- 真田 コジマ
- アンクレット・タワー
誕生日にアンクレットを買ってもらえなかったことが(ほんとうは、盗んだアンクレットをつけていることに
気づいてもらえなかったこと)原因で鉄塔に登り自殺を考えた少女
そのニュースを見て、その少女が助かることに自分の恋愛の結末を賭ける。
三者三様の悩みをかかえ、不安と後悔を持ちもがいている三人が
最後にはそれぞれに幸せになるのが読んでいて気持ちがいい。
ルックスだけで好きになったアクセサリーのような彼を持つナツキ。
5年前に自分から別れてしまった彼女をずっとひきずるマサシ。
子供ができないことが原因で、自ら夫に愛人をもつことを勧めてしまったマイコ。
年齢的にもマイコの話が一番グっときたかなぁ。
お互いが相手を気遣い、相手に嫌われたくない一心でついた嘘。
最後は「うんうん、よかったねぇ~。」と感情移入してしまいました。
その少女に押され、思い切って行動してみることで、
実は自分は誰かにとても愛されていることに気づく。
それぞれの恋愛ストーリー的には、先が読めてしまうものも多く、ある意味ありきたりなのだけれど
最後はちょっとグっときたし
幸せな気持ちになれたので。良かったです。
これが処女作ということなので次回作も読んでみたいですっ