夏の午後、通勤時間帯とはちがう、混雑一服の電車内。

涼しげな空気が、やさしく乗客を包み込みます。

 

涼風に、心安らぎ、気もゆるみ、座るそばから、夢見心地へ。

涼しさに、ホッと一息、乗り過ごす。

 

 

少し前の電車では扇風機が回っていましたが、最近見かけなくなりました。

風があたるとセットが乱れるからでしょうか。

オッサンは乱れる髪の毛がありませんので、扇風機が良かったのですが・・・・・。

 

心地よい風に、おりたくなくなります。

『笛吹けど踊らず』と言いますが、

『風吹くと降りられず』です。

 

 

船頭多くして船山に上る。

 

評論家多くして国前へ進まず。

 

報告多くして会社業績上がらず。

 

マスコミ騒ぎ立て遺るものなし。

 

6月に実施された定額減税。

所得税3万円、住民税1万円、合計4万円の減税。

イロイロあれど、定額減税、有難きかな。

消費税に当てはめれば、40万円の買い物にかかる消費税が棒引きとも。

 

歴史は繰り返される、バブル崩壊・ナショナリズム台頭無きことを祈るのみ。

 

1934年から横浜港の歴史を見つめ続ける横浜税関

 

 

梅雨の夕暮れ、

横浜・山下公園、

ベンチに腰掛け、

何も考えず、ただぼんやりと、海と空を眺める、

日が暮れるにつれ海からの風心地よし、

右に氷川丸、左にベイブリッジ、上には夕暮れ空、

変わりゆく横浜にあって、変わらぬ風景、

此処にしか無い、このひと時、値千金。

 

 

ビールがウマイ季節到来。

 

何の意味もないですが、とりあえずビールの写真。

 

意図したわけでは無く、結果的に、Kirin City Beer 特集の様相に。

 

それだけ、  に通っていたということか ??

 

ビールの季節と共に尿酸注意報発令。

尿酸値が上がって痛風にならないように気をつけましょう。

足の親指に風があたっても痛いといいます、なにしろ痛風ですから。

柳の下で傘をさしている人が描かれた花札があります。

アノ人は、傘で風をよけているんですな、その名を 小野の痛風。

あっ、失礼、違いましたっ、小野道風でした。

 

好事魔多し、ウマイの後にはイタイあり、何事もほどほどがよろしいようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜新港ふ頭に1914年に整備され、

貴重な土木遺産でもあるハンマーヘッドクレーン

 

 

壮大かつ雄大な鉄骨建造物ハンマーヘッドクレーンを眺めていて、

ふと、耳によぎったのが、トリニ・ロペスが軽快に唄う天使のハンマー

リズミカルなギターに心が躍ります。

 

 

同じ時代に対照的なムーディーなサックス演奏で魅了したのが、サム・テイラー。

日本の歌謡曲もサム・テイラーにかかると、心揺さぶるムードミュージックへ。

当時は、どちらかと言えば、亜流と感じられるも、

今あらためて聞いてみると、なかなか心にしみます。

 

 

中央競馬・夏の北海道シリーズが、函館競馬場を皮切りにはじまっています。

スタンドからはコースの向こうに津軽海峡がのぞめ、晴れた日には遥か本州も見える競馬場は函館だけ。

馬が入る温泉があるのも函館だけ。

路面電車の競馬場前が最寄り駅というのも、どこかのどかで、ともすれば殺伐としがちなギャンブルの場所と一線を画します。

6月1日~7月14日まで12日間の短くも希少な開催です。

 

その函館競馬場で、

6月15日 第3レース  藤田菜七子騎手騎乗の サンマルブーケ が終始先頭にたち、途中からまれながらも先頭でゴールイン。

 

藤田菜七子騎手と言えば、

8月10日にアスコット競馬場で開催されるシャーガーカップ( Shergar Cup )へ選出されました。

シャーガーカップへのステップとなる1勝となることを期待します。

 

 

