- 山崎 ナオコーラ
- 浮世でランチ
「人のセックスを笑うな」のナオコーラさんですね
中学生。色々な個性を持った同士が、それぞれ自分の持ち味を生かしたまま
仲良くできる最後の頃なんじゃないかなぁ~
大人になるにしたがって、自分と違う人とは深く付き合わないようになるし
面倒な関係をうまく避けて万人と「とりあえず、うまくやる」という方法を
学んでいくんだろうから
その中学時代の思い出と、25歳で会社を辞め旅に出たOLである現状とを
交互に書いていきます
最終目的地のミャンマーに何があるかな?というのは
読み進めていくうちにわかります
結果、当初の目的ではなく思いがけない出会いがあるのだけれど。
主人公は、人付き合いが苦手で「人とは仲良くするのが、絶対的に良い」っていう
価値観の押し付けを納得できないままに大人になった。
自分がほんとうに言いたいことはいつも伝わらない、どうせ理解されないって思っている
旅をしていくうちに、
元同僚に言われたカチンちくる言葉をちゃんと一回飲み込んで
「その人らしいじゃない」と、「悪意などないのだ」と、思えるようになるところ
自分の発した言葉を、相手にちゃんと自分の意思と同じように伝わるとは限らない
「うまく喋れないけど、わかって欲しいの」としか考えてない人の
言葉に耳を傾けたいと思う人はいません
この言葉に詰まってるな~
自分はうまく喋ろうとしないのに。分かってもらおうと思ってないくせに。
実はわかって欲しがってる
分かってくれない人は、バカだと思ってる
諦めてる。
主人公はそんな子なんだ。
でも少し成長する
どこにも理想郷はないし、理想の友達はいない
会社は辞められるけどこの世界から出て行くことはできない
腑に落ちないことだらけの世の中でも、ここでメシを食っていかねばならない
私もそんな風に思うことはある
でも遠ざけて、一人で悦に入っていても仕方がない。
話してみることによって知るその人の一面
誰かといることによって感じる季節の時間の移り変わり
一人でやってる。と思っているのは自分だけ
みんな人に生かされているんだ。
私は、この何気ない終わり方が好きですね
何気ないことに気づかされるその瞬間が
生きてる、生かされてるって思うときなのかも
この世の中にいるって決めたのだから、いるしかないのだから
何度も誰かとご飯を食べるだろうし、わかって欲しいと思って
言葉を紡ぐのだ。