25/12/11 5時半に2000万回に。高評価12万・13,904コメント。コンスタントな伸び+FNS歌謡祭(25/12/3)での中島健人さんとのコラボでストリーミングも再浮上。12/24に2050万回に。

25/11/12 9時に1900万回に。11/28に1950万回。10/5  8時前に1800万回に。高評価11万・13,242コメント。10/23に1850万回。8/27 15時に1700万回に。高評価11万・13,010コメント。25/7/21 10時半に1600万回に。高評価10万・12,860コメント。

25/6/18 15時半に1500万回に。高評価10万・12,650コメント。

25/6/11 高評価10万に。「しゅきぴ」9.7万「とくべチュ、して」9.3万を超える。

24/11/12の19:31についに1000万回再生達成!(歴代最速)  おめでとうございます!

 

(追記)24/12/15の2:00前にTHE FIRST TAKE版が300万回に到達しました。

(25/4に378万回に、25/5に406万回、25/7に470万回、25/11に570万回に)

 

 

(以下、当初記事に一部追記)

イコラブの17thシングル「絶対アイドル辞めないで」のMVが24/6/22に公開されて以降、これまでにない反響が沸き起こったこともあり、6/26に「テレ東ミュージックフェス2024夏」で地上波初披露(発売1月前)された機会に、イコラブMV監督まとめ記事から独立させ、追加情報なども追記補記しました。

※ファンの間の略称は「絶アイ」が多く、「絶ア」「アイ辞め」や稀に「絶ア辞め」もあり。

1番のみで1分45秒の歌唱でしたが、TVerでも見れました(配信期間終了)。

 
24/8/28、「THE FIRST TAKE」No.471にメンバー10人全員による「絶対アイドル辞めないで」が公開。8/30に100万回、9/4に200万回、10/7に250万回、10/30に270万回再生に。(文末の追記参照)

 

・24/8/8の16:20に「絶対アイドル辞めないで」のMVが700万回再生達成。驚異的なスピードだった11thシングル「あの子コンプレックス」よりも早く、イコラブのMVで最速達成(46日19時間半)。

※イコラブのMVで再生回数700万回を上回るのは他に「あの子コンプレックス」1129万回(高評価5.7万)「Be Selfish」756万回(高評価3.1万)「しゅきぴ」735万回(高評価9.1万)の3曲のみ。7/28に665万回で「呪って呪って」を超えた(その時点で高評価は5万に)。

また、7/31発売ですが日本レコード協会の7月期「プラチナ・ディスク」(正味出荷枚数25万枚超)に8/9に認定。

・24/7/4の17時半前(MV公開から11日21時間少し前)にMV500万回再生に達しました。あわせて高評価4.4万、6000コメントを超えた点も注目されました。

ソニー・ミュージックレーベルズによる500万回再生突破リリース。

 

(追記)YouTube再生回数のみならず、オリコンの週間ストリーミングランキング初登場(6月4週) 17位/合算シングル23位、翌週32位、ビルボードHot100初登場31位/streaming19位(7/3)、翌週Hot100 57位/streaming32位と発売前に上位に。またTikTok, Spotify, AppleMusic, LINE MUSIC等のサブスクにもピックアップ(楽曲チャートランクイン)された。

TikTokはイコラブ公式としてこれまでにない多さのコンテンツをアップ(60以上)。TikTokでの楽曲再生数は1億回を突破(11/22のSony Musicリリース[TVアニメ「クラ婚」OPテーマ決定]では「TikTokでの楽曲再生数は2.2億回に到達」とのこと)。

文末の追記でも触れた本楽曲の作曲・編曲者で7人組ダンス&ボーカルグループGENICメンバーでもある小池竜暉さんや柏木由紀(ゆきりん)さんのTikTok以外にも、タレント・アイドルでは、森香澄、小栗有以(樹愛羅と)、月足天音(FRUITS ZIPPER/元HKT48)、宮﨑想乃(元HKT48/モデル)、松本ももな(高嶺のなでしこ/元ラスアイ)、橋本桃呼(高嶺のなでしこ)、畑美紗起(×純文学少女歌劇団/元ラスアイ)、iLiFE!あいす、VTuberさくらみこ(みこち/ホロライブ)、VTuberラプラス・ダークネス(9/21up,ホロライブ)、NMB48の複数メンバーさんほか多数の皆さんがTikTokに投稿(また男性アイドルファンが推しへのメッセージとしてもこの曲で数多く投稿)。

少年忍者の川﨑星輝[ほしき]さんと山井飛翔[つばさ]さんのTikTok投稿も(24/8/16up)。

 

