
「君は僕は天を忘れたふりをする」
君は空を眺め忘れる、空も君を見落とし続ける、
それでも不甲斐ない僕は、気づけば青みを仰いでた、
何処にもゆかない想いを馳せて、嗚呼、もうやめちまおうか、
どうせ届きゃしないこと、子供じみた夢想に過ぎない、
君は空を睨んでた、空はそれを知らないふりで、
不愉快さを隠せない、だから僕は天に舌を出す、
鉛を溶かした黒い雲、逆さに向いて槍を放てば、
なにがなくとも救われる、そんな気分になれるだろうか、
途方に暮れるだけの夕刻、
美しく群れる鳥、廃棄ガスとオルゴール、
黄昏れ燃ゆる海だけが、この世で唯一灯火たるもの、
いつの日だったかそんな戯言吐いては煙を吸った、
僕が空を眺め忘れるそのわけは、
其処に希望があるかのような幻想なんぞが蔓延るからだ、
意味やら価値やらくだらねえ、記憶なんぞは昨日の便器に捨てちまえれば飄々と、
身軽に気分も良いだろう、実のところは己なんぞがどうでもいい、
空洞なんだと知ってしまったが為に、どれほど澄んだ透明の、
水を飲んでもそんな傍から零れ落ちてしまうんだ、
僕は天を眺めはしないし天も僕を見落とし続ける、
それでも不甲斐なさが故、気づけば青みを仰いでしまう、
何処にもゆかない想いを馳せて、嗚呼、もうやめちまおうか、
青を飲んでもその傍から垂れ流してしまうんだ、
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