会計事務所応援 ブログ -26ページ目

「良い人」とはどんな人?

みなさん、こんにちは。

はや、あと半月ほどで4月。

新メンバーの入所を控えている
事務所様も多いのではないでしょうか。

それにしても

「良い人がいない」

「良い人が採れない」
 

今も昔も人の悩みは本当に尽きませんね。

ところで、「良い人」とは
一体誰のことを指すのでしょうか。

どんな条件が揃っていれば
「良い」と判断できるのでしょうか。


それを漠然とお聞きしてみると、

“簿記2級以上の資格を持ち
 2,3年以上の会計事務所経験がある人”

“コミュニケーション能力が高い人”

“素直な人、誠実な人”

こういった返答が大抵はあるものです。


未経験者の採用か、経験者なのかによっても
そもそも基準自体違ってくると思うのですが、

一言で表現するならば、

「その事務所に合う人」
「一緒に働きたいと思う人」を
優先的に探すべきではないかと私は思います。


実は、この点が折り合わない限り、
仮に先ほどのような条件すべてに
該当したからといって喜んで採用通知を出しても、
結局長続きせず悔しい思いをすることになります。

どんなにスキルフルな人材でも、
職場環境次第で、
流されることも潰されることも多いということです。


「そうはいっても、
 いまいる職員の言動まで変えるのは難しいよ」

という先生も多いはず。

そんな時は、
「何でもプラスにとらえられる人」を
ぜひ採用してみてください。

パナソニックの創業者である

松下幸之助さんは面接の際、

必ず「あなたは運がいいですか?」と
たずねていたというのは有名な話です。

世の中、
いいことばかり起こるとも限りません。

誰にでも、嫌な理不尽な目に遭う機会が
必ず一度や二度あるものです。

しかし、その一つ一つをできるかぎりプラスにとらえて

自分自身で柔軟に対処できるのか、
あるいはマイナスにとらえて腐ってしまうかは
個々人で差が生じます。

私がこれまでにおじゃましてきた会計事務所で、
長く勤められキャリアを積んできた方の
タイプを2つに大別すると、

■周囲の変化やプレッシャーに一切動じず、
 ひたすら我が道を行くタイプ

■周囲の変化やプレッシャーを
 一旦ポジティブに受け入れたうえ、
 良くも悪くも柔軟に対処するタイプ

に分かれる気がします。

前者のタイプをよしとするかはともかく、
後者のタイプは、最初こそ目立たなくても
経験と実績を積めば積むほど
所長先生にとって大変頼りになる存在、
つまり「良い人」になっているケースがほとんどです。

結局のところ、続かなければ
活躍の場を与えることもできないのです。


私自身、社会人になってから
数えきれないほどの面接を行ってきましたが、

「素直な人」「柔軟な人」「ポジティブな人」というのは、
その年齢やキャリアを問わず
必ずしも多数派というわけではありませんでした。

そこを見極められる自信がないという方は、
基準を数値化して客観的に判定してくれる
性格診断テストなどを利用するのも
賢い選択肢だと私は思います。

ただ、当業界が
専門職の集団という特殊性から、

“スキル重視か性格重視か”という不毛な2択で
悩んでしまう先生も結構いらっしゃいますが、

変化の激しい世の中でも、
ブレずに成長を続けたい税理士先生にとっては、
「良い人」の基準をこのような視点から
設けることもありではないでしょうか。


10年、20年前からお付き合いのある事務所で、
現場の主戦力として
活躍されている方をいま思い返すと、

新入社員のうちから
いきなり頭角を現していたという方のほうが
むしろと少なかった気がします。

あれも、これも、それもと欲張り過ぎず、
「ここだけは譲れない」という絞り込んだ基準を

ぜひ作ってみてください。

 

ちなみに、私たちの場合は

今も昔もかわらず

「素頭(地頭)の良い人」を求めています。


さて、みなさんの事務所では、
どのような基準で採用活動をされていますか?

 

 

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「まだまだ成長したい!」

みなさん、こんにちは。

昨日は「e-Tax」のシステム障害で、
繋がりにくくなっているというニュースが
流れていてびっくりしましたが、

本日はいよいよ3月15日。

みなさんの事務所の
進捗状況はいかがでしょうか。


確定申告シーズンを終えて、

毎年、税理士先生からお聞きするのは、

「こんな過酷な環境になったのは
 今年が初めて」

「来年こそは、ここまで
 ひどくならないよう何とかしたい」

という反省の弁。

それを裏付けるように、
3月末や5月末で退職者を発生させる
主な要因になっているのが、
確定申告シーズンに集中する
業務負荷からくる様々なトラブル。

その代表的なものに、
深夜残業、〇〇日連続等が挙げられます。

コロナ発生前にお会いした
とある地方のベテラン税理士先生は、

“毎年来る確定申告時期に備えて
 仮眠室が設置してある”