8/28にはイコラブ公式TikTokに、同日深夜の番組「よるのブランチ」で共演した秋元真夏さん(元乃木坂46)と瞳・衣織の3人で。

11/4には、JO1の公式TikTokに白岩瑠姫[ルキ]さんが投稿。

 


17thシングル「絶対アイドル辞めないで」

MV監督: 新宮良平(BABEL LABEL)  24/6/22 20:30up (7/31発売)  

シネスコサイズ[横長画面] 佐々木舞香センター 

作詞:指原莉乃/ 作曲・編曲:小池竜暉、菊池博人/ choreographer:武田舞香

 

MVプレミア公開直前に5/28より体調不良で休養中だった佐々木舞香が6/26から活動再開のお知らせ。13thシングル「この空がトリガー」以来の単独表題センターに。

他界隈からの共感・反響の大きさはこれまでにないものだった。

6/25、YouTubeJapanが「思ってること、全部この曲に詰まってました…」とコメント。

指原P「自分の中のアイドルオタクを呼び起こして書きました! 男性グループでも女性グループでも、アイドル好きな方にぜひ聴いて頂きたいです」(Xより)。

「わあ!表題曲でアイドルをテーマにした曲がついに来た!!(……)私はアイドルですが、私もこの歌詞を読んで、ファンの皆さんに抱く感情として同じところがたくさんあるなと思いました」(大場花菜はなコミ#34)

MV最後に小さい字でスタッフ・クレジット、こんなに詳細なのは異例で特にCG/VFX関係が多く、本格的なCG合成カット多数。Caiの豊浦慶祐、SHIMAHARA MATTE-ARTの嶋原芳樹(白組出身、「陰陽師0」等の背景)、StealthWorksの米岡馨[ケイ]・河野真也といったCG/VFX界のスペシャリストたちの名が並ぶ。

 

※公開12時間で50万回、24時間で75万回・高評価2.4万・人気急上昇中の音楽#11に。6/24 2時半に100万回(歴代最速)、同日22時に150万回・高評価3.1万・3300コメント・急上昇中の音楽#5に、6/25 18:20に200万回、6/26夕方に250万回, 6/27 17時に300万回に。

(オリジナル記事に若干補足)

 

6/29 19時に350万回・高評価4万・5140コメント・急上昇中の音楽#5。

6/30 5時すぎに400万回に(いずれも歴代最速)、同日に高評価4.2万・5600コメント。

7/4 17時半に500万回・高評価4.4万・6000コメントに。

7/11 17時すぎに600万回(歴代2位)・高評価4.6万・6700コメントに。

7/13にインドネシア語、タイ語、仏語、英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)の字幕追加。(たぶん「あの子コンプレックス」以来で仏語と簡体字も追加された)

7/17から「Dance Focus ver.」(1人ずつダンスを追った"チッケム"風の推しカメラ)がYouTubeとTikTokで、ソロ映像「衣装チェンジver.」がTikTokで公開開始、毎日2人ずつ。

8/8 16時20分に700万回(歴代最速)・高評価5.2万・7340コメントに。

9/6(デビュー7周年当日)午前に777万回、高評価5.8万・7870コメントに。

9/14 1:10すぎに800万回(歴代最速)、高評価6万・8000コメントに。

10/14 12:10すぎに900万回(歴代最速)、高評価6.8万・8890コメントに。

8,9,10月ほぼ同じペースで増加。

11/12  19:31に1000万回、高評価7.2万・10,515コメントに。

※イコラブMVで1000万回再生を超えるのは他に「あの子コンプレックス」のみ(11/12に1165万回)。「あのコン」より340日も早く達成と驚異的ペース。

11/14に1000万回達成記念として公式YouTubeチャンネルに「LIVE Ver. full (from イコノイジョイ2024)」が公開。25/1/19に100万回再生に。

25/1/2  11時前に1100万回、高評価7.8万・11,410コメントに。

25/2/15 19時前に1198万回でついに1位の「あの子コンプレックス」を抜きイコラブMV再生回数1位に。

25/2/16 16時すぎに1200万回、高評価8.3万・11,675コメントに。

25/4/22 12時前に1300万回、高評価8.9万・12,040コメントに。

25/5/19 19時前にイコラブ初の1400万回、高評価9.5万・12,335コメントに。

 

 

MV Dance ver.が24/8/1に公開。白セーラー衣装、後半でアイドル衣装に。

 

この曲は、ファンがアイドルによせる想い(終わらないでこのままずっと続いて、という不可能に近い願望)をアイドル側が歌うというもので、歌詞では主人公の「私」(オタク)と「君」(アイドル)の関係を歌い、「だって君はアイドルよ」という歌詞もあるので女性視点の歌であり、ふつうなら女性オタクと男性アイドルと想定できるが、作詞家・指原莉乃のことを知っている者には女性オタクと女性アイドルの関係と見ることもできるだろう。

