- ダーティ・ワーク/絲山 秋子
- ¥1,365
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絲山さんの最新作ですね
あーーなんというか、彼女ならではのらしさ全開
それがすごくいいです
同じような人がいないし、彼女自身が男性作家なのか?女性作家なのか?
性別とか感じさせないですよね
読み進めていくうちに、あーこれは連作(?)なのだと気づいた。
そうなってくると後半は、あの人の元彼はこの彼なのか・・など
気づいて面白い
かといって、それぞれ全く別なところで存在してる同士がほとんどで
熊井が恋するT・Tとの話だけが、接点を持ち進んでいく進行形。
短編だけで見ると、「moonlight mile」が良かった
全体的に見ると、熊井が妹をつれて家の近所に借りた新居を見せるところに
なんかジンときた。
生きてく面倒くささとか、人との関わりのうざさとか大切さとか
人の二面性。いや多面性か?
そういうのすごくリアルだし、
ニートとか逃亡くそたわけのときもそうだけど、サイアクな状態なんだけど
救いがあるっていうか。笑っちゃったり
みんな格好悪く生きてて、でも案外一生懸命やってるみたいなとこが
格好いい。
お勧めですね
- Q&A/恩田 陸
- ¥630
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いろんな作品を書くことができる恩田さんの本
今回も面白かったですねぇ。
大型ショッピングセンターで起きたパニック
何が原因かわからぬまま、大量の死亡者が出てしまう。
その事件にかかわった人と取材する側のQ&Aだけで
物語は進んでいく
なのに、すごく面白い!!
「それでは質問をはじめます」から始まるQ&A
聞く側と答える側
それぞれの性別も仕事も立場も違うその二人のやりとりの
繰り返し。
ブラックユーモア的なオチも含ませて、一編一編が短編小説のようで
面白い
ちっとも飽きない。
最後に少しだけ事件の片鱗もみえました。
これぞ小説
と帯にありましたがほんとその通り。
その事件?事故の謎は何も解明されていないのに
読む人のココロをギューっとつかんでくる。
本当にこんな事件が怒りそうなところも、また怖い。
今は巨大なショッピングモールがあらゆるところに建設され
人が密集している場所が多い
集団心理の怖さと脆さを実感させられますね
傑作です。
とても楽しめました。
アポカリプト、見てまいりました。
こちらは日曜日、映画1000円DAYですな。
私は結構前から、気になっていたのですがそんなに人気ないのかな??
R15指定だからかなぁー
これは絶対にR15でしょう。18でもいいくらいでしょう。
とりあえずですねぇ。
この主役がですねぇ。
えらい格好いいです(笑
まぁ、好みは色々あると思いますが、かなり男前です
それだけでも見ていてうっとりです(笑)
みんな素人さんなの?ですかねぇ
結構男前率高いっす。
そしてストーリーのほうも、私としては退屈させられることもなく
エキサイティングなものだったので十二分に楽しめました
こういう感じなのだろうな。という期待を裏切らなかったので、満足です
ただねぇ。何が言いたいのか?とか何に感動するか?とか
そういうことを考え出すと。????なんですよねぇ。
まぁ、自分の妻子を守ることが、その時代の(今も?)最優先事項であるわけ
なんですけど。
勿論、子孫を増やしまた一族を作り、狩りをして暮らしていく。のが
一番だもん、そうなんだけどね。
最後の二人のかわし方も、それでいいの?殺さないの??って感じだし。
奥さんもあんなに落ちたりして、流産しないなんてどんだけ~?とかね
突っ込みどころはあります
でも、男も女も強くて。
自分の家族を大事にしていて。
諦めない。ってとこが一番すごいかも、今の時代、多分あんなことになっちゃったら
みんな諦めちゃうと思うんですよね・・・。
まぁ、深い意図は何もなく、ただ楽しむ映画でしょう。
私は面白かったですね
シュレック3、観てまいりました
シュレックシリーズ大好きです
多分一番初めを吹き替えで見てしまったせいか?ずっと吹き替え版を見ています
私のシュレックは関西弁です(笑
今回も、わざわざ子供の多い吹き替え版を見てまいりました。
面白いし、絶対ハッピーエンドだし
ほんとうに悪者って出てこなくて、悪者も死んだりもしなくて
なんとなく収まる。みんな幸せ。
そんな感じが好きです。
でも、なんか子供向けっぽく感じたなぁー。
隣の中学生?くらいの女の子がほんとに何にでもキャッキャ、キャッキャ笑ってるの
を聞いて、なんか謎でした。
前作までが大人向けだったか?っていうとそういうんじゃないから
自分の頭が歳とっただけか??
あの魔法を使う先生とか、姫軍団が先頭モードになったとことか
やっぱり面白い。ディズニーにはない感じでとても良いです。
今回初登場のアーティー。
観ている間中、この声誰だっけ??誰だっけ???と思っていたのですが
橘けいただったのですねぇー
納得。
ヘタなのかもしれないけど、わざとしらしいあの喋りが、面白いし
細くて頼りないそんな感じが出てて、イイと思いましたね
オリジナルだとダスティン・ティンバーレイクなんですね、納得!
あーそれとバンデラスが長靴を履いた猫なんすよねぇー(前作から)。
やっぱ字幕で見るべきか?
