ワールズエンド・ツアー -106ページ目

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!


「雨天炎天」


雨天炎天、横から殴る汚れ風、
這う地に見る花、頭は垂れて、
永久なる眠りにつこうかとさえ、

崖の淵を歩みながらも、
眺め見るは生まれ出ずる青き波間に、
鳴らない風車が並んでた、

意味問うほどの無意味はあらず、
ならばまだ眠ったほうがいい、
不埒な夢を見るならば、
それはそれで生にあれ、

架空の日々を描き見るなら、
眠らぬ魂持つ者として、
あるいは魂持つ物として、
不確かなる虐殺にさえ興じてみれば、

律する、それを厭う間すら与えられずに、
演じる、そればかりに削られているようで、

不確かなる未知をゆく、
今日がそうなら、
明日もまた変わらずで、不揃いなる両の足、
意味を問う無意味さを、意味を問う無意味さを、

雨天に想い、炎天にさえ、
泳ぎ疲れた魚のようで、折れた羽根の蛾のようで、
汚れ風に流される、
生まれたてに過ぎないようで、ずいぶん歩いてきたはずの僕、
生まれたばかりのように揺れ惑う、隣の長い髪を見ゆ、

あまりに安易な虐殺ばかりを見続けなくてはならない昼夜、
飄々、淡々にて在ろうとすれど、
変わり映えなく汚れた気になる雨天炎天、
僕のなかには下水が流れるだろうと天の下にて頭を垂れる、


















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「少年たちとホラームービー」


夏の休みはホラームービー、
昼間にそう話した少年たちは、こっそり夜の街に流れてく、
誰の目にも触れないように、その滑稽さがやたら目立って、
こっそり借りたハンチング、着たこともないボタンダウン・シャツ、
それぞれ似合うと言い合いながら、
〝自分以外はみんな変〟と、互いに思いながらも口にはしない、

ついさっきまでいたグラウンド、まるで世界が変わったみたいに、
夜の微かな光が集まる景色、なくしたはずのボールに似た月、
手垢にまみれた白から黄色の陰影描く、

田舎道を息せき切らし、見慣れない駅を過ぎ、
そこは別の世界に続く、新しい旅みたいな気分、
少し大人になった気分、濡れたシャツに気づかない、
追われるようにただ走る、

焼けるチーズやポップコーン、メキシカンサルサの匂い、
空腹には気づかないふり、ポケットのなか握る一枚、
なけなし叩いたチケットだけで、水を飲んで誤魔化して、

初めての夜の匂い、明滅するネオンのなかを、
ホラー・ムービーめがけて走る、
昼間に汚れたスニーカー、バッグのなかには温い炭酸、
回し読んだリーフレット、体のなかから弾けるみたいに鳴るなにか、
どうしようも落ち着けなくて、銀の幕が開く暗闇、

ほらもう始まるホラー・ムービー
少年たちの夏も始まる、
















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「遠雷」


悪ふざけが許された、若葉の季節は昨日に過ぎて、
いつか笑って話すだろうか、或いは記憶に閉ざすだろうか、
子供のまま生きることは叶わない、
どれほど強く望んだところで生きる以上は背負うものを増やしゆく、

それをどうにか振りほどこうと、置いてゆこうとするもまた、
張り付く影の陰影が、私に不可を知らせているよう、
やはりは叶わぬことを知る、其れを知るのも人で或るが故のこと、

盛夏は赤く澄み渡り、夕陽を首に浴びせ続ける、
季節を物見に集まった、赤銅色の腕白共が、
来季を願うか祈るか知らぬ、然しはほどけた藁を編んだ草の舟、
波間に揺れて惑いながらも浅瀬からは抜けてゆこうと、
やがては沈むと知っていてなおその光景、
直視に眩しく過ぎるにしても、見ずにはいられなかった君は、
遥か彼方に青い季節を追いやった、
振り返ろうにも既に足跡なんぞは消えている、

喪うことは慣れようにも慣れられぬ、
血はいまだに流れているのだ、汚れてしまったとしても、
砂をさらう乾きが始まる新たな風は、
悪ふざけを笑っていられた夜に生きた季節のことをよぎらせる、

















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