読んだ本の感想をきままに書いています。
2024年発行Kindleで購入。弁理士(特許を取り扱う) 大鳳未来 のこのシリーズはずっと読んでいる。今回は 難病である 「FJAP」(家族性若年型アミロイドーシス)という画期的な薬に 特許侵害の通知が3社から来たということで未来の下に依頼が来た。この病気の為に妻が亡くなり 息子は現在治療中という創薬ベンチャーの國広一心が「プロリュード」という新薬を生み出した。特許侵害が成立すると 薬を製造できなくなってしまう。製造しているのは別会社で その会社で使用した器具が今回の特許侵害訴訟の対象となっている。大鳳未来は 國広やメディカルドクター・黒崎恭司 と一緒にこの理不尽な訴訟に歯向かっていく。「シルバーブレット」 (銀の弾丸)ろは特効薬 決定打 というような意味らしい。難解なテーマで込み入ってはいるけれど争い自体は 理解できる内容なのでスイスイ 楽しく読めた。。。
電子図書館で借りる私の住む町の図書館では電子図書館のサービスがあって 2冊まで 瞬時に借りることができるのでわざわざ本を予約して 受け取りに行かなくても便利なのだけれど子供向けの作品が多く 中高年向けは ほとんどなくてようやく 見つけたので うれしかった。山本さんの作品は すごく好き~とまではいかないけれど毒がないので 結構読んできた。この作品の主人公は 専門学校を出て 栄養士として勤めている20代の女性。以前は東京勤務だったが 今は地方の家具メーカーの社員食堂勤務。そこには 古株の女性がいて 何かと目の敵にされている。彼女が住んでいるのは 一人暮らしには大きすぎる社宅でミゼットと呼ばれる古いおもちゃのような小型車。彼女はそれに グックーと名付けて 脳内会話している。主人公に あまり感情移入はできなかったが大人向けの読み物なので それなりに楽しめたと思う。
2018年発行お名前に「字」がつくのは珍しいですね。そして 円満字さんは 漢字について 色々研究されています。たぶん 本名だと思われます。この本では 「雨かんむり」の漢字についてその由来・蘊蓄などが 語られています。全部は読めませんが改めて 漢字の成り立ちや その意味などについて奥深いものだなあと感心しました。雨という字をじっと眺めるとたしかに 雨が降っている様を思い浮かべられます。図書館貸し出しではなく 手元に置いておけばときおり眺めてみるのも悪くないなあ。。。
2025年発行同じ電車内の同じ場所に 偶々 居合わせた人の人間模様が描かれていく。男子学生が車内でお腹の具合が悪くなる。隣の女性が座り込む。彼女も具合が悪いらしい。前に座っている女性が 席を代わろうと申し出るがこのままがいい~と断る。その他にも 犯罪者 刑事 痴漢 痴漢と間違われた人痴漢被害の女性などなど。複雑に絡み合った関係もあり段々 面倒くさくなってしまった(笑)作者さん スミマセン。。。でも 現実でもこんな風に 色んな事を起こり 知り合いも乗り合わせたりしているんだろうなあ。。。奇跡とまで思わないけれどこの電車に乗らなければ~乗っていたら良かった~車内の人間模様は 複雑で興味深い。
2022年発行鏑木さんの作品はこれまでにも読んできたがこの作品が一番 読み応えがあったと思う。医療と犯罪捜査の両面が描かれていく。一度の失敗から立ち直れなかった家入陽太郎は 父の知人である 三品が院長を務める病院に勤務している。ナイフで刺されて この病院に運び込まれた女性・五十嵐夏帆は感染症の疑いもあり 病院で亡くなった。夏帆は 独自で化粧品を開発している話題の女性だった。ナイフで刺したのは誰か?元夫 ストーカー クレーム手紙の人 など何人か容疑者がいるが 捜査は難航している。死因の特定も 難しい。見習医である 陽太郎は 刑事の成山佳子と お互いに惹かれ合う。カリスマ 独善的な 三品は 謎めいていて陽太郎は振り回されている。医師と警察のかけひき現実でも こういうのはあるのだろうな。。。
2013年発行作者は幾つかの仕事を経験した後に 37歳で医学部卒業主人公・藤山真悟は 大学附属病院に勤める内科医。その病院には 一風変わった先生がいた。紺野先生は 医師からは 先生と呼ばれたくない。そして 暇があれば デイルームで 患者さんたちとお話をして過ごしている。紺野は 「窓際ドクター」と呼ばれている。謎の多い紺野だが真悟は そんな紺野に惹かれていく。同僚の瑞希とも 刺激し合い 仲良くしている。激しい衝突などは 登場せず穏やかに物語は進展していく。。。現役の医師で 作家さんという例は結構あるのが とても不思議。。。
