人とのつながり、人との信頼関係を大切にしてきた日本。
失われた数十年と言われますが、失いかけているのは、人を大切に想う心や、信頼する気持ち、人への気遣いなんかもしれません。
北岡伸一、野中郁次郎 著
『知徳国家のリーダーシップ』には、このようなことが記されています。
現代の日本は、オーバーアナリシス、オーバープラニング、オーバーコンプライアンスのように、MBAで教えられる世界が行き過ぎてしまているのではないか。
数値やルール、仕組みにガチガチに締めつけられてしまって、人間の野生とか自由度とか想像性といったものがどんどん劣化してきているように思う。
出会いを大切にして、共感をベースに、徹底的に議論するとか、仕事に夢中になって時を忘れるとか、そういう主観的時間を生きることが大切です。それを客観的な時間で切って、『働き方改革ですから、もうお時間でございます』というのは、それはないだろうと思う。
日本は制度をどんどん精緻化して、それで自分を雁字搦めにしている。
コンプライアンス過剰になり、先例から外れてはいけないと言う。
今の日本企業の最大の問題は、分析過多になっていることです。
この本の各所でふれられているのが、
三現主義(現場に行き・現物を見て・現実を知る)、現場の大切さ。
目先にとらわれず長期的に視野にたち、利他の考えを基本として世のため人のためを旨とする。
グローバルな視点にたち、国際協調を旨としながら、
日本人のやり方・考え方・積み上げてきたものを、
自信を持って貫き通すことを、忘れてはならない、
と、感じ入った次第です。















