有楽町駅のガード、無骨な鉄骨美にあふれたガードの橋脚。
分厚い鉄板や鉄骨をつなぐリベットの列や、機能を果たすだけでなく所々に施された装飾に、長い歴史を感じます。
戦前に作られ、空襲を乗り越え、終戦の混乱、高度成長期の活気、ビジネス街のにぎわい、サラリーマンの喜怒哀楽を、じっと見つめて来たことでしょう。
横浜・新山下の運河にかかる霞橋。
1896年に隅田川にかかる鉄道橋として作られ、
1929年に新鶴見操車場を横断する跨線橋・江ヶ崎跨線橋に活用され、
2013年にこの地に落ち着きました。
2013年には土木学会田中賞という栄誉に輝いています。
巧みに組まれた鉄骨は造形美そのもの。
人通りもまばらな橋ですが、まだまだ現役。
会社のハラスメント講座なるもので、
『男らしい という言葉は注意して使うように』と、言われましたが、
なんのなんの、『男らしさ』そのもの、無骨で武骨な鉄骨美です。