「小さな発見」の重要性
みなさん、こんにちは。
毎朝、満員の通勤電車のなかで
特段意識することもなく時間を費やしているのは
大抵スマホによるサイト閲覧。
しかしせっかくの週明けから
気が滅入るニュースばかりでみて
ドンヨリした気分になるのも...
そこで、思い立って
季節の移り変わりでも感じられないかと
車窓の外を眺めていると
川沿いに濃く鮮やかなピンクに染まる光景が。
ちょうど河津桜が満開になっていました。
きっと毎日電車で往復していても、
周囲の環境の変化に気づかずに
スルーしてしまうことなど良くあるのでしょうね。
何かちょっとだけ
得した気分になりました。
コロナによって巣ごもり生活が当たり前になり、
私たちは、インターネットやテレビなどから
自ら欲している情報だけチョイスして、
まるでわかったかのような体感したかのような
気分になることが増えた気がします。
もちろん、私たちの生活圏からはるか遠くの情報が、
瞬時に手のひらから得られるのですから
こんな便利なことはありません。
しかし、自分自身の感覚器官を使って、
ダイレクトに人や物事を見る、聞く、触れる、感じ取る
重要性がこれまでとは大きく
変わってきているような気がするのです。
例えば、お客様先に直接訪問する頻度は、
以前に比べると事務所単位、担当者個人単位でも
減少してきていることは間違いありません。
そこで、メールやチャットでもない、テレビ会議でもつかめない
現場だからこそ得られる情報、
担当者が「あれっ?」と気が付くような情報を、
いかに少ない頻度のなかでキャッチできるかが、
顧客満足度の維持やトラブル発生を未然に
防止するカギとなってくるのです。
「事務スペースが一部改装されている」
「いつも必ずお茶を出してくれていた人が
なぜか今日はいない」
「初めて目にする若手従業員に会った」
会計事務所の業務として、
その変化をどこまでビジネスの範疇として
捉えなければならないかは人によっても
違ってくるのかもしれませんが、
バーチャルでコミュニケーションをとる頻度が
今後ますます増えてゆくからこそ、
リアルのコミュニケーション、パフォーマンスに
希少価値が生まれてきます。
その変化をポジティブに受け止めるためにも、
作業時間で手一杯なのが日常化し、
肝心なコミュニケーションの機会を
二の次にしていた習慣を変えていく意識が大切です。
パソコンやスマホから一旦視線を上げ、
周囲を見回してみましょう。
感覚を研ぎ澄ますとそこには、
これまで気が付かなかった
小さな発見があるかもしれません。
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