 

[指原Pの背景となる原体験]  指原莉乃は大分にいた少女時代からモーニング娘。のオタクで親同伴でコンサートに行ったり小学生時代から2chの掲示板などを見たりハンドルネームで投稿していた。特にモー娘。6期の亀井絵里(2003-10年に活動)の大ファンだったが、彼女は病気治療を理由に卒業してしまい、そのまま公の場から姿を消した。その時点で指原莉乃は既にAKB48に加入し(2007)アイドル活動をしていて、2010年は太田プロ移籍、総選挙19位、ブログ開始などの年だった。ほかにも熊井友理奈(2004-15Berryz工房)や10期の佐藤優樹(2011-21モー娘。)らのファンを公言していたが、急に推しが卒業し二度と会えなくなる原体験は彼女だったのでは。

 

[イコラブファンにとっての本楽曲] この曲はMV公開前日にサムネが公開されたが、これは通常のティーザー(MVの一場面をヒントとして出すもの)とは違って文字のみで

5月前後から体調不良でいくつかキャンセルが続き、5/28から正式に休養に入っていた佐々木舞香(数ヶ月の休養とおそらく9/7,8の7周年コンサートでの復帰がファンの間で予想されていた)のメンバーカラー(白)と公式グッズに見られるグレーと白の組み合わせだったので、にわかに佐々木舞香の復帰&センターの可能性が騒がれ始めた。

そして20:30という変則的なプレミア公開(通常は21時か最近では22時が多かった)の少し前に公式HPに「佐々木舞香 活動再開のお知らせ」が出たので、昨日の予想は確定的となった。そしてMVが始まると「絶対アイドル辞めないで」というタイトル・内容で、ちょっとした衝撃となった。

17thシングルは当然ながらだいぶ前から企画され、レコーディング、MV撮影も舞香休養前に終わっていた(とくに今回はCG/VFXに手間がかかっているので通常より早く進行していた)はずだが、偶然のタイミングが重なったため、これは佐々木舞香へのメッセージではないかとさえ感じられもしたのだが、この曲や歌詞を舞香の休養・復帰や今後の去就と結びつけるのはナンセンスだろう。指原Pからもすぐにこういうポストがあった。

 

イコラブファンにとっては、これまでアイドルとファンの関係を歌った歌は、「推しのいる世界」(6th c/w, MVではアイドル側とオタク側を両方メンバーが)「君と私の歌」(7th c/w, アイドルとファンの相互的な歌)「だからとて」(14th c/w, オタクの想いを歌い本楽曲とも重なる曲, 僕目線で「だからとて 交わらない世界の僕と君」という一節が印象的)などがあり、特殊なものとしてはコロナ禍初期に急遽配信された「次に会えた時 何を話そうかな」(イコラブノイミー合同曲)もあった。また、アイドルになれかった者から見たアイドルをネガティブに歌う「誰にもバレずに」(16th c/w)も強烈な楽曲だった。

 

姉妹グループ≠ME(ノイミー)にも「君はスパークル」(3rd c/w)という名曲があり、こうした歌はイコラブ(姉妹グループ含めイコノイジョイ)にとって珍しくはないとも言えるのだが(アイドルやメンバー同士を歌った曲も幾つもある)、多くは自分たちのグループのファンや時にはメンバーに向けたもので、世間に広く聞かれる表題曲でこうした楽曲は初めてであり、何かこれまでとは違う強いメッセージと振り切り方を感じさせるものだった。

 

楽曲の印象としては、このところ高度な歌唱技術やクオリティの高いパフォーマンスを見せてきたイコラブにとって、「シンプル」で「軽い」印象を個人的に受けた(しかし聞いていると中毒性があって繰り返し聞きたくなる曲)。一見カワイイに寄せた曲でセンターの舞香はじめ(いつも聞かせどころが多い)諸橋沙夏や野口衣織の歌い方も歌い上げずに軽めに歌う感じで、最近のソロを繋いで全員ユニゾンがほぼない楽曲に比べてより"アイドル的"な楽曲・歌唱とも思えた。

しかし、その後の他界隈からの反響の大きさを知るにつけ、この楽曲が「あらゆるアイドルファン」に向けたもので、TikTokで一時的にバズるのとは違った幅広い訴求をめざして「共感の輪を広げる」「仲間を増やす」という狙いから導き出された歌詞・楽曲だったのではないかと思えてきたのだった。

 

