局所性ジストニア(フォーカル・ジストニア)とは、身体の一部で特定の動作が困難になる神経疾患のことである。長時間の繰り返し動作が原因で発症すると言われており、ギタリストやピアニストにおいては症状が指にみられる。楽器奏者にとって職業生命を脅かす非常に恐ろしい病なのだが、この病を騙り目立つための道具として悪用(詐病)している自称ギター講師(詐欺師)が存在する。今回は、詐欺師の詐病の手口と注意喚起を行う。

 


1.自称ギター講師(詐欺師)の手口


 音楽家の詐病といえば、佐村河内守が記憶に新しいだろう。聴覚障害者を騙り、ゴーストライターと結託し世間を騙した詐欺師である。なぜ、詐欺の手段として病気や身体障害が用いられるのかというと、患者が困難な状況下で挑戦する姿を見せるお涙頂戴コンテンツ。いわゆる感動ポルノが大衆にウケが良いからである。詐欺師達の手口はこの大衆心理を利用したものだ。

 

 

 そして、数ある疾患の中で局所性ジストニアを選んだのにも理由がある。まず、自称ギター講師(詐欺師)はどうしようもないド下手糞なので、病気を隠れ蓑にして演奏技術を誤魔化しているということ。日常生活に支障をきたすことがなく、関連資料もネット上に多く存在していることから、偽装しやすいことが挙げられる。そう、局所性ジストニアは詐欺師にとって悪用しやすい病なのである。

 


2.自称ギター講師(詐欺師)の特徴


 今回、医師でもない野島が、なぜ自称ギター講師(詐欺師)が詐病であると気づいたのか?それは、自称ギター講師(詐欺師)の一連の矛盾した言動である。別に野島が医師でなかろうが、診断書があろうが、自称ギター講師(詐欺師)が大ウソつき野郎であることは明白なのである。

 

 

(1)発症前からド下手糞

 まず、自称ギター講師(詐欺師)はギター講師として信じられないくらいド下手糞という点だ。自称ギター講師(詐欺師)のジストニア発症前の演奏動画を見たが、もう病気がどうとか関係ないレベルでリズム、ピッチの精度が終わっている。上手く弾けないのは病気のせいだと言い訳しているが、こいつの下手糞は先天性のものであり、絶対に局所性ジストニアは関係ないと言い切れる。

 

 

 しかも、局所性ジストニアを患って何も手立てがない状況で、現在進行形でレッスンを続けているというではないか。こうした状況で、生徒(詐欺被害者)が自称ギター講師(詐欺師)に習いに行っている意味が分からないし、詐欺師は満足に弾けずに生徒にどんな手本を見せているのか?甚だ疑問である。

 

 

(2)最初から治療という選択肢がない

 まず、局所性ジストニアの治療法には注射薬、外科手術がある。しかし、自称ギター講師(詐欺師)はこれらの選択肢を全く試さない。趣味で楽器を弾いているのとは訳が違い、ギター講師はギターを生業としている。それにも関わらず、まるで病気が他人事かのように治療に対して消極的なのだ。外科手術はリスクを伴うが、注射くらいはどの程度のものか普通は試すはずだ。しかし、試しすらしない。

 

 

 局所性ジストニアを発症すれば、演奏が満足に出来なくなり、今までの努力が全て無に帰すのである。本来であれば藁にもすがる思いになるはずなのだが、職業生命が掛っているとは思えないほど呆けた態度である。そりゃそうだ。だって詐病なんだから。最初から病気にかかっていないから全然平気だし、かかってない病気を治療するなんて土台無理な話である。

 

 

(3)生徒(被害者)に練習回数をこなすよう指導する

 これはもう、決定的である。この詐欺師は「練習はとにかく何千、何万回と繰り返せ」と指導するのである。局所性ジストニアは長時間の繰返し動作をすることが原因で発症すると言われている疾患だ。つまり、闇雲に回数をこなさせるような練習は当然タブーであり、局所性ジストニアを発症した身でありながら、こうした指導をしてしまうことは絶対にありえないことなのである。

 

 

 局所性ジストニアを抱えている真っ当なギター講師の中には、解剖学的、人間工学的見地から手指に負荷のかかりにくい洗練された教則をする者もいるのだが、自称ギター講師(詐欺師)のもとで習えばいわずもがな。局所性ジストニア、腱鞘炎まっしぐらである。ギタリストにとって手の故障は命取りだ。いかなる場合も軽視されることがあってはならないのである。

 

 

(4)病状と矛盾したPRを行う

 本項は記事投稿後の詐欺師の動向を追記したものである。この詐欺師は局所性ジストニアを発症して、右利きでの演奏がままならないためにレフティに持ち替えて再出発を宣言している設定だ。それにも関わらず、「仕事は右利きで演奏している」などと宣い、さらには「自分は両利きでギターを弾ける」などと豪語している。

 

 

 レフティ転向にいたるほど致命的な症状が出ているにも関わらず、右利きでの仕事は問題ないだとか、両利きで弾けるだなんて矛盾もいいところ。詐病確定である。あれほど周囲から憐れみを集めるため、利き手で弾けないことアピールしていたのに、商売になると利き手で弾けることをこれでもかとアピールしている。これ程ふざけた話があるだろうか?

 

 

 そして、こんなにも簡単に分かる矛盾が多数存在するにも関わらず、詐欺師の周囲の人間はそれを指摘しようともしない。自称ギター講師のコミュニティは、洗脳されて物事を論理的に判断できない人間で構成されているため、自浄作用が全く働かず、コミュニティそのものが犯罪の温床となっているのである。

 


3.自称ギター講師(詐欺師)の見分け方


 局所性ジストニアを騙る自称ギター講師(詐欺師)の見分け方であるが、当人に病気との向き合い方について質問してみることをお勧めする。本当に局所性ジストニアを経験した者であれば、自身の辛い体験、試した治療から、自らの考えを真摯に答えてくれるはずである。しかし、詐欺師は違う。局所性ジストニアを他人事のように語り、病気を知ることや治療に対して非常に消極的な態度を示し、誰かの体験談を聞きかじったような回答をするだろう。そして、少しでも疑いの目を向ければ問答無用であなたをシャットアウトするはずである。

 

 

 局所性ジストニアに苦しんでいて、病に真剣に病に向き合っている人が、自称ギター講師(詐欺師)と同じように見られてしまうのは耐えられない。正直、今回は記事の投稿にかなり悩んだ。本当に病で苦しんでいる人、病に真剣に向き合っている真っ当なギター講師達に憶測が飛び交ってしまうことは避けたかったからだ。しかし、自称ギター講師(詐欺師)は依然として局所性ジストニアを騙り、目立つための道具として悪用し続け、ジストニア患者への誤った認識を広めようとしている。こいつの行為は看過できるものではないし、到底許されるものではない。

 

 

 これを放置すれば、調子づいた詐欺師は「ジストニアに理解のある講師」などと銘打つはずだ。その後は、本当の弱者が餌食にされてしまう地獄である。そんなのは絶対に見たくない。詐欺師には近づかないように注意するとともに、注意喚起に協力してほしい。

 

 

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