描きパース講座8 水平線から見えてくるもの3
目線先には水平線 その3水平線を見つめる目線の高さ1.5メートル。パースでの約束事として目線高は立っている地面から1.5Mと決めています。現実には背の高い人もいますので1.5M以上になるかと思いますが、作図の関係できりの良い1.5Mとします。図を見てわかると思いますが、平らな地面と想定すると遠くの人も近くの人も同じ人ならどこに立っても水平線と目線高は一致します。遠くに行こうが近くに寄ろうが地面から水平線(目線高)までは1.5Mとなるわけです。遠くの人も近くの人も水平線上に目の位置が並ぶことになります。あくまでも起伏のない床や地面に立っている場合です。ここではっきりと一つの法則が見えてきました。目線高(1.5M)に水平線を引くと地面から水平線までの高さはどこでも1.5Mというわけです。もう一つ重要なことは紙の上に水平線を引けば単なる絵としての水平線だけではなく、しっかりと寸法を持った絵としての表現の始まりと言うことになります。その水平線を基準に様々な物(寸法を持った形)等を描き込んでいくわけです。水平線は高さを測る定規のメモリでもあります。地面までの高さの二倍が3m、三倍が4,5mになります。