東京てくてくすたこら散歩/伊藤 まさこ
¥1,200
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私は都内在住ではないので、それではすぐに!とは行けませんが

楽しめる本でしたね


彼女のファッションもいちいちかわいいし(ちょいぽっちゃりめなところが親近感湧きます)


一人で色んなものを美味しそうにパクついている写真が多くて

ほほえましいというか、ニッコリできますし

紹介されている店や場所。どれも自分が好きなテイストで、あぁ~いいな。と

素直に思えます

朝から酒飲んだり、ランチ軽めに食べてすぐガレット食べてたり

お一人様でも、格好イイし、気取ってばかりじゃない感じがとてもいいです


自分も平日にゆっくりこうやって散歩ができたらなぁー。


また、東京に限らず自分が住んでいる街でも隣の街でもこういう楽しみ方は

できるだろうと思えるので

てくてく散歩。してみたくなります



ただ、これを近所に住んでいる人意外が見て

たどり着けるんだろうか?とか思うと微妙


まぁ、最後に店のアドレスが載っているので、そこからは自力で

なんとでもなりそうですけど・・・

だったら意味ないんじゃ??

とも。

わざわざ単行本で出版するのであれば、こまかな地図を入れておく手間くらいは

あるだろうし

それによって本の雰囲気が損なわれることもないであろう・・・とね。


実用性は求めてないの・・

って思っていたとしても。

その不親切は、うーーん?と思ってしまいました



まぁーそれでも、そそられる本でしたね。

私は、結構満足しました




佐藤 正午
5

なかなか面白い本でした


感想を・・・というと、なんか端的に表現できないし

うまくかけない感じですが


主人公の小説家の言動は理解できるし

どうしよもない男にこそ惹かれてしまう女のくされ縁も。



うーーん。


面白かったです。佐藤さんもうちょっと読んでみます

柴崎 友香
また会う日まで

柴崎さんは、読むの二作目ですね。


独特というかキャラが強いというか、オリジナルなものを持っている気がしますね


今回も特別大きな事件や恋愛のゴタゴタみたいなものもないのだけれど

私は、主人公が異性とも同性とも友達として、ちゃんと付き合えている人物で

ある、というところにすごいなぁーと変に感心してしまった。


きっと作者もそういう人なんでしょうね。


ただ二作品読んだけど、ほんとに似た雰囲気すぎて

なんというか・・

大好きって感じでもないです。


でもまだ未読のものがたくさんあるので読もうと思います。

見てまいりました

「大日本人」


日曜日のレイトショー、まあまあの入りでしたね


ダウンタウン、松ちゃん大好きの私としては、かなりの期待度大だったのです。


が。。


長い。そして眠い。


これが分からない人は笑いのレベルが低い人。お笑い音痴。

みたいな事をYahooの映画レビューなんかに書いている人もいたけど

ほんとにそうなのかなぁー。

だとしたら私は笑いのレベルが低いんだろうなぁ。


最後のオチも含め、この長さのわりには全然面白くない

と思ってしまいましたね


勿論笑える小ネタも沢山あるし、松ちゃん独自路線?ってとこはいいんです

板尾とのからみも普段は大好きだけど、わざわざ映画でやらなくても、普通にテレビで

出来てたことだと思うし。。

あれを映画館で見るとすごく違和感でしたねー。

また同じことやってんだ?

みたいな。



エンドロールでの宮迫&大輔のからみも

全部テレビサイズ。

家で一人で見る分にはいいんだけど。

芸人を一人も知らないであろう、フランス人はより一層面白くなかったと思うんだけど・・

そんなことないのかな??

ある程度、芸人それぞれのキャラや人となりを知ってるから笑えるわけで

(あ、この人も出てる!的なことも含め、役ではなく元来のその人のキャラに

頼ってる感が強い)

まったく知らない役者(?)として見たら笑えるのだろうか??

UAだって竹内力だって。原西に関しては論外。



前半、寝てる人いました

私も途中であくびをかみ殺してました。



期待が大きかったので期待はずれ感も大きくて

CMで流れてるとこがまさに見所?というか。なんというか。

家に帰って「ガキ」で松ちゃんを見たときにビミョーな気持ちになりました。



西 加奈子
しずく

大好きな西加奈子さんの最新刊


短編集なので、色んなパターンが読めますねー

それも楽しい

この装丁も超好みです。


相変わらず、思わずブブーーッ!て笑っちゃうような描写や関西弁つっこみ満載で

かわいくておかしくてほのぼのですねー(特に「ランドセル」)


すべて女同士(雌同士)を書いていて、それがなんというか

女同士の友情であったり、母娘の家族愛であったり、感動とか大袈裟なことは全然なくて。

何気ない日常の中で、ココロの絆が少しだけ強くなった。その瞬間を

切り取ったような。そんな感じの短編ばかりです。


どれも見返すと個性があって好きなんだけど

私は表題作の「しずく」と「木蓮」が良かったですね


特に「しずく」の猫同士の会話や行動がおかしくて、かわいくて!