[他界隈からの共鳴・反響] 「絶対アイドル辞めないで」という強烈でストレートなタイトルと(オタクの心情から書かれた)その歌詞には、YouTubeのコメント数の多さ(6/26時点で4400超, 高評価も3.7万と従来より格段に多い)とその内容から、他界隈からの反響がこれまでにないほど多かった。しかもイコノイジョイ[指原莉乃プロデュースのイコラブ・ノイミー・ニアジョイの総称]はじめ女性アイドル界隈に限らず、男性アイドルのファンからの共感の声が多かった。そのほぼ全ては歌詞に対するものだった(コメント欄以外にnoteやはてなブログにも様々な投稿あり)。

なかでも昨年から事務所の問題で振り回され続けた旧ジャニーズ関係グループのファンからの声がとくに目についた(グループの分裂や移籍、メンバーの独立・卒業などが相次いだからか。また別の理由でHiHi Jetsのファンからの応援もあった)。ほかにも宝塚ファン、K-POPアイドル、あるいはライブアイドルの突然の卒業や活動終了まで、そうしたさまざまなファンたちのどこにぶつけていいかわからない想い、言いたくても言えない言葉を代弁した歌だったということが浮き彫りになっていったのだった。 

現役アイドルからも「刺さった」というコメントが幾つもSNSで見られた。アイドルファンでありアイドルでもあるという人は結構高い比率でいるだろう(当然ながらイコラブメンバーのなかでも)。

 

モデルプレスさんによる24/6/25付け記事「=LOVE新曲「絶対アイドル辞めないで」が話題 (...)ファン目線の歌詞に「オタクの総意」「指原莉乃天才」の声」

https://mdpr.jp/music/detail/4310288

 

とくに「これは報われないおとぎ話」という歌詞は、反応も多く、広い人々に響いたように感じられた。歌われる個所からしてもこの曲の1番の肝であり、キーワードでありキラーワードとも言える言葉だが、字義通りにも屈折してもさまざまに解釈できる(だからこそ多くの人に響く)言葉に思える。

[解釈] 個人的に「報われない」に感じたニュアンスはネガティブなものというより、アイドルに限らず(スポーツでも俳優でもアニメでも)対象が何であれ「推しへの無償の愛」という意味での「報われることを期待しない愛情」、あるいは(そして二人は結ばれて、その後幸せに暮らしましたとさという)「報われて終わるおとぎ話」の逆という意味、「結ばれて終わることがないお話」というニュアンスでした。

では、そういう関係は無益で無意味なのかといえばそんなことはありません。アイドルファンは輝く推したちによって多くの充たされた体験を味わって報われていて、互いに支え合ってもいるからです。

そしてその時間がずっとこのまま続いてほしいと想いながら「絶対アイドル辞めないで」とは言えずに心に留めている。その閉じ込められた想いを"解き放つ"と同時に「これはおとぎ話」の世界、ファンタジーであり幻想の世界なのだとも言っているように感じる。

(追記)髙松瞳「この曲のいいところは、最後に「これは報われないおとぎ話」と歌っているところです。「絶対アイドル辞めないで」という思いに対するアンサーのようなフレーズがラストに出てくることでよりエモーショナルになっていて、アイドルの切なさ、“幻想”を強調していると思います。」(8/1付の音楽ナタリーインタビューより)

 

(追記)歌詞検索サービス「歌ネット」が24/7/25付の「歌ネット注目度ランキング」を発表、5位に=LOVE「絶対アイドル辞めないで」がランクイン。これは「これから発売される、歌詞が注目されている楽曲」のランキングで、「歌詞閲覧数」+「いいね!クリック数」の割合で"発売前楽曲のみ"をランキング。ちなみに5位を除く1-8位はすべてOfficial髭男dismのニューアルバム「Rejoice」収録曲だった。

 

[MVの世界] 今回、あまりにも歌詞に注目が集まっているために、MVの映像についての感想や考察(少なくとも説得力のあるきちんとした考察)をあまり見かけないが、一流のスペシャリスト(「シン・ゴジラ」「陰陽師0」等々に関わったような方々)を集めたCG/VFXはとても手がかかっていて、お金も時間もかかっているのは明らか(メンバーも完成版を見たのは公開2日前とのことなので、ひと月半以上の期間をかけたと思われる)。それだけの予算をSONYがかけられるグループになったという実感があった(韓国やフィリピンロケもそうだったが)。

たとえばゲーム的終末世界での美少女戦士のような"サバイバー"チーム(髙松瞳、瀧脇笙古、諸橋沙夏の3人シーン)の現場写真とMV内の空間を比較しても一目でわかる。現場には足場となるものぐらいしかない。

(↑撮影現場の状況と↓完成した背景空間、武器のデザインもオサレカンパニーしのぶさん)

 

 