2026年発行このシリーズ 最初から読み続けています。毎回 様々な客が登場し それぞれの物語が綴られていきます。この老舗文房具店の店主である 硯と良子さんの ゴールインも間近となってきたようです。道具箱ファイルフラワーペーパースケッチブック多機能ペン私は文房具が大好きで 文房具店の商品をあれこれ眺めるのも好きです。家には筆記用具が あふれかえって降ります(笑)ここに登場するスケッチブックも もちろんサインペンも持っています。それぞれの物語が 私自身の思い出も蘇らせてくれます。ラストに登場する 多機能ペンは 見たことがないので今度 文房具店でチェックしてみましょう。。。
2020年発行山間の静かな 宝幢温泉が舞台。震災の為 もう温泉は出なくなった。大震災で 両親を失った 佐竹希子は 叔父夫妻に育てられた。地元の有力者の息子との縁談も決まっている。地元の広報する キャンペンガールの死キャンペーンガールの後を継いで 広報の手伝いを始めるが。。。近所の高校生 耀と一緒に 色々な地元の事件 ・謎を究明しようとする。色んな問題がからみあって 複雑で わかりにくかった(私の理解力がないせいかも)物語の展開は ひと昔前の小説のように思えた。
2017年発行主人公 朝倉雛子は 派遣社員を経て 「社会保険労務士」の国家資格を取り小規模経営の「やまだ社労士事務所」に勤務している。所長の山田氏 その妻の素子 そして 資格はないが 事務の大ベテランの 丹羽さん(子持ち)社労士とは 会社の総務部のお手伝いのようなもので採用から退職までの労働・社会保険に関する問題や 年金の相談に応じるなどの業務を行っている。資格としては 知っていたけれど実際にどのような仕事をするのか知らなかったのでそういう意味でも とても参考になった。丹羽さんには 「ヒヨコ」と呼ばれてしまう程の新米だが真面目に仕事に取り組んでいるようだ。まだ続編があるようなので 楽しく読んでいきたいと思う。
令和八年五月一日(と書いてあるのだが 今はまだ四月)令和5年に発行された本を文庫化。小説をイラストと吹き出しで描いた~まあ コミックに分類されるのだと思います。ツユクサナツコは 32歳父と二人暮らし 姉は嫁いで孫もいる。ナツコは ドーナツやさんで 働きながら漫画も描いている。その漫画の主人公は 「おはぎ屋春子」実際に体験したことを 少しアレンジして 漫画化している。この本では どちらも描かれているので その部分は ちょっと退屈に感じた。ドーナツやさんで働き 父と静かで穏やかな二人暮らし。いつもの ミリさんの展開だがラストで 衝撃あり。ここには描けないが タイトルから想像される方も いらっしゃるかもしれない。読後感は ほのぼのではなくて私の場合は しみじみ~ショック 哀しい という感じ。
2024年発行彼女の作品は これまで何冊か読んできたがこれは ちょっと今までのと感じが違うような。。。事件性はない。小規模な鋳物工場が舞台。悟は父親の営む 鋳物工場で働いている。熟練技術者の健司 と バイトで成り立っている。父親の孝雄が 「補導委託」を引き受けて事件を起こした少年を 預かることになる。父親は弁護士で ちゃんとした家庭の息子である春斗はおとなしい少年だが 時として 心が爆発を起こすようだ。少年との関わりだけでなく 悟の父親や 仕事仲間との関わりも同時に描かれていく。この制度のことは初めて知った。こういう少年を受け入れるのは とても勇気が要ることだと思う。全てが うまくいくとは限らない。寛容な心が必要だと思う。私にはとても無理だけれど。。。じっくりと読める作品だった。
2019年発行益田ミリさんが 「かわいい」と思う物を挙げて解説されている。所々にイラストあり 蘊蓄もあり。軽やかな気分で 楽しく読めた。彼女の可愛いと思う物は 私も同調できるものが多かった。シジミ小学生の下校シルエット駅弁のお茶おにぎりあやとり絵かきうた輪ゴムソフトクリームプリン・ア・ラ・モードメロンパン紙風船雪だるまどんぐりシャーペン駅弁のお茶 彼女はプラ製のしかご存じないようだけれど私は 陶器のも知っている(年上だから 当たり前・笑)彼女がプリンアラモードは外観だけ好みで 味わうのは 好きではないようだ。(私は今でもワクワクする)
2016年発行このシリーズ 2作目。同じ会社 同じ部署のOLである 阿久津麗子と 天野ゆいか は一緒にお弁当を食べるランチ仲間。たまに ランチタイム時の合コンを設定して楽しんでいる。ゆいかは 謎解きと 蘊蓄が得意。MENU1 その部屋ではなにも起こらないMENU2 密室における十人の容疑者MENU3 小日向家の犬はなぜ狙われるMENU4 秘密の扉を開くのはMENU5 そして、いなくなった彼女達の親しみやすい上司が移動になり女性の厳しそうな上司がやってきておまけに ゆいかも 転勤してしまう。第一作の方が 楽しかったような気もするけれど続編があるなら きっと 又読んでしまうと思う。
