妊婦の皆さま、「呼吸法」をご存知でしょうか
呼吸法はとくに出産時の痛みの軽減に有効と言われていますが、実は、他の場面でも応用し活用することが出来ます
つわり中も、呼吸法でリラックスすることで、つわりを酷くする原因とされるストレスを緩和させることが出来るかもしれません。
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安全な妊娠・出産に関する国際的権威であるデニス女史が、著書の中で、妊娠中にリラックスする際の呼吸法のコツをご紹介されています。
― ・10分で良いのでアームチェアやベッドで休息をとりましょう。
・とくに吐く息が心にほっと安定をもたらすことを意識しながら、数回深く呼吸しましょう。
・美しい海岸、静かな庭、またはお気に入りの休暇先のような平穏な場所に自分がいるのを想像しましょう。
・自分が選んだ場所を旅するイメージを意識しながら、ゆっくりと深い呼吸を続けましょう。
(筆者エミ訳)
Denise Tiran 『Have a Happy Pregnancy』(2011, Hodder & Stoughton)
ISBN-10: 1444100963
ISBN-13: 978-1444100969
Have a Happy Pregnancy (Teach Yourself)/Hodder & Stoughton
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とはいえ、鼻から吸い込んで口から細く長く吐く・・・というような正しいやり方があるため、自己流では試しづらいかもしれません
そういったものは敷居が高いと感じる場合には、上記のデニス女史のアドバイスのように、想像と深呼吸をまずは試してみてください。
10分といわずまずは1分だけでも、毎日行っていると違いを感じられると思います
私自身、第一子の妊娠中に呼吸法を練習し、良いリラックスタイムとなっていました。
徐々に上達し、出産時には呼吸のし方が上手だと助産師さんから褒められました。
陣痛に上手く耐えられるという効果は勿論ですが、褒められることで気持ちを強く持つことができ、冷静でいられました
さらに、出産後の日常生活でも、ひどい腹痛に襲われたときや注射を打つとき等、痛みに耐える際に引き続き役立っています。
深呼吸により酸素がいっぱい届いたら、おなかの赤ちゃんも喜んでくれそうですね