リーダー山本杏奈はSHOWROOMでどういう撮影現場がどんな映像になったのか是非メイキングを見てほしいと言っていました(TYPE AのDVDに収録)。

わりと反響が多かった無数の花びらと踊るシーンももちろん合成です。

Sana Morohashi

Risa Otoshima

(7/30追記)TypeAに入っている特典映像のMV Makingを早速見てみると、ふじ棚シーンも含め全てスタジオ撮影、しかも舞香の月の女神、花菜 ・杏奈の巨大なガラスの靴、上記の3人の戦士のシーンは完全に何もないブルーバックでした(月もない)。みりにゃと衣織のペアシーンは実際のクッションなどがあり、樹愛羅と莉沙のペアシーンも小さな小屋が一つだけあり"使用人のシロクマ"と言っていました。花びらと踊るカットは白バックに合成用のマークが入ったバックでした。合成プロセスについてはメイキングなし。

ほかにこのMakingで印象的だったのは、レコーディングで舞香が(出だしから)「指原さんからの"愛と圧"を感じながら歌っている」と言っていたこと、MVがどうなるのか、ライブでファンの前でパフォーマンスするとどんな感じなのかレコーディング時にみんな興味津々だったこと、振り入れでは(武田)舞香先生がすごく映るのでメンバーよりつい舞香先生に見とれてしまうこと(そういう撮り方をしている)、フォーメーションや振付が難しそうなこと、今回もまた1日目の振り入れでは舞香が仕事のため代理の方が佐々木ビブスで入り別日にマンツーマンで振り入れしていたこと、などいろいろありました。

 

MV監督の新宮(しんぐう)良平さんは、Wikipediaのページを見ても多様なMVを手掛けるキャリアのあるディレクターとわかります。旧欅坂の主要なMVを担当されていますし、秋元康関係の吉本坂、WHITE SCORPION、僕青なども手がけています(作品リスト参照)。(追記)24/9/3upのニアジョイ2nd表題曲「初恋シンデレラ」MVも監督。

 

たとえば、安室奈美恵の「Hero」(NHKリオデジャネイロ・オリンピック・テーマソング, 2016)を見ても、以前からCG空間やVFXを得意とする方とわかります。

 

同じ新宮監督で「絶対アイドル辞めないで」の数日前公開のSnow Man「BREAKOUT」MV(ずっと人気急上昇中の音楽#1)はすでに2400万回再生、高評価17万です(その後5570万回再生を越え高評価19万・30000コメントに[7/28頃]。なお「BREAKOUT」はイコラブと同日発売)。

 

このMVは3重の世界で構成されていると思われます。

 

白セーラーの世界 ふつうなら白でも襟にラインが入っていたりスカーフに色があるが、ここではスカートも含めすべて真っ白、髪はシンプルでストレート。カラフルな色がついていない状態。ふじ棚の下で歌うのでアイドルではなく「ファン側の世界」を表わしているのか、全身白がシロクマにもつながる。(そうでないとすれば「アイドルの素の世界」or「アイドルになる前の状態」か?)

 

アイドルの世界 別の空間で無数の花びらと踊るアイドル側の世界。イコラブカラーの薄いパステル調のチェックの生地でフリルが多い歌衣装。衣装デザインのしのぶさんによれば「平成アイドル」がテーマとのこと(平成にイコラブちゃんがいたらこんな衣装、とみりにゃがメイキングで説明していました)。

(IDOL360 ver./ イコラブ初の360°回転するフィギュア風動画/ 7/1からアイウエオ順公開)

 

ファンタジー(おとぎ話)の世界 現実離れした衣装とメイク、幻想的な非現実の世界。手の届かない「別世界」にいる存在、「偶像・女神としてのアイドル」。 樹愛羅と莉沙はシロクマのいるメルヘンチックな緑の家、花菜と杏奈は巨大なガラスのハイヒール、瞳・しょこ・沙夏は先の"サバイバー"戦士、衣織とみりにゃはピンクのグッズやぬいぐるみで埋め尽くされたハートのクッションの部屋、センターの舞香は月の女神。

 

この3重の世界すべてはアイドルが関わる世界で1番目と2番目は対称的だが、3番目の世界は全てが過剰でそこにファンは入ることができず、アイドルが偶像たる姿を遠く眺めるしかない。

そこまでにちらちら写るが「星(推し)の幸せを願った」という歌詞のあたりからメンバー後方にずっと大きなシロクマが写り込み、アイドルを遠くから応援している、しかし目立つ大きな存在として現れてくるが、あれをオタクの象徴と捉えた人が多かったようだ。シロクマの反対側には黒い馬の像が置かれている。

 

衣装の茅野しのぶさんはXにこう書いています(24/6/23, 絵文字は省略)

