「彷徨う群青」
頬を涙が伝ってしまう、そうなりそうなことばかり、
何故か思い出したくなるのはきっと、
僕は泣いてしまいたいんだろう、
いつもいつでもそんな想いが隣を歩く、
素直さなんて欲しくなかった、
それじゃ何を欲したか? どうしたって思い出せない、
一雫のはずだった、いつの間にか溢れたものが海へ流れてゆくほどに、
時間ばかり過ぎてしまった、
振り返ることができるくらいに生きていたんだ、
僕は泣いていたんだろう、
いつもいつでもそんな想いが背中を追う、
頬を涙が伝ってしまう、そうなりそうなことばかり、
何故か思い出したくなるのはきっと、
僕は泣いてしまいたいんだろう、
いつもいつでもそんな想いが隣を歩く、
空にも海にも風にも似ない、だからきっと想い焦がれて自ら重ねる愚かしさを持つ、
昨日、私は群青だった、今朝の私もまたそうだ、
明日になれば群れない青になれるだろうか、
いつかになれば、群れない青に慣れるだろうか、
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