会計事務所応援 ブログ -24ページ目

いまのうちから...

みなさん、こんにちは。


「これまで20年、
 自分自身のために顧客拡大、職員増員と
 拡張路線でやってきたものの、

 これから10年は、
 いままで頑張ってくれてきた
 次の世代を担う若手税理士先生と職員が

 食べるのに困らない顧客と仕組みを残すために
 時間を使っていきたい」

と、先日お会いしたとある税理士先生。

まだ50代前半で事業承継準備とは、
ご年齢からすると少しお若いような気もしますが、

こういったお考えの税理士先生に
お会いすることが時々あります。

昨年も、50歳前後の
某大手税理士法人代表社員の先生が、

「4、5年後を目標に、次の代表候補に変わっても
 盤石な組織体系を構築していきたい」

というお話しを聞きました。


決して気力を無くしてしまっていたり、
重いご病気を患っているわけではありません。


前者の先生は、
ご自身でずっと前から思い描いていた
税務会計とは違った世界のビジネスに
そろそろ本腰を入れたい。

後者の先生は、
ご自身が事務所を引き継がれた時の苦労を、
次の継承者にはできるだけ軽減してあげたい。

ご自身も、気力体力が衰える前に
気持ちにも時間にも余裕の持てる
生活スタイルを確保したいというお考えでした。


「死ぬまで現役!」という、
これまでのベテラン先生にとっては
ごく当たり前の考え方も、
年齢とともに変化しているように感じられます。


私は、両税理士先生とほぼ同年代ですが、

バブル崩壊後の就職氷河期を経験してきた私たちは、

もしかしたら、
あまり希望的、楽観的観測に基づかず、
つねに「慎重に」「確実に」という思考で
組織や社会を見ているタイプが

多いのかもしれませんね。


10年前、20年前は、
比較的ご高齢の所長先生が
大病を患われたり亡くなられたりすることで、
その後の対策が何も打たれておらず
お客様も従業員も大混乱に陥るケースがよくありました。

しかし、いまや事務所のM&Aが
活発に行われていますし、
血縁者だけでなく
年代の違う複数の税理士資格者で組織化されている
会計事務所や税理士法人が大幅に増えました。

ずっとサービスを継続してゆく、
お客様も従業員も守ってゆくという意味では、
当然のことかもしれません。


昨年お亡くなりになられた80代の税理士先生は、
以前お会いしたときに
こんなことをおっしゃっていました。

「私は親父から二代目として
 事務所を引き継ぐことになって、

 もうその日から次の代に
 引き継ぐ準備をしろと言われてきました」

そして、大きなトラブルもなく
見事に三代目へと引き継がれていきました。

もしかしたら
「いまのうちから...」という思いに、
早すぎるということはないのかもしれませんね。

みなさんの事務所では、いかがでしょうか。

 

 

 

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デジタルネイティブ世代との向き合い方

みなさん、こんにちは。

1990年代半ば以降に生まれた世代を、
「デジタルネイティブ世代」と呼ぶそうです。

ものごころついた頃から、
パソコンやインターネットが日常生活の一部に
なっているのですから、

私のような50代からすると、
うらやましいような
恐ろしいような複雑な感情におそわれます。


職場もお客様先も高齢化が深刻化するなかで、

これまで経験年数重視で
中途採用に依存してきた会計事務所であれば、
課題として認識しないまま
来てしまっているのかもしれませんが、

今後については、
業界を担う20代~30代のデジタルネイティブ世代を
どう取り込んでゆくか活かしていくかを
真剣に考えていかなければいけない時代に

差し掛かっている気がします。


例えば

ベテラン世代からすれば、

「早く税務会計の知識をつけて欲しい、
 社会人としてのコミュニケーション能力を高めて欲しい」

と感じる一方で、

デジタルネイティブ世代の彼ら彼女らからすれば、

「便利なSNSやアプリの機能をなぜ使わないのか、
 顧客訪問や紙媒体頼みのアナログな業務スタイルを何とかして欲しい」

と考えているかもしれません。

これまでのように、
ベテランが一方的に

若者を教えるという従来の構図から、

“税務会計の知識や対面コミュニケーションを
 感覚的に使いこなしてきた世代”

“デジタル媒体を感覚的に使いこなしてきた世代”

それぞれが得意とする分野を互いに教え合い、
弱い部分を補いあうことができれば、

会計事務所のDX戦略ももう少し円滑に
進めることができるのではないかと私は思うのです。

そのように進めていかないかぎり、
ベテラン勢として君臨する
アナログ世代の意見ばかりに押されて、

いつまでたっても、
職場の古い習慣が「目の前のお客様が求めていない」
というもっともらしい理由によって
いつまで経っても変えられないことになりかねません。


ここ数年で、
私もこれまでには

見かけることがほとんどなかった
「デジタルネイティブ世代のみの会計事務所」に、
遭遇する機会が増えてきました。

すでに開業の時点で、
原則的にペーパーや顧客訪問に依存したサービス体系がなく、
Web媒体を使った業務やコミュニケーションが基本。

そういったスタイルを良しとする、
経営者様を対象にした、
あるいはそういった働き方のスタイルに
賛同するスタッフを対象にした会計事務所です。

IT企業のような雰囲気を持つ、
それらの会計事務所は、
いまでこそまだレアな存在として
認識されているかもしれませんが、

ひょっとしたらこれまでの業界の常識では
考えられないようなスピード感で、
全国的な規模に発展する可能性もあると思うのです。

私自身、

それらの税理士先生とお話ししてみると、

「いままでとは、
 明らかに感覚的に違うな...」

と思うところがあります。


いまや

業務の電子化に取り組む動きが加速していますが、

同時に、デジタルネイティブ世代との
向き合い方についても
従来の考え方を改めなければならなそうですね。
 

みなさんの事務所では、いかがでしょうか。

 

 

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正式名称はどれ?

みなさん、こんにちは。

先日、地元からほど近い

とある街を歩いていると

やや新しめの電柱看板を発見。

“〇〇税務会計事務所”この先を左折

と表示されていました。

職業柄、初めて目にした
会計事務所はつい気になってしまいます。


看板に従ってしばらく進むと
その事務所は2階建てビルの2階部分にありました。

窓に貼られた看板を見ると、

“〇〇税理士事務所”

少し違和感こそありましたが、
苗字が同じでしたので、
きっと同じ事務所なのかなと
その場を去ることにしました。

ふと通りに面したポストが目に入り
何気なく表札をみると

“税理士〇〇事務所”201号

の表札。

また苗字が同じだったので、
さすがに違う事務所ということは
ないだろうなと思いつつ、その場をあとにしました。

のちほど、ホームページで調べてみると
サイト上では
“〇〇税理士事務所”となっていました。

やはり同一の事務所だったようです。


実は、このように
同じ事務所でも名称がいくつもあって、

「一体どれが正式名称なのだろう???」

と迷ってしまうことが
この業界では良くあるような気がします。


「登記されているのが、
 正式名称に決まっているでしょう」

という声が聞こえてきそうですが、

看板に広告宣伝としての
大切な役割をきちんと果たしてもらうためにも、

見た目を統一するという気遣いが
あってもいいのではないかと考えるのは
私だけでしょうか。

さて、みなさんの事務所ではいかがでしょうか。

 

 

 

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