「儚さと尊さと可愛いを詰め込んだMVです。

歌衣装のテーマは『平成アイドル』です。イコラブカラーを基調にしたチェックにフリル盛り沢山で後ろが燕尾になっていたりします。武器も作ったよ。

全てのアイドルファンに刺さる楽曲だと思うので是非見てみて下さいね〜」

 

メイクは、齊藤なぎさ(なーたん)のメイクでお馴染みの夢月(むつき)さんのチーム。

「白セーラーの舞香ちゃん、衣織ちゃん、みりにゃちゃん、樹愛羅ちゃん、莉沙ちゃん。ソロ・ペアカットの舞香ちゃん、衣織ちゃん、みりにゃちゃんを担当」とX(6/23)に投稿があったが、インスタのストーリーにはより詳しくこう書かれていました。

「白セーラーで髪はサラッとシンプルに、でもメイクは女の子最高!!なピンクと透明感を両立させた感じで…衣装のしのぶさん達とコンセプトを練りに練って決めました。

ソロの舞香ちゃんは、とにかく美しく神々しく女神感が出るように! つやつやピカピカだけど繊細なメイクを。

ペアの衣織ちゃんみりにゃちゃんは、ドーリーに!2人の可愛さが1番生きるような塩梅を考えつつメイクしました。どんなに寄っても可愛く美しく見えるように、まつ毛やアイラインのディテールも細かくこだわっているので、是非スクショしてアップで見てみてください。」

(追記)メイクは夢月さんのチームといむたんさん(初のアイドル現場がノイミー「想わせぶりっこ」だった)のチームがパートごとに分担されたようです。最強です。

Maika Sasaki

 

 

(以下、追記することがあれば随時追加)

元女性ヴォーカルユニットのメンバーだった怜さん[百瀬怜さん]のnote (6/23up)。

(付記)noteで「絶対アイドル辞めないで」を検索すると、結構な数の感想や考察が投稿されています。怜さんの記事は7/31現在で人気No.1記事として出てきました。

 

男性デュオmonopoleさんによるカバー「絶対アイドル辞めないで」24/7/8up

monopoleさんはイコラブ楽曲は表題曲を中心にいろいろカバーされています(「あの子コンプレックス」の3.1万回が最多再生)。≠ME「まほろばアスタリスク」(21/10)、=LOVE「夏祭り恋慕う」(21/11)あたりが最初で、最近はニアジョイのカバーもあり。

 

24/7の文化放送プラスチューン(今週のプッシュ&リコメンド楽曲)に「絶対アイドル辞めないで」が決定、7/29(月)~7/31(水)の「レコメン!」(月曜〜木曜22:00 -25:00)で楽曲オンエア。とくに水曜レギュラーパーソナリティの矢吹奈子さんにはイコラブのみならずノイミー、ニアジョイもお世話になっている番組です。7/31には音嶋莉沙と山本杏奈がゲスト出演した。

 

作曲・編曲者の小池竜暉さんがTikTokで「絶対アイドル辞めないで」を踊る。小池竜暉さんはavexの7人組男女混合ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバー。

(追記)25/6/7、岩手のCHAGU CHAGU ROCK FES一日目で小池竜暉さんの「GENIC」と同じステージにイコラブが出演、「絶対アイドル辞めないで」を1曲目に歌った。

 

さいきん共演でお世話になることが多い柏木由紀さんが誕生日7/15のTikTok投稿で「絶対アイドル辞めないで」を。ありがとうございます。

 

リリース日当日にソニー・ミュージックレーベルズよりプレスリリース。「6/23に先行配信をスタートした表題曲「絶対アイドル辞めないで」がストリーミング累計1,000万回再生を突破した」とのこと。「YouTube「急上昇動画」1位、国内の「人気急上昇中の音楽」でも最高位4位にランクイン、(中略)TikTokでも楽曲再生数がデイリー最高1,000万回を記録するなど、ファンの垣根を越えて注目を集めていたことから、その勢いに拍車がかかったと言える」とある。

 

 

7/31、毎回バンドマン目線で楽曲分析をしてくれるCrahsさんが、リリース日当日にいつも以上に力のこもった楽曲&歌詞の分析をアップ。ポップな明るさと切なさの共存をコード進行と歌詞との絶妙の関係で解説、ラスサビに今回は転調がないのはなぜかとか素人には気づかない多数のポイントを教示・指摘してくれています。感謝。

 

リリース日にオサレカンパニー公式インスタグラムにメンバーごとの歌衣装の全身・ディテール写真が掲載。

 

8/1配信の「音楽ナタリー」でメンバー全員を2組に分けカップリング曲を含めた3曲についてのインタビュー掲載。仮歌を最初に聞いた感想、MV公開後の反響(再生回数の多さ、他界隈から等)、アイドルとファンの関係など、充実した内容で必読です。

