チャールズ3世のホロスコープ
占星術&フラワーエッセンス相談 虹の花りえこ です。
男性の結婚や恋愛は母親の影響がとても強いことを書いてきた。👇
今回は幼い頃の親(特に母親)との関係が性格形成に影響があるということを考える。
まずは、イギリスのチャールズ国王。
チャールズ国王は現在の皇太子であるウィリアム王子、ヘンリー王子の母、ダイアナ妃と結婚したものの、独身時代からの恋人だった現在の妻カミラ妃と浮気を長らく続けていた。
ダイアナ妃は摂食障害等に苦しんだのも、そういった事情から。
次男のヘンリー王子をダイアナ妃が産んだ日ですら、ヘンリー王子の顔を見てすぐに自分の楽しみの為にスポーツカーで病院を去った。
(英国のテレビ局のドキュメンタリーより)
そういった数々の冷酷な振る舞い故に、チャールズ国王はイギリス国民からは人気がない。
ただし、彼だけを攻めるのも、かわいそうなのかもしれない。
なぜならば、彼の性格を作ったのは、国王の置かれた特殊な生育環境があるのだろう。
現に故エリザベス女王のウィキペディアの説明に
即位前に誕生したチャールズ王子とアン王女を含め、多忙なエリザベス2世とフィリップ夫妻は親として向き合うことができず、これが1990年代に噴出した子女たちの不倫・離婚・再婚スキャンダルの遠因になったとされる。
と書いてある。
彼の妹のアン王女もスキャンダルが多い女性だった、
彼の弟アンドルーは、度重なる児童買春の罪が明らかになっている。
だけど、それらも、上記の様に、両親、特に母親が女王の公務に忙しく子どもに向き合う時間がなかったことが影響しているのだろう。
ということで、チャールズ国王と母親の関係が性格に、どう影響しているか?
ホロスコープから考えてみる。
まずは、その人の母親を読み解く方法としては月を見るが、
月は木星とタイトなトラインを持ち、幸せな気分を与えてくれたり、とても寛大な母親、
でも、天王星とタイトなセクスタイルで、時に態度を急変させたり距離間があり、
土星とトラインで、厳しい母親だったのかもしれない。
その上、火星ともトラインで、そんな母親に(心中)怒りを持っていた可能性がある。
(この辺は本人も意識せずに潜在意識下の話し)
チャールズ国王が生まれた直後には、母親のエリザベス女王は長く家(宮殿)を離れてオーストラリアの外遊に行ったという。
(当時は船旅であり、オーストラリアはとても遠い)
子どもにとって、生まれてからの最初の2年間は、とても大切な時。
それが、その時期、母親の愛情を感じられずに育つと、愛に関しての体感に問題を持つ可能性がある。
もちろん他方の親が代わりに面倒を見ることができたとしてら補えるかもしれない。
だけど父親のフィリップ殿下も忙しくて、そんな時間はなかっただろう。
その上、スポーツマンタイプのフィリップ殿下はインドアタイプのチャールズ国王には厳しい感じで接していたという話しもある。
話しを母親との関係性に戻し、
母親のエリザベス女王との関係性が月と天王星や火星とのアスペクトに出ているのだろう。
そして形成された彼の性格、月、木星、天王星のアスペクトは
「自分独自のやり方を絶対に貫きたい!」
と主張する、恐ろしく自己主張が強い個人主義的な欲求を持つ人、と読める。
実際、彼はアフリカの旅行にでさえ大勢のスタッフを連れて行き、朝の目玉焼きが、ちょっとだけでも、いつもと違うとNGを出すためスタッフは常に沢山の玉子の予備を用意しているという。
いくらお金持ちでも王様であろうと、母親の愛情は買うことができない。
母親との距離の遠さや王室という特殊性が、人間としての愛情を学ぶ機会を失い、ダイアナ妃に対して冷たい振る舞いができる人間に育ったのかもしれない。
そして母親(エリザベス女王)と、どこか似ているカミラ妃をずっと愛しているのも、彼の母への愛情の飢餓感が産んだものだったのだろう。
つまり、本人は気づかずとも、70歳代になったとしても、満たされない思いを抱いて育った男性は常に母の愛を求めている、といえよう。
幾つになっても、母親の面影に振り回されて生きる男性が多い、という見本のようなチャールズ国王、でした。
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