長い記憶を持ったり、人間のように言葉を沢山知らなくて

友情だの愛情だの、なんだかわからなくても

彼女たち(?)の中にある記憶の断片。

同じような毛むくじゃらと過ごした日々・・

猫をたくさん飼っている彼女ならではですね。

彼女の作風というか個性が一番出ている作品だと思います


「通天閣」ではそんなに感じなかったけれど

黄色いゾウ→しずく

と、どんどんパワーアップしています。

なんていうか、大きな事件や人の死とか。そういうものを取り入れなくても

物語がちゃんと完成されて、人に訴えかけるようになっている

気がします。


お勧めです


角田 光代
八日目の蝉

前作の薄闇シルエットがすばらしかったので

とても楽しみにしていました


以前、映画情報のようなところで松雪さん主演で似たような話があったような?

と思っていたら「子宮の記憶」とかいう違うものでした

その話では息子ですもんね。


読み終わったら調べようと思っていたので、読んでいる間中、希和子像は

松雪さんになっちゃってましたよ(笑)





結婚・家族・血のつながりの脆さ、危うさ、不確かさ

人と人との絆の暖かさと強さ



島にたどり着き、夏の迫り来る景色を見た瞬間にこの子とここで暮らそう、育てようと

決意するところ

生活は苦しいけれど、慎ましく幸せな二人の暮らしぶり。

島の人々の暖かさ、素朴さ。

「どこにもいかないよ!」と叫んだ幼い日の薫


島の自然や夏の暑さ。祭り。幼い薫の笑顔。

どれも自分で見たかのように

映像を知ってるかのように、思い描くことができるのは

作者の力量以外ないですよね


憎んでいるはずの「あの人」と同じように既婚者と恋に落ち、身ごもってしまった薫が

島に近づくにつれ思い出していくあの日のこと


「その子はまだ朝ごはんを食べてないのよ」と叫んだあの人

フェリーに乗った途端胸に迫ってきた匂い、愛された思い出、優しい記憶

なんだ私は、「あの人」を愛していた。愛されていた。ずっと一緒にいたかったんだ。






直木賞受賞後、さらに良くなってます

コンスタントにこんな作品が書けるなんてすごいなぁ~


お勧めです


映画化しそうかも?ですね(笑)


中山 咲
ヘンリエッタ

ひとり日和を読んだあたりから、若い女性の書いた癒しの物語?

みたいなものばかり手にとってしまっているような


この中山さんは高校生なのですね。

すごいなぁ


私が最近好んで選んで(いや、無意識に)いる本の主人公はみんな

若い女の子で

傷ついてうちにこもってしまうんだけれど、ほんとうにささやかな日常の

繰り返しの中で、人に出会い。季節を感じて。

ほんの少しの一歩を踏み出していくようだ


でもそれは、誰かや何かに癒された。ということではなく

自分の中の何かがほんの少し強くなったり、ちょっとだけ世の中を理解したりして。

育っていく。成長していく。過程みたいなもんなんだなぁ



実際、あきよさんとみーさんみたいな人がいたら

かーなり個性的だと思うんだけど

お互いを思いやり快適に慎ましく暮らす二人はとてもカワイイ大人の女なのね


良かったです


道尾 秀介
片眼の猿 One‐eyed monkeys

様々な伏せんがはられたトリック!


みたいなノリで興味をそそられました


うーーーむ。

X-MENみたいですね(笑)

確かにやられた~って思うんだけど、実際事件にはあんまり関係してないし

事件自体はたいしたことないっていうか・・

ミステリーうんぬんではなく、その登場人物たちに秘密があるって言うか

なんていうか・・


謎解きっていう部分でいうとつまらなかった。


ただ登場人物たちのキャラがたっていて、特徴があるのでシリーズ化して

このメンツで事件を解決していくのは面白いかもしれませんね


よしもと ばなな
人生の旅をゆく

ばななさんの色んなところに書かれたエッセイを一冊の本にまとめた

ものですね

ちょっと前に読んでいたのにUPするのを忘れていました


ばななさんのHPの日記をそのまま本にしたシリーズは

最初は好きでしたが最近はあまり好きではないので

このエッセイ集は期待感たっぷりです



旅に関するもの、仕事、愛や家族命といった感じで別れて収録されています


今の若い(?)女性たちの大変さを

なんというか分かりやすく、的確に表現してくれていて。

そう!!私もそう思うのよーーと共感せずにはいられません

仕事もオシャレも頑張りながら、子育てもして家族も大切にして。。なんてムリだ!