と当たり前のようにお話されていて、
正直驚きを隠せませんでした。

そのような力技に頼って乗り切る習慣は、
人手不足が深刻化する当業界のなかで、
すでに限界を迎えているのは間違いありません。

「もっとお客様の数を増やすことができれば
 事務所に資金的な余裕が生まれる」

「もっと売上さえ増やせたら、
 職員の人数も待遇面も改善することができる」

と所長先生が拡大ばかりに
力を入れれば入れるほど、

バックヤード業務が追い付かず、

“新規契約先を担当してくれる人がいない”

“顧客拡大行為そのものが、現場から忌み嫌われる”

というマイナスのスパイラルを
発生させることになります。

しかし、所長先生としては
成長のペースを止めることはできません。

どなたも
「まだまだ成長したい!」「現状がもどかしい」と
考えているはずです。

それがうまくいかなくなってしまった原因は、
『仕組みの老朽化』に他なりません。


私たちのグループ、
エヌエムシイ税理士法人では...

■年報酬単価を57万円から100万円へUP
■担当者を入力代行業務から解放
■巡回訪問から来社型・Web会議型へ大転換
■完全ペーパーレス化が基本業務を変えた
■在宅勤務が標準スタイル

といったように、
過去における失敗経験一つ一つを
地道に克服してきたことにより、

結果として、それまでは「業界の常識」と
信じられてきた従来のビジネスモデルを、
時代に合わせてアップデートすることに成功しました。

確定申告期を深夜残業で乗り切るという考え方も
過去の話になりました。

 

やり方次第で、まだまだ変われるのです。


確定申告シーズン終了直後。

税理士先生の事務所経営に対する問題意識が
一番高まるタイミングではないかと思います。

ぜひ、これから先
様々な同業や他業種の事例を参考にしつつ、
ご自身の事務所にしっくりとくる
「新たな事務所経営の“仕組みづくり”」を
模索していただきたいと思います。


私たちもこの4月より、
「エヌエムシイ税理士法人実践事例公開セミナー」
(無料Webセミナー)を開催いたします。

詳しくはこちら
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昨年の開催初日は、
全国31都道府県※、58事務所から
参加のお申込みをいただきました。

※参加数 1.東京都、2.群馬県、3.広島県

現在、6月まで開催日程が決まっておりますので、
ご興味のある方は、
ぜひご都合の良い日を選らんで
お申込みいただければと思います。
 

 

 

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「小さな発見」の重要性

みなさん、こんにちは。

毎朝、満員の通勤電車のなかで
特段意識することもなく時間を費やしているのは
大抵スマホによるサイト閲覧。

しかしせっかくの週明けから
気が滅入るニュースばかりでみて
ドンヨリした気分になるのも...

そこで、思い立って
季節の移り変わりでも感じられないかと
車窓の外を眺めていると
川沿いに濃く鮮やかなピンクに染まる光景が。

ちょうど河津桜が満開になっていました。

きっと毎日電車で往復していても、
周囲の環境の変化に気づかずに
スルーしてしまうことなど良くあるのでしょうね。

何かちょっとだけ
得した気分になりました。



コロナによって巣ごもり生活が当たり前になり、

私たちは、インターネットやテレビなどから
自ら欲している情報だけチョイスして、
まるでわかったかのような体感したかのような
気分になることが増えた気がします。

もちろん、私たちの生活圏からはるか遠くの情報が、
瞬時に手のひらから得られるのですから
こんな便利なことはありません。

しかし、自分自身の感覚器官を使って、
ダイレクトに人や物事を見る、聞く、触れる、感じ取る
重要性がこれまでとは大きく
変わってきているような気がするのです。


例えば、お客様先に直接訪問する頻度は、
以前に比べると事務所単位、担当者個人単位でも
減少してきていることは間違いありません。

そこで、メールやチャットでもない、テレビ会議でもつかめない
現場だからこそ得られる情報、
担当者が「あれっ?」と気が付くような情報を、
いかに少ない頻度のなかでキャッチできるかが、
顧客満足度の維持やトラブル発生を未然に
防止するカギとなってくるのです。


「事務スペースが一部改装されている」

「いつも必ずお茶を出してくれていた人が
 なぜか今日はいない」

「初めて目にする若手従業員に会った」


会計事務所の業務として、
その変化をどこまでビジネスの範疇として
捉えなければならないかは人によっても
違ってくるのかもしれませんが、

バーチャルでコミュニケーションをとる頻度が
今後ますます増えてゆくからこそ、
リアルのコミュニケーション、パフォーマンスに
希少価値が生まれてきます。

その変化をポジティブに受け止めるためにも、

作業時間で手一杯なのが日常化し、
肝心なコミュニケーションの機会を
二の次にしていた習慣を変えていく意識が大切です。

パソコンやスマホから一旦視線を上げ、
周囲を見回してみましょう。

感覚を研ぎ澄ますとそこには、

これまで気が付かなかった

小さな発見があるかもしれません。


 

 

 

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