字幕っていうか英語をちゃんとわかる人がみたら数倍は面白いと思うんだけど・・・
沼にも戻ったし、子供も産まれたし
めでたし。ではあるものの、なんとでも出来そうな展開(アーティ王じゃ頼りないしね)
続編があるのでしょうね。
私は好きなので次もちゃんと観ます!(笑)
- 真田 コジマ
- アンクレット・タワー
誕生日にアンクレットを買ってもらえなかったことが(ほんとうは、盗んだアンクレットをつけていることに
気づいてもらえなかったこと)原因で鉄塔に登り自殺を考えた少女
そのニュースを見て、その少女が助かることに自分の恋愛の結末を賭ける。
三者三様の悩みをかかえ、不安と後悔を持ちもがいている三人が
最後にはそれぞれに幸せになるのが読んでいて気持ちがいい。
ルックスだけで好きになったアクセサリーのような彼を持つナツキ。
5年前に自分から別れてしまった彼女をずっとひきずるマサシ。
子供ができないことが原因で、自ら夫に愛人をもつことを勧めてしまったマイコ。
年齢的にもマイコの話が一番グっときたかなぁ。
お互いが相手を気遣い、相手に嫌われたくない一心でついた嘘。
最後は「うんうん、よかったねぇ~。」と感情移入してしまいました。
その少女に押され、思い切って行動してみることで、
実は自分は誰かにとても愛されていることに気づく。
それぞれの恋愛ストーリー的には、先が読めてしまうものも多く、ある意味ありきたりなのだけれど
最後はちょっとグっときたし
幸せな気持ちになれたので。良かったです。
これが処女作ということなので次回作も読んでみたいですっ
- 小路 幸也
- 東京バンドワゴン
巻末に「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ」
とありますが
それを読んでなるほど~と思いました
4世代、8人家族(後半で9人家族)のハートウォーミング(笑)ストーリー
と申しましょうか。
ほんとに悪い人なんか一人も出てこなくて、みんなイイ人ばかりの
下町人情物語。
絵が得意な外国人なんかが出てくるのも、いかにもですよねー。
家族愛を軸に、古本屋東京バンドワゴンに巻き起こる珍事件を解決してく
事件とともに、家族の中の秘密(?)も明らかになっていく。
小難しいこともなく、すんなり読めて楽しめるいい作品です。
自分が子供の頃に見ていた家族物のドラマをオマージュにしているだけあって
逆にこれをドラマ化するのは簡単そう!!
我何人は内田裕也(笑)で決まりでしょー
青は、妻夫木。
紺は・・・うーん佐々木蔵之助とか?
キャスティングを考えるのも面白いですね。
第二弾もあるようなので、近いうちに読んでみようと思います
- 金原 ひとみ
- ハイドラ
あたりハズレがあると思っていた金原さんの作品
前作の「オートフィクション」が良かったので期待してました
あたりはずれでなくなったような?
いいじゃん
今回も興味をそそられる本でした。
とりあえず主人公のおかれている状況は、彼女の作品にありがちな
感じなのだけれど、そこで出会ったバンドのボーカリストがねぇ
ベタなんだけど、その出会いから付き合うまでが健全で、理想的で(笑)
思わず羨ましくなっちゃいましたよ。
まぁーそのギャップっていうか、白馬の王子様が現れた!・・・・けど???ってとこが
狙いなんでしょうね
まぁ。。それはおいておいて(苦笑)
彼女は、ずっと病んでいて、同棲している彼のせいにしながら噛み吐きを繰り返し
拒食しているんだけれど。
その痩せ続けることだけが、存在意義だと。
彼に捨てられないために、笑わず・太らず、相手の言うがまま。主張や感情をもてなくなっている。
そんな彼女が、矛盾も嘘もないまっすぐな、男に出会い恋に落ちる。
自分がすぐに傷つけることが出来るであろう純粋なまなざし。
君のそのまんまを受け入れるよと言ってくれる。
その優しさと脆さが辛い。
他人に「愛されてないかわいそうな女」と思われることが何より嫌だった彼女に
とって、願ってもいない状況であるはずなのに
どうしようもなく、惨めだったりずるかったりする自分の状況に
悲しんだり哀れんだり傷ついてくれてしまうであろう彼が脆すぎて、まっすぐすぎて
躊躇する
自分が傷つかないための布石
自分によって傷つかない相手
現実と理想。
夢。
最後まで、どちらを選ぶのかは曖昧なまま
長編というわりには短くてあっという間に読み終わってしまった。
読みやすくなっているけれど、やはりとても彼女らしくて
私は好きですね
余談ですが
バンドマンの松木は、私の大好きなトータス松本さんを彷彿とさせる
ので、余計に彼を素敵だと思ってしまったのかもしれません(笑)!
- 奥田 英朗
- 家日和
奥田さん、最近はずれなしですねぇー
家をテーマにした6編の短編集ですが、どれも面白いです
伊良部シリーズみたいなゲラゲラ笑えるものはないですが
不満やグチはあっても、ちゃんと家族を愛している主人公たちの
ほんの気の迷いを、ユーモアたっぷりに書いてます
新しいものに飛びついても、関係を壊そうと思う登場人物が出てこないのも珍しいし
なんというか・・悪意とかズルさとか、負のベクトルを全く感じないんですよね。誰にも。
最後はちゃんと丸く収まって、元のさやに戻るところも
作者の性格なのか。憎めない、愛すべき登場人物たちばかりで
かわいいんです。
オークションにはまる主婦も、自分の部屋をカスタマイズするサラリーマンも。
気持ちわかるなぁーって。
私は「ここが青山」と「妻と玄米ご飯」が良かったです。
後々まで残るものではないけれど。
とても楽しい作品でした。
よいです。