2012年 発行「BEE」 伊坂幸太郎「二百十日の風」 中山七里「心を掬う」 柚月裕子「18番テーブルの幽霊」 吉川英梨しあわせなミステリーや 短編のミステリーは 作るのが難しいかも。柚月さんの作品は 臭ってきそうな展開だけれど 楽しいが以前読んでしまったので 残念。アンソロジーは もう読むのをやめよう~と思いながらもつい選んでしまうのです。(笑)
2016年発行Kindle購入OL二人(阿久津麗子と天野ゆい)が ランチタイムに合コンをする~という設定。麗子は美人だが 彼が別の人と付き合い始め別れた所だし ゆいは恋愛経験なさそう。合コンランチのメニューは 中華 イタリアン などどれも美味しそうな献立がアップされているが彼女達の会社は ランチタイムの時間延長ができるようで2時間の 合コンタイムが確保できている。なかなか楽しい設定だがそれに加え ゆいは 蘊蓄と謎解きが得意なの で毎回 彼らの謎を解き明かしていくのが楽しい。MENU 0MENU 1 アラビアータのような刺激をMENU 2 金曜日の美女はお弁当がお好きMENU 3 午後二時すぎのスーパーヒーローMENU 4 帝王は地球に優しいMENU 5 窓の向こうの動物園MENU 6 ダイヤモンドは永遠にタイトルも楽しいが 中身もなかなか~(*^^)vどちらかというと私も 蘊蓄好きで 勝手に謎解きしたがり(笑)続編は 図書館予約。。。
2022年 発行このシリーズ2作目だが 3作目を先に読んでしまった。元捜査一課刑事の寺田聡が この警視庁降象犯罪資料館の館長である緋色冴子の指令通り動き 過去の難事件を解決していく。すでに時効を迎えている犯罪も多いようだが 真摯に犯罪解明に努力する姿やその二人のやり取り 捜査の経過など とても楽しめた。第一話 「夕暮れの屋上で」 23年前 女子高生が高校の屋上で殺害された事件。第二話 「遠火」 神出鬼没の放火魔の狙いは?第三話 「死を十で割る」 バラバラ殺人事件の謎究明第四話 「孤独な容疑者」 24年前の商社マン同僚殺害事件 彼にはアリバイがあったのだが。第五話 「記憶の中の誘拐」 5歳の少年の誘拐事件の謎
2025年発行初めての作家さんそして 金沢には この謎屋珈琲店は 実在する。東京にもお店があるようだ。この物語の主人公である 謎屋珈琲店のオーナーは作家の名前と同じ 峰月響介。この店では 謎解きクイズを出して正解すれば 特典があるようだ。でも この物語は この珈琲店のスタッフ間で起こる謎が描かれていく。いつもこの店に居座る 店長の幼馴染・樫原が色々な面で彼をサポートしてくれている。オーナーはHSP (Highly Sensitive person)という症状があり極度に繊細な人で 感情を自分でコントロールできない人のことをそう呼ぶら しい。ただの オーナーの謎解き~という感じではなくて結構シリアスな問題も含み やや 暗い展開となっていく。なかなか面白かったと思うが読んだ後も 心に 主人公達の 影のような部分が残ってしまったような気がした。
2024年発行この作家さんのお名前には記憶があるのでたぶん以前にも 彼の作品を読んだことがあるはず。さくらが丘小学校 四年三組の来週の目標ライオンの嘘神様の次くらいに小さいものから消えよデェイヴィッド・グロウ、サプライズパーティーを開くどの短編も楽しめました。上から順に登場人物たちの年齢が上がってきています。内容は 繋がりがないと思われます。たしかに人の死は 出てこないので安心して読めます。でも たいくつしなかったです。
2025年発行初めて読む作家さん。1961年生まれ 現役のお医者さん東京 自由が丘にある 「老年内科」を看板に上げている高齢者専門の診療所が舞台。小町院長と 若手の山里羊司の二人が勤めている。なかなか興味深い設定だと思う。ただ 自分自身は お世話になる世代なので身につまされるというか~わくわく楽しく読むという感じではなかった。どの話も 暗く重い雰囲気ではなくて明るく前向きな話だ。第一章 私のトリセツ最終章第二章 もう一つのまなざし第三章 キーを置いたその先に
2020年 発行このシリーズ2作目。前作より こちらの方が楽しめた。警察学校同期の 神崎と黒木は 今は同じ部署で働いている。黒木は 型破りな捜査で 神崎を煙に巻いてしまうがそれでも 二人の息はぴったり合っていて難解な事件も解決していく。刑事仲間のプライベートな事柄にもおせっかいをしていく 黒木は やり過ぎ~という気もするがたいていのことは うまく運び 相手にも感謝されているという不思議な人徳があるらしい。