【インスタグラム】オーバー・フェンス
郷土愛がない。
愛社精神もない。
ついでに愛国心もほとんどない(天皇制は支持します)。
土地に根ざし、子供をつくり、将来に備える……ような生き方をしているわけでもない。
そんな人間なので、「若いと思って、いつまでも遊んでないで……」なんて言われてしまう。
別にそう若くもないし、遊んでもいないのだけど、人はイメージで話すので、「いつまでも落ち着かない男」にされてしまうのだろう。
田舎の人ほど……というより、田舎者だからこその「地元意識=郷土愛」なのだろうけど、僕はあまり土地に思い入れがないので、結果的に会社だろうが、括りを大きくして国だとかに愛着が持てない。
僕がインスタグラムに投稿する風景写真に対して「素晴らしい」と誉めてくださる方がなぜか多い。
当たり前のことだけれど、風景写真は撮る人間ではなく風景そのものに美性があるのであって、撮影者は媒介に過ぎない。
「その時間、その天候、その場所に居合わせた」だけのことだと思う。その連なりを誉めてくださったのであれば嬉しいけれど……どうなんでしょうね。
生きている風景に愛着はない。
離れれば思い出すかもしれないけれど、それはただ単純に思い出すだけで戻りたいとは思わないだろう、きっと。
生きたいと思った場所に生きたことはまだない。
たぶん、それはどこでもいい。
目の前に美しい海が広がっている。それだけが唯一の条件だと思う。
生命のひとつとして僕は、還るべき場所がそこにあると幼いころから知っていた。
郷土は生命として生まれた場所を意味してもいると思っている。
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