佐々木舞香・野口衣織・齋藤樹愛羅を中心にメンバーの声のお仕事をまとめました。

(2020/2/24初出記事を改訂・追記、一部TVドラマ・舞台も含む)

 

(追記)「ドラマ・舞台のお仕事」については、こちらの記事をご覧ください。

 

 

  ボイスドラマ「絶叫学級」(2020)

2020/2にYouTubeで公開されたボイスドラマ「絶叫学級 黄泉の誕生編」(全4話)で、佐々木舞香、野口衣織、齋藤樹愛羅が声の出演をしました。アニメではなく、ちょっとイメージ映像が入る声のドラマです。

 

 

以前のレギュラーラジオ「イコラジ」冒頭の寸劇のようなバラエティではなく、本格的な声のお仕事といえます。経験値がそれなりにある舞香と衣織はともかく、樹愛羅が意外でしたが、思った以上の演技で男子生徒役の衣織の幼なじみ詩織役(しかもやや姉的な立場)を演じていて、#3では迫真の演技になってきます。

 

全編はこちらで順次見れます。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLuqVYlHGX4bHRrNUr3FdrJQpjJgzTz5Rp

 

毎回、冒頭で収録風景が少しと、はじめと終わりに3人のメッセージが入ります。

だいたい9分程度、最終話の#4は12分近くあり、聞きごたえがあります。

 

衣織は男の子役の声の出し方でも「衣織の声」とわかり、アニメCVの息づかいや感情の込め方でホラーっぽいお話の緊張感を醸し出しています。#2,#3では心の声(orナレーション)と地の声を使い分けているようでした。とくに#4はクライマックスで感情を爆発させる感じで、見せ場です。

 

舞香は案内役の黄泉(よみ)=優美の二役というか一役というか(およびそれ以外の役の声)で、とくに#1冒頭で語り出す黄泉の声など、最初は舞香の声とは思えないような声色でした。#4で「黄泉の声と私の声がぴったり重なる」という部分など、二人の人物が一人になる場面を巧みに演じています。

このドラマを聞いていても感じますが、舞香は天性の声優というべきか、いくつもの声を持っているのでしょう。イコラブの曲でも「部活中」とか「推しセカ」では、いつもと違う声で歌っているそうで、初めて曲だけ聞いたときにどこを舞香が歌っているのかわからなかったこともありました。

 

  初期の"声優アイドル"的活動(2017-19)

イコラブは代アニ所属タレントということもあり、また当初「声優アイドルグループ」をうたって結成されたので、デビュー前に全員が声優や演技のレッスンを受け、初期にはアニメ、ゲーム、映画吹替え等にさまざまなメンバーが初期に参加し、声優系雑誌で取り上げられることもありました(現在公式には「声優」を抜いて「指原莉乃プロデュースのアイドルグループ」とTwitter[X]などのプロフを統一しているが、地上波では今でも「声優アイドル」と紹介されることがある)。またメンバー全員ナレーションがそれなりにうまいのはレッスンを受けていたからと思われます。

オーディション応募時から声優志望だった(声優アイドルだから応募した)のは、佐々木舞香(愛知で養成所に通ったこともあるらしい)と野口衣織(高校の進路研究で代アニのサイトを見ていてオーディションを知った。代アニの高等科卒業)ですが、諸橋沙夏(さなつん)もたぶんドラマなど演技経験がイコラブ以前にあったと思われます。

 

劇場用アニメでは衣織と舞香が「サンタ・カンパニー〜クリスマスの秘密〜」(2019/11公開)で天使役の声を担当しました(なお、この作品のイケメン天使役は舞香出演の代アニCMの音楽を作った天月-あまつき-さんでした)。

また、代アニCM(オープンキャンパス)、「めざせ!プログラミングスター」(BS日テレ)や「特命ぺこぱ~ぺこぱ貸します~」(ひかりTVチャンネル+)といった番組やCMのナレーションといった声の仕事もメンバーが交互に行っています。

(追記)テレ朝の深夜番組「アイ=ラブ!げーみんぐ ~○○さんがオンラインになりました~」(2022.10-、MCアインシュタイン)でも齋藤樹愛羅、佐々木舞香をレギュラーにメンバーが交替出演(ナレーションも交替担当)。

 

