校・職場含め)と結びつける事
  • 生活支援
 
 
 
難民と地域をつなぐ「架け橋」
予算も期間も限られていました。
 

信頼関係を築きながら

意思疎通ができるようになった時は

嬉しかったです。

 

何度も何度も訪れた土地

久しぶりに彼らの住む団地周辺を歩き ながら

当時の様々な記憶がよみがえりました。

 

はじめて会った時の不安そうな表情を今でも覚えています。 

突然日本という先進国に来て

不安と警戒心でいっぱいだったのです。

日本語も全くわからず

はじめは通訳さんを入れてのコミュニケーション。 

 

 

 

子どもたちは初めから

人懐っこくて可愛かったラブラブ! 

 

 

子ども達がいつも私を待ち構えてくれていました。

 

 

共に一歩一歩の前進

日本の習慣に

必死に従おうとする姿は

みんな本当に立派でしたハート

 

 
 

 

支援業務としては

電話は24時間対応。

何かあったら

駆けつけました。

 

 

幼い子が多かったので、

病院通いも多かったのですが、

言葉が通じないからと断られてしまうこともありました。

 

医師も患者の命を守ることが使命なのですから

仕方ありません。

 

 

 

会議や報告書作成業務など

当然オフィスに出社しての業務もあったので

寝ている時間以外はほぼ仕事のことで頭がいっぱい。

行き来する生活が続き、

帰宅は22時過ぎることも。

 

 

当時は体力もまだまだ旺盛でしたし

この仕事ができるチャンスに感謝していました。

見えないゴールに向かって

つき進むそんな感じでした。

 

 

様々な背景はあるにせよ

人権を損なわれることなく

安全な日本で

家族仲良く

その人らしく生きてほしい。

 

 

 

現実問題彼らには受け入れてくれた日本以外の国に

行けるという選択肢はありませんでした。

時間は限られていました。

 

私ができることは

後悔することなく

すべてやりたい。

 

 

 

約2年で仕事は離れることになりましたが、

有難いことに繋がりは途絶えず

あれから約4年が経ちました。

 


手を握り合った瞬間に心が通い合い

成長した子ども達も笑顔で迎えてくれました。


 

たどたどしかった日本語もかなり上達していました。
地域に溶け込み、たくましくそれぞれの人生を歩んでおり

間違いなく大きく前進していました。

 

 

ボランティア主催の語学教室などの支援は今でも続いていて

近隣の大学生も加わり他の外国人も受け入れているとのこと

 

みなさんの志が高く賛同して下さる方がいるからこそ成り立っています。

尊敬と感謝の気持ちで一杯になりました!


職場、進学、言葉の問題などこれからもきっと様々な事がある。

でも、寄り添ってくれる人が一人でも多くいたら

それはきっと大きな力になるはず。

私も出来ることは積極的に関わっていきたい。

 

 

当時の苦い記憶がよみがえりました。

日本の文化や習慣も知らない彼らが

伝統や文化を重んじるこの国で自立定住なんて無理ではないか?

理想と現実とのギャプに挟まれ

彼らの気持ちがわかるからこそ何度も心が折れそうになりました。


「キャンプに帰りたい。」

「子どもために日本に来たけど辛い。」


そう訴えられる度に、

「とりあえず前へ進もう。」

そう言って励ましたものです。

 

私の役目は彼らを自立させることであって

甘い優しい言葉は彼らの為にならないのです。


そんな日々があったことが嘘みたいに、笑顔か輝いていました。

物事は何年かたってから実現することが多いような気がします。

 

 

彼らが教えてくれた事はたくさんあります。
世界には今でも迫害されている民族がいること

命の尊さ

生きていくことは実はシンプルさ

人の弱さ

たくましさ

家族の結びつき

人への感謝の気持ち

優しさ

笑顔

心が通いあう瞬間の尊さ

 



そして、この経験を通して学んだことがあります。

 

世の中には、見返り等求めず他人の為に

行動できる人がたくさんいるということ!

 

そんな方々に出会えた事

この経験は誰にも盗まれない私の財産です。

 

そんな事を考えながら、帰途につきました。

私の中で、大きな区切りがついたようにも感じます。

 

皆さんもどうか後悔しない人生を送ってくださいね。