『主任警部モース』の感性豊かな若き頃を描いた

刑事モース〜オックスフォード事件簿〜(Endeavnour)』

 

モースを信頼し、その働きぶりをいち早く着目し、モースの後後ろ盾ともなる警部サーズデイが、ドラマの終わりに語った言葉、

持てる者持たざる者誰も勝つことはない

 

持てる対象は、

すぐに思いつくのは、金、名誉、地位などですが、

考えてみると、時間、安心、安全、ゆとり、余裕、平穏、心、優しさ、気遣い、

など、当てはまること・ものはさまざまです。

 

とかく、勝ち負けや優劣をつけたがる昨今ですが、

何を持って、勝ち負け・優劣とみるのか、

比較ができることなのか、意味はあるのか、

心や気持ち・感情といったアナログな世界では、

『誰も勝つことはない』

勝ち負けをつける意味が無いのでは、と考えさせられました。

 

モースの同僚で優秀な若き女性警官・トゥルーラブの言葉、

人生は前にすすむためにある

も、ドラマのストーリーと共に心に響きます。

 

ミステリードラマに『生きる知恵』あり。

 

 

有楽町駅のガード、無骨な鉄骨美にあふれたガードの橋脚。

 

分厚い鉄板や鉄骨をつなぐリベットの列や、機能を果たすだけでなく所々に施された装飾に、長い歴史を感じます。

戦前に作られ、空襲を乗り越え、終戦の混乱、高度成長期の活気、ビジネス街のにぎわい、サラリーマンの喜怒哀楽を、じっと見つめて来たことでしょう。

 

 


 

横浜・新山下の運河にかかる霞橋。

1896年に隅田川にかかる鉄道橋として作られ、

1929年に新鶴見操車場を横断する跨線橋・江ヶ崎跨線橋に活用され、

2013年にこの地に落ち着きました。

2013年には土木学会田中賞という栄誉に輝いています。

 

巧みに組まれた鉄骨は造形美そのもの。

人通りもまばらな橋ですが、まだまだ現役。

 

 


 

会社のハラスメント講座なるもので、

『男らしい という言葉は注意して使うように』と、言われましたが、

なんのなんの、『男らしさ』そのもの、無骨で武骨な鉄骨美です。

 

ミステリーチャンネル で放映された『アレクサの殺人ファイル~メルボルン編』

の主人公・アレクサ・クロウ が他と少し違うことに悩む女子生徒へかけた言葉、

成功は最大の復讐

 

元をたどると、フランク・シナトラの言葉だそうで、

つらい体験、苦しい想い、望まない境遇のなかで、

落ち込みながらも、いつか何か成功すれば、いやな思いをした過去を忘れさせてくれる、乗り越えられるという、一歩を踏み出すきっかけとなる言葉です。

 

 

成功と言うのは、財産や地位もあるかもしれませんが、

平穏・無事で穏やかな日々をゆっくりと過ごす心の持ちようなのかもしれません。

 

フランク・シナトラ がどう思っていたのかはわかりませんが、

アレクサ・クロウ は、そう思っていたのではないかと、ドラマの人物像から推測します。

 

 

札幌からイメージする木として、

ライラックが思い浮かびますが、ポプラ並木も目に浮かびます。

 

5月から6月にかけて、札幌の街を歩いていると、タンポポの綿毛を大きくしたような綿毛が風にのって流れてきます。

これは、ポプラの綿毛で、初夏にもかかわらず雪のように舞い、足元に白く積もっています。

 

赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)前は、綿毛見物には格好の場所。

ベンチに座って、心地よい風に乗って飛び交う白い綿毛を眺めるのは、ガイドブックには無い極上のひと時です。

 

でも、気を付けなければいけないのは、

ついつい気持ち良くなって居眠りをしますと、オッサンの脂ぎった頭に綿毛が降着して、綿毛オヤジになってしまうことも。

なかなか気づかないのは、ご愛敬。

 

でも、安心してください、頭にポプラが生えることはありませんから。