『ウエスト ウイング」 津村記久子
2012年 発行ハードカバー長編です。古びたビル 東棟 西棟のうち東棟は撤去される。そして この作品には西棟に入っている進学塾や会社や飲食店の人達が登場してくる。空き室となってはいるが 自由に出入りできる部屋に休息に現れる人達がいる。OL 測量会社の男性 そして 小学生男子かれらは 一度も この部屋で出会ったことはないが机の上に置いたメモでやり取りしカメラの貸し借りや 文房具のやり取りなどうまく回転している。小学生が混ざっていることは 他の二人には知られていない。進学塾の勉強は まるでやる気がないが絵の才能は すごい小学生は考え方も大人びている。一番魅力的な登場人物に思われる。OLも 男性も真面目に働いている人達である。そんなある日豪雨に襲撃されビル内の人はとまどう。駅までの唯一の通路である トンネルが水没して通れなくなる。それをなんとか乗り切っていく人達の様子も楽しい。連続テレビドラマを見ているように私の脳内では 様々な場面が展開されていった。楽しかったなあ。。。