演技という点では、全員で2018年に2つの2.5次元舞台(けものフレンズ、ガールフレンド(仮))を経験したので、演技や役作りの基礎を学んだといえます。

単独の外部出演では2019年、舞香の「脳漿炸裂ガール〜人間動物園〜」が最初で、大学の卒業留年のため降板となったものの諸橋沙夏も同年ロックオペラ「R&J」出演予定でした。沙夏は2021/11にJuliet aria「DustBunnySHOW」に初単独出演。

(2023追記)諸橋沙夏は23/3に「七人のおたく THE STAGE」(紀伊國屋サザンシアター,大阪サンケイホールブリーゼ)、23/4に「仁義なきギャル組長〜ジャーナリスト土門瑛太の"M資金"真相解明ファイル〜」(日本橋劇場)と立て続けに舞台出演。

野口衣織は23/10に舞台「フルーツバスケット 2nd season」(大手町三井ホール)に草摩依鈴役として出演。佐々木舞香も23/11-12にミュージカル「東京リベンジャーズ」( 天王洲銀河劇場, メルパルクホール大阪)に橘日向役で出演。

 

TVドラマ(舞香&齊藤なぎさ「幸色のワンルーム」、髙松瞳「本気のしるし」)や映画(なぎさ「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」の一話主演)の出演もありました。

(2022追記)22/1、斎藤なぎさがテレ朝系ドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」にレギュラー出演、ついでMBS/TBSドラマイズム「明日、私は誰かのカノジョ」でもメインキャラの一人ゆあてゃを演じました。佐々木舞香も22/1から九州朝日放送 & YouTubeの10回シリーズ「IDOLS〜Screen Test〜」にレギュラー出演。22/8-9にはMBS/TBSドラマイズム「生き残った6人によると」にオリジナルキャラクターで出演。

また、22/9/24にABC朝日放送でイコラブ・ノイミー共演によるTVドラマ「もしも、この気持ちを恋と呼ぶなら...。」が放映、主演は野口衣織と冨田菜々風。

(2023追記)23/7-8に野口衣織がMBS/TBSドラマイズム「DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」で主人公(日向坂46上村ひなの)の幼馴染ぷりん役で出演。

佐々木舞香は23/10-12、TBSテレビ月-木よるおびドラマ「Maybe 恋が聴こえる」に主人公・音瀬陸の子役時代からの幼馴染のシンガー橋口琴音として準レギュラー出演。

 

  衣織「走り続けてよかったって。」(2018)

本格的なものとしては、TVアニメ「走り続けてよかったって。」(2018/10, BS11で放映, 15分×4話)の主人公・千歌子役を衣織が演じたことがあります。

(当初の番組予告に佐々木舞香の名前があり、この時期休養しなければ舞香が演じた可能性があったのかも。このCVの件で衣織から舞香に電話があったらしく、励ましたという話を復帰後のSHOWROOMで舞香が語っていました)

 

このアニメは、代アニをモデルにした声優スクールで声優をめざす若者たちの夢と葛藤を描く青春もので、イコラブの「アイカツハッピーエンド」(4th c/w曲)がエンディングテーマ。その作詞・作曲・編曲をしたHoneyWorks(ハニワ)さんがアニメの原作、音楽、キャラクター原案も手がけていました。声優としての衣織はプロの声優たちに引けを取らないもので、千歌子という役を見事に演じていました。

「走り続けてよかったって。」は2019年末に豪華特典付きブルーレイが発売され、20/

2/25から=LOVE通販サイトでも取り扱い開始。

 

  舞香・衣織「推しをあつめて」(2021/4-22/3)

"いかりんぐ"コンビとして知られる佐々木舞香と野口衣織によるレギュラーラジオ番組「=LOVE 佐々木舞香・野口衣織の推しをあつめて」(略称推しあつ, 2021/4/3-22/3/ 26, 毎週土曜, [文化放送] 超!A&G+, 代アニ提供)。アニメ好きの二人がアニメやアニソンを語ったり、「Opening Collection」(寸劇)や「声に出して読みたいセリフ」(シティハンターのGet Wildが流れる)など声優っぽい演技も。二人の息の合ったトークが聞ける貴重なラジオ番組だった。22/3/26のレギュラー放送最終回は衣織が新型コロナ感染のため欠席し齋藤樹愛羅が代打出演。翌月4/20に二人揃っての最終回として「=LOVE 佐々木舞香・野口衣織の推しをあつめて  春の推し活1時間スペシャル」が放送された。

(参考)当時の同番組の雰囲気(いずれ削除予定)

 

 