 

https://natalie.mu/music/pp/equallove19

(小見出し一覧)ストレートな歌詞に最初は驚きました/自分の気持ちを改めて言葉にするきっかけの曲に/スローテンポの楽曲を歌う花菜も素敵/会場の後ろまでパフォーマンスを届ける難しさ

指原さんにしか書けない歌詞/アイドルとファンの関係っていいな/甘えると「はいはい」とあしらってくる瞳が好き/大人になってからの恋の曲/メンバーみんな自然体で、人間らしいのが=LOVE

この曲の振付(武田舞香先生)について、山本杏奈と大場花菜はこう発言。

山本 レッスン初日の最後に通しで踊ったとき、全然できなくて踊り終わった瞬間に床に這いつくばって爆笑しました(笑)。もちろん完璧に踊れるようにそこから仕上げていきましたが、7年間の活動の経験があってもなかなか難しい振付でした。

大場 1音ごとに指の形が変わるなど、すべての動きに手振りがあります。

山本 舞香先生には=LOVE結成直後の合宿での思い出があるので、身に付けるのが大変な振付でも、今回先生と笑いながらレッスンできたのは感慨深いです。

 

8/7、都内でメンバー全員が出席して17thシングル「絶対アイドル辞めないで」(7/31発売)の発売記者会見が開かれた。イコラブプレスさんのまとめ記事に諸媒体の掲載記事一覧。

 

 

8/25、大阪・松下IMPホールでのスペシャルライブの様子(ソニー・ミュージックレーベルズによる同日配信のプレスリリース

 

 

8/28、「THE FIRST TAKE」No.471にメンバー10人全員による「絶対アイドル辞めないで」が公開された。THE FIRST TAKEは原曲のインストルメンタルとは別アレンジが原則になっていて、今回も前回同様APAZZIさんがTFT用に編曲し直している。

8/30 13時半に100万回再生に。人気急上昇中の音楽#8、高評価2.6万、2225コメント。

9/4 1:00ごろに200万回に。人気急上昇中の音楽#11-12、高評価3.1万、2740コメント。

10/7 23:00に250万回、高評価3.8万、3150コメントに。

12/15 2:00前に300万回、高評価4.4万、3390コメントに。

25/5/15 15時前に400万回、高評価5.5万、3620コメントに。

8/30 21:45に500万回、高評価6.6万、3869コメント。

10/31に544万回、高評価7.1万。

Lyric: Rino Sashihara/ Compose: Ryuki Koike, Hiroto Kikuchi/ Sound Director: Takayuki Yayama/ Arrange: APAZZI/ A.Guitar: Takayuki"kojiro"Sasaki/ Bass: Rock Sakurai/ Piano: Nao Nishimura

メンバー全員からのコメント(24/8/29イコラブ公式よりコメント欄、絵文字省略)

大谷映美里 

出演させていただき、ありがとうございます!ドキドキでしたが、みんなで歌えて嬉しかったです。 

サビ前のかけ声は、皆さんに届きますように♡!と想いながら言いました♪ 

大場花菜 

全ての推しがいる方に聴いて頂きたい一曲です。 

ファンの皆さんから推しへの気持ちを歌った曲ですが、アイドルも(私も!)ファンの皆さんへ、同じ気持ちで歌っています! 

音嶋莉沙 

『絶対アイドル辞めないで』を 

メンバー全員で歌わせていただけて嬉しかったです! 

凄く、ドキドキだったのですが 

みんなで楽しく歌わせていただきました! 

たくさん愛してくれたら嬉しいです♡ 

齋藤樹愛羅 

齋藤樹愛羅です! 

ずっと出演するのが夢だったので、出演させて頂けてとっても嬉しいです!!最初はすごく緊張していましたが、メンバーと目を合わせてくうちに安心して、楽しく歌うことが出来ました!みんなの可愛いカメラアピールもお見逃しなく♡

佐々木舞香 

「絶対アイドル辞めないで」 

ファンの人が推しへの気持ちを歌ったラブソングなので、推しがいる方みんなに刺さる曲だと思っています。 

TFTは前回の「あの子コンプレックス」に続いて2回目ですが、今回もとっても緊張しました〜!ぜひいろんな方に聴いて覚えてほしいです! 

髙松瞳 

歌詞に共感できると同時に心がぎゅっとなる瞬間がある楽曲。 

大切にそして楽しく歌わせていただきました! 

今回の出演でより沢山の方に届いたら嬉しいです♪ 

瀧脇笙古 

自分の推しを想いながら聞いて欲しいです! 

ファーストテイクでしか聞けないアレンジにも注目してください! 