というような・・

ほんと、そう。

それを求められて、そう出来るのがイイとされているけれど。完璧にこなしてる人もいたり

するんだろうけど・・

実際全部を求めたって仕方がない

自分の中のプライオリティーにしたがって、ほかをある程度手を抜いたっていいんだ。

人の暮らし方は、その人だけのもの。人の数だけあるんだもんね。



彼女が愛犬ラブ子のことを語る文章はどこで目にしても

ほんとに伝わってきて、泣けますね

物言わぬ動物たちの、雄弁な優しさ。

飼い主をほんとーーに愛しているその気持ちは、人間関係ではなかなか

感じることの出来ない。すばらしさを与えてくれます

無欲の愛を注げるのは、やはり人と動物だからかもしれません


そして後半は、今の日本人は・・と。ある意味年寄りが昔を懐かしんでいるように

思われるような文章もありますが

人間同士の交流がありそれで成り立っていたよき時代

それがなくなっていて、マニュアル通り。それ以上でも以下でもない心のない応対

などは、やっぱり「なんだかぁー」とは思います

寂しいな、とも思うし。相手の立場や状況で臨機応変に対応できれば

勿論いいですよね


でもねぇ。じゃあ自分が他人にはそうしていないのか??と言われると

微妙なんっすよね。

こう、自分たちの無礼を(たいそうなことではないので)受け入れてくれる器がない

だなんて、そんなんだから客足が減る。大事な上客を逃した。

みたいなところは、うーーん。って感じです

どっちもどっちじゃないかな?って

ダメってことでも、慎ましやかに迷惑かけなければいいんじゃん?みたいなものが

まかり通っていったら、それまた変な世の中にになってしまいそうだし。


難しいです。


とはいえ、とても素敵なエッセイ集

ばななさんの本が好きな人は(勿論私も)是非!という感じです



山崎 ナオコーラ
浮世でランチ

「人のセックスを笑うな」のナオコーラさんですね



中学生。色々な個性を持った同士が、それぞれ自分の持ち味を生かしたまま

仲良くできる最後の頃なんじゃないかなぁ~

大人になるにしたがって、自分と違う人とは深く付き合わないようになるし

面倒な関係をうまく避けて万人と「とりあえず、うまくやる」という方法を

学んでいくんだろうから


その中学時代の思い出と、25歳で会社を辞め旅に出たOLである現状とを

交互に書いていきます


最終目的地のミャンマーに何があるかな?というのは

読み進めていくうちにわかります


結果、当初の目的ではなく思いがけない出会いがあるのだけれど。



主人公は、人付き合いが苦手で「人とは仲良くするのが、絶対的に良い」っていう

価値観の押し付けを納得できないままに大人になった。

自分がほんとうに言いたいことはいつも伝わらない、どうせ理解されないって思っている

旅をしていくうちに、

元同僚に言われたカチンちくる言葉をちゃんと一回飲み込んで

「その人らしいじゃない」と、「悪意などないのだ」と、思えるようになるところ

自分の発した言葉を、相手にちゃんと自分の意思と同じように伝わるとは限らない


「うまく喋れないけど、わかって欲しいの」としか考えてない人の

言葉に耳を傾けたいと思う人はいません


この言葉に詰まってるな~


自分はうまく喋ろうとしないのに。分かってもらおうと思ってないくせに。

実はわかって欲しがってる

分かってくれない人は、バカだと思ってる

諦めてる。


主人公はそんな子なんだ。

でも少し成長する


どこにも理想郷はないし、理想の友達はいない

会社は辞められるけどこの世界から出て行くことはできない

腑に落ちないことだらけの世の中でも、ここでメシを食っていかねばならない


私もそんな風に思うことはある


でも遠ざけて、一人で悦に入っていても仕方がない。


話してみることによって知るその人の一面

誰かといることによって感じる季節の時間の移り変わり


一人でやってる。と思っているのは自分だけ

みんな人に生かされているんだ。


私は、この何気ない終わり方が好きですね

何気ないことに気づかされるその瞬間が

生きてる、生かされてるって思うときなのかも


この世の中にいるって決めたのだから、いるしかないのだから

何度も誰かとご飯を食べるだろうし、わかって欲しいと思って

言葉を紡ぐのだ。