  衣織&樹愛羅「シャインポスト」(2022)

ノイミー蟹沢萌子がメインキャラの一人を担当する大型メディアミックス・プロジェクト「シャインポスト」に、野口衣織と齋藤樹愛羅がCV出演することが22/3に発表され、前年5月からそのためのレッスンも受けていたことがわかりました。「シャインポスト」は21/10の情報解禁以降、放映前からTINGs(ティングス、劇中のメインユニット、TiNgSの表記もあり)のミニライブやラジオ等の活動を始めていた。

22/7から日テレ系Anichu枠、BS日テレで放送開始、MVはその前から公開が順次始まり、5/15から楽曲の配信も開始。8月にはシングル発売も。

(追記)#2で樹愛羅(ゆらシス)、#5で衣織(FFF)がフィーチャーされています。

 

(人気アイドルHY:RAINの巨大ビジュアル前でフライヤーを配るTiNgSメンバー)

くわしくは配役発表時のこの記事をどうぞ。

 

(2人の出演回、22:30あたりから登場)その後、8月にも2回出演。

(追記・参考)

 

  衣織、二次通「セイと紫狼」(2022)

野口衣織は以前から「二次通」(二次元領域拡大通信, BSフジ, 毎月第一金曜24時〜)のレギュラーとして記者役をやっていますが、一緒にレギュラーを務める放送部員役の久保田未夢さん(声優・アイドル、i☆Risメンバー)と一緒に、1分前後のショートショート「セイと紫狼」のCVをやっていて紫狼(シロ、シロウ)役CV、必見です(現在非公開)。22/5月初めにたくさんupされたが、界隈であまり話題にならなかった気がします(この二人で池袋を街ブラしたりアイドル話をする動画もこのチャンネルで見れます)。番組内の「衣織の理想の二次元男子具現化計画」(21/10頃から)が元にあるようで、それを先に見たほうがいいです。

 

こちらで「野口衣織理想の二次元男子具現化計画」をまとめて見られますが、⑤⑥でVキャラとなった紫狼(シロ)を自分が演じるのではなくヲタクとして見ていたいということになり、そのためなのか「セイと紫狼」シリーズは非公開となった模様。

 

摩訶不思議な設定の二人が噛み合わない日常会話をするギャグ的なアニメ(というか絵は動かない)で、二人のキャラはこちらの番組公式ページに書いてありました。

 

  舞香のボイスドラマ「多聞くん今どっち!?」(2022)

「花とゆめ」(白泉社)連載中の「多聞くん今どっち!?」(師走ゆき先生)がボイスドラマ化され、佐々木舞香がうたげ役でCV出演することが22/9/5情報解禁されました。出演経緯はよくわかりませんが、共演の江口さん、増田さんともに有名声優さんです。

「木下うたげは大人気アイドル・F/ACE(フェイス)の福原多聞くん推しの高校生。 ある日、ハウスキーピングのバイトで向かった先が、なんと多聞くん本人の家だった! しかも、多聞くんの本性はセクシー&ワイルドなアイドル姿とは真逆の、ジメジメ陰キャで…?」という設定です。「花とゆめ」22号、第3巻ともに10/20発売。

 

  衣織「ななし怪談」「MUSIC VERSE」ほか(2023)

2023/8にテレビ東京系「おはスタ」で放送されるホラーアニメ短編集「ななし怪談」全5話のゲスト声優として野口衣織が出演と7/24に情報解禁、8/8-12に放映された。

また、声優がらみではVTuber番組として日テレ系深夜で23/4から月1放送の新メタバース音楽番組「MUSIC VERSE」(MCは古坂大魔王とVTuber大空スバル)のレギュラーとして野口衣織、髙松瞳、齋藤樹愛羅、大谷映美里のうち数名、あるいは2人+イコラブメンバー(23/10の大場花菜など)が出演。

 

  衣織「魔王様、リトライ!R」(2024)

24/3/15情報解禁で、野口衣織がTOKYO MXのアニメ「魔王様、リトライ!R」にイーグル役で出演決定。2019年にアニメ化された「魔王様、リトライ!」(まおリト,12話)の第2作で主役(九内伯斗)以外の声優はほぼ交代。イーグルは、ヒロインの一人、三聖女の三女ルナ(ピンクの髪)の幼馴染。「貧民出身から聖女となったルナはイーグルを教会に迎えようとしたが "亜人" だったため聖光国から追放された」設定らしい。放送時期未定