緊張しましたが楽しい時間でした! 

野口衣織 

『絶対アイドル辞めないで』 

複雑でも真っ直ぐな愛がたくさんつまった楽曲です。アイドルに限らず、自分の中の特別に当てはめて聴くもよし!当てはめなくてもよし! 

この曲をメンバーみんなで歌わせていただけたことが本当に嬉しかったです。ファーストテイクver.沢山楽しんでください!聴いて下さったみなさん、ありがとうございます。 

諸橋沙夏 

THE FIRST TAKE 2回目の出演本当に嬉しいです。今回メンバーみんなの顔を見ながらの歌唱とっても楽しくて、そしてこのTHE FIRST TAKEはやっぱり歌うことが好きだなと思わせてもらえる大切な場所です。この楽曲も沢山の方に愛していただけますように…。 

山本杏奈 

はじめてのTHE FIRST TAKE 

とても緊張しましたが、大切なファンのみなさんのことを想い浮かべながら10人で 

歌わせて頂きました。 

多くの方の心にこの楽曲が届きますように。

 

24/9/7&9/8、Kアリーナ横浜での「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」では、「絶対アイドル辞めないで」がオープニング曲(1曲目)、そしてエンディング曲だった(1日目アンコール最終曲、2日目本編最終曲)。

 

24/9/28、野外合同フェス「イコノイジョイ2024」の昼の部では本編最後に披露され、シャッフルがメインだった夜の部では20曲目に披露された。

 

24/9/30、TBS系「CDTVライブ!ライブ!」2時間半スペシャルの冒頭に登場し「絶対アイドル辞めないで」フルサイズを地上波で初披露、放送後TVerでも公開された。

24/10/8、フジTV深夜の地上波レギュラー「キミは=LOVEを愛せるか!!! 」#42のオープニングソングとして「絶対アイドル辞めないで」をフルサイズ披露、TVerでも公開。

 

24/10/22、K -POPグループEVNNE(イブン)のパク・ハンビンが「絶対アイドル辞めないで」を投稿。EVNNEは韓国のオーディション番組BOYS PLANETから生まれた7人組ボーイズグループで「夜空に新しく浮かび上がる星」"EVENing's Newest Etoiles"の略。23年9月デビュー、日本人が1人いる。

 

24/11/14、イコラブ公式YouTubeチャンネルで「絶対アイドル辞めないで(from イコノイジョイ2024)【LIVE Ver. full】」が公開。24時間で20万回超え、高評価1.4万。

25/1/19 3時前に100万回に、高評価2.1万。10/31には365万回、高評価3.7万。

「=LOVE 17th Single『絶対アイドル辞めないで』Music Videoの1000万回再生突破を記念して、イコノイジョイ2024 夜公演のライブ映像をお届け!🎬」(概要欄)

 

11/17、乃木坂ファンだった髙松瞳の一推しだった堀未央奈さんが、Xにこういう投稿。「イコラブの推しは瞳と舞香ちゃん」とある。

https://x.com/mionaaaaa15/status/1858014453218029626

 

11/24、アバンギャルディさんとみりにゃ・衣織がコラボ投稿。(こっちのけんとさんのTikTokでもギリギリダンスで衣織・樹愛羅がコラボ)

 

12/31、第8回ももいろ歌合戦(日本武道館、フルサイズ生披露)とCDTV年越しライブ2024/25(26時台の生出演)で「絶対アイドル辞めないで」を披露した(ノイミーもどちらも出演し「ラストチャンス、ラストダンス」を披露)。

 

25/4/21のTBS系「その道のプロが選ぶ本当のNo.1プロフェッショナルランキング」 -KING OF IDOL-」(歴代アイドル186人が選ぶ昭和・平成・令和のアイドル名曲ランキング)で「絶対アイドル辞めないで」が第10位の快挙。MVも長めに紹介。11位はAKB48「ヘビーローテーション」、9位は同じくAKB48で指原Pセンターの「恋するフォーチュンクッキー」だった。

 

25/5/19 21:45すぎにMV Dance ver.が100万回に到達。

25/5/29に「イコノイジョイ2024 夜公演ライブ映像」ver.(MV1000万回再生突破記念で24/11/14up)も200万回再生に。

 

(25/12追記)MV公開から1年半ほど経った25/12/3、フジテレビ系「FNS歌謡祭」第一夜で、ケンティーこと中島健人さんとイコラブで「絶対アイドル辞めないで」をパフォーマンス。ケンティーは男性アイドル側に歌詞を変え、イコラブの音域でオクターブ下げて歌うなど、王子様のような華麗な身のこなしも含め、大きな話題となった。12/11にはMV2000万回再生に達した。