目の前風景から見えてくるもの
手描きパース講座は、ちょっと絵を描いたことがある、旅先で風景をスケッチしたことがある。ほんの少し絵を描いた程度の方々でパースについてまったく初めてという方を対象にした講座です。作図においての基本的な考えはとてもシンプルです。あとはその考えの応用です。まずは基本をしっかりと学び、目の前の風景を図法をまじえながら読み解きましょう。
パースとは立体を平面の紙に表現した絵のことです。3D空間の建物などを平面すなわち紙に描くということです。通常のスケッチも表現としては同じですが対象を見て描くか、図面見て描くかの違いです。街角でスケッチを描いてみると、見た通りに中々描けないことに悩む時があります。一因は目の前の風景空間の法則をしっかりと理解していないからです。見ている分にはそんな法則など必要はありませんが、いざ描くとなるととても大事な法則です。法則を知っていないわけですから描く対象がバラバラになってしまします。目の前の空間を法則である透視図法てき見方で整理すれば表現力も向上するはずです。
しっかりと透視図法を通して風景の見方を学びましょう。法則をもとに目の前の風景を読み解くわけです。読み解ければ目の前の風景は整理され風景を描きやすくなります。では風景を読み解きましょう。
風景にはいろいろな線が見え隠れしています。その線が見えてくれば風景の読み解きも簡単です。
