【インスタグラム】初秋の景はジギー・スターダスト
クルマの保険の更新が迫り、担当者から電話があった。
「車輌保険……自損のときの保険はもういらないんちゃいます? ○○さん(←僕の本名)、事故なんて15年以上ないし、それがなくなれば年間で一万円以上安くなりますよ」との提案。
うーん、どうしようかな。
僕は迷う。確かに運転は丁寧だし細心の注意を払っている。
だが、万が一があれば、修理は一万円では済まないことがほとんどだろう。
「いま、外出中なので、戻ってからまた連絡しますよ。もう着きますから。10分後にまた電話します」
担当氏はそう言って電話を切った。
10分待つ。連絡はない。
30分後。やはり連絡はない。
1時間経過。なにかあったのだろうかとこちらから電話をかけてみる。反応なし。
しかたがない。翌日も早い。僕はシャワーを浴びて眠る用意をした。その日は担当氏からの着信はなかった。
翌朝。出立する直前のこと。担当氏からメールが届く。

あんたが事故ってるやんけ。思わず呟く。
「いやぁ、参りましたよー!」とは担当氏からの電話、その第一声である。
なんでも借り物の四駆を狭い路地で左折させたところ、派手に脱輪してしまい、なんたることか「車軸まで歪んでしまった」と笑う担当氏。
……それは笑い事なのか。
「おいおい、しっかりしろよ、じじい(←70歳くらいのはず)」と言いかけて飲み込む。
「○○さん(←僕のこと)、やっぱり車輌保険はあるほうがいいですわー!」と提案を撤回するじいさん。
「あー、そうすねぇ……。僕はそのつもりでいましたけど」と、笑いを噛み殺す。
年間一万円なら、自損事故を修理できるほうが良い。ましてや、保険屋さんがその証明をしてくれたばかりなのだ。
人間なんて一瞬で星屑。せめて大切なものは大切に生きようと僕は思う。
僕にとってクルマは移動の手段ではない。相棒であり、大切な愛犬のような存在であり、ときには友人でもある。
秋の交通安全週間だそうで。
みなさんも慎重すぎるくらい慎重な運転を心がけましょうね。
それでは、また。
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