会計事務所応援 ブログ -28ページ目

“得意分野を活かす”ということ

みなさん、こんにちは。

昨年の初夏にお会いした、
とある地方の女性税理士先生。

都内の某大手有名税理士法人で修行を積み、
地元で開業して4年目だそうです。

おおよそご自身と同じ境遇である若手経営者、
新設法人や個人事業主へ積極的にアプローチし、
その数は40件に近づくまでになりました。

しかし、

「せっかく顧問契約しても、
 1年ほどで事業そのものをやめてしまう」

「徹底した自計化指導と
 手厚いコンサルティングに努めているのに、
 報酬アップを切り出したとたん
 よその事務所に移ってしまう」

「修行時代に使っていた
 大手財務ソフトを事務所に導入したが、
 自慢の経営分析も
 あまりお客様に喜ばれている様子が見えない」

気が付くと、
顧客拡大の流れは1年近くストップ。
せっかく採用した職員のレベルも上がらない。

ご自身だけが、ひたすら忙しく
追い詰められたような心情に陥っている
とのことでした。
 
どうやら先生は、
帳簿作成やチェックといった分野は
あまりお好きではなく
経営分析やコンサルティングが得意とのことで、

「都会の事務所で培ってきたノウハウを活かして
 一件でも多くの地元中小企業の
お役に立ちたい」という高い志で、
開業に至ったそうなのです。

始めてのご相談を受けた私たちからすると、
ご質問させていただきたい項目は一つだけでした。


「なぜ先生の事務所のメインターゲットは
 新設法人でなければいけないのですか?」

スタートアップの経営者は、
まず売上を作ることが最優先ですので、
どうしても経理業務は後回しになることも
珍しくありません。

経営分析を実施するにしても
過去データの蓄積も極めて限定的。
そもそも事業が立ち行かなくなるリスクも高い。
出費にもシビアにならざるを得ません。

本来であれば、
先生の得意分野を活かす意味では、

ある程度の規模や実績のある会社を対象とした方が
はるかに相性が良いと
考えるのが一般的ではないでしょうか。


ただ、
先生の回答は意外なものでした。

「地元の税理士先生と
 “取った取られた”で
 揉めるのだけは絶対に避けたいから...」

とのこと。

どうやら、これまでずっと
近隣の税理士先生とお付き合いのない事業者、
あるいは設立したてで
税理士を探している事業者を
厳選してアプローチしてきたそうなのです。

これでは何年もしないうちに

営業活動が滞ってしまったのも頷けます。


せっかく高い志を持って、
地元開業にこぎつけても
一番の得意分野を活かせず伸び悩んでおられる先生。

もう少し前向きに、
事務所経営の方針を変えていただいても
よろしいかとは思うのですが、

みなさんは、どのように考えられますか。

 

 

 

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デジタルを活用した関係性の構築(その2)

みなさん、こんにちは。

前回は、事務所を引き継いだ
二代目の税理士先生が、
デジタルツール※『私書箱』を活用して
お客様との、そして職員の方との関係性を
構築していった事例を
2つの動画でご紹介いたしました。


https://ameblo.jp/nmc-blog/entry-12728583639.html

ご覧いただけましたか。


さて今回は、
“職員”という立ち位置から、

『私書箱』を活用することで、
どのような効果が得られたのかを
再び動画にてご紹介いたします。


日々の業務で忙しいのは、
所長先生も職員の方も同様です。

とくに、事務所経営という役割に
直接タッチしていない立場からすれば、

「今までやってこなかったことに
 なぜいま取り組む必要があるのか?」

「それを行うことで
 自分たちにどれだけのメリットがあるのか?」

という視点から考えてしまうのは
仕方ないことではないでしょうか。

なぜなら

“取り組んでおいて良かった”

“明確なメリットがあった”

と誰もが実感できる業務改革は、
ほとんどの場合
着手から何カ月も何年もかかるものです。

その間、不確かなことに

労力・時間を無駄にしたくないのです。

とはいえ、不確かな状況を承知で
どこかで一歩を踏み出さない限り
いつまでたっても結果が得られないのも事実。


そこで、所長先生が採った選択肢は
一体どのようなものだったのか。

どうやって
お客様、そして職員同士の関係性が
再構築されていったのか。

その結果、
どんなメリットを実感することができたのか。

二人の職員の方それぞれの視点から
お話しされていますので
動画にてご確認ください。

【動画】『私書箱』 を活用した事務所とお客様のコミュニケーション
https://nmc-ao.jp/shishobako_22022203/

【動画】職員から見た『私書箱』導入とその効果について
https://nmc-ao.jp/shishobako_22022204/


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デジタルを活用した関係性の構築

みなさん、こんにちは。

いま、税理士業界で深刻化している、
「後継者不足」の問題。

ただ、後継者という立場からすると

これまで先代が
長い歳月をかけて積み上げてきた
お客様、職員との関係性を
改めて一から構築することになるわけですから
色々と気苦労も多いことだと思います。

事実、私もこれまでに、
お客様とも職員の方とも
なかなか関係性がうまく築けずに悩み、
結局事務所を去ることになってしまった
税理士先生に何度も遭遇したことがあります。

どんなにたくさん本を読んで学習しても
やはり一人ひとりと直接的にコミュニケーションを
交わしていかないと構築できないのが人間関係。

お付き合い長い老舗の経営者、
創業当時から在籍していたような
大ベテラン職員の方、

先代が作り上げたゆるぎない環境のなかに
新たな存在が飛び込んできて
そこから良い関係を築くのは
決してたやすいことではないと私は思います。


そんななか、
デジタルツール※を上手に活用して、
“新しい関係性の構築”に挑戦している
若手税理士先生をご紹介させていただいます。

※デジタルツール
 :私たちが自ら開発し、グループ税理士法人で
  10年以上にわたり運用している
  情報共有化システム『私書箱』


今回はいつもと趣向を変えて、

税理士先生のインタビュー動画で
みなさんにご覧いただきたいと思います。


『私書箱』 導入の 経緯とプロジェクトの前準備
https://nmc-ao.jp/shishobako_22022201/

『私書箱』 の活用方法と今後について
https://nmc-ao.jp/shishobako_22022202/



『私書箱』にご興味のある方はこちら
https://nmc-ao.jp/system/crpbs/shishobako/
 


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