『主任警部モース』の感性豊かな若き頃を描いた
『刑事モース〜オックスフォード事件簿〜(Endeavnour)』
モースを信頼し、その働きぶりをいち早く着目し、モースの後後ろ盾ともなる警部サーズデイが、ドラマの終わりに語った言葉、
『持てる者、持たざる者、誰も勝つことはない』
持てる対象は、
すぐに思いつくのは、金、名誉、地位などですが、
考えてみると、時間、安心、安全、ゆとり、余裕、平穏、心、優しさ、気遣い、
など、当てはまること・ものはさまざまです。
とかく、勝ち負けや優劣をつけたがる昨今ですが、
何を持って、勝ち負け・優劣とみるのか、
比較ができることなのか、意味はあるのか、
心や気持ち・感情といったアナログな世界では、
『誰も勝つことはない』
勝ち負けをつける意味が無いのでは、と考えさせられました。
モースの同僚で優秀な若き女性警官・トゥルーラブの言葉、
『人生は前にすすむためにある』
も、ドラマのストーリーと共に心に響きます。
ミステリードラマに『生きる知恵』あり。