「氷原のパズル」
直線上か曲線か、日によってどちらにも見え、
きっとは螺旋のように日々が過ぎゆく、
憧憬や焦燥を、喧騒や放熱を、
操れないで出口ばかりを探してる、
生を想うのは死の縁にまで近づいたとき、
死を想うのはまだ絶えない命に気づいたときか、
悦びは地に落ちた種のよう、拾い集めていつか花が咲くように、
だけど枯れ葉は冬の訪れ、過ぎるものに想い巡らせ、
うつろいやすくて欠けるばかりで、
変わりゆくばかりが目立つ、
未完のパズルはピースを波にさらわれた、
感傷に苛まれ、無力さばかりをいくつも数え、
深呼吸する時間もない、
彷徨うように浅い呼吸を繰り返し、叫んだはずの言葉を忘れ、
忍び寄る影に包まれ、惰眠のなかで見るも影、
〝ほんとの自分〟なんてありふれた迷い事、
幻ならいっそ虚無だと、なぜ誰も口にしない?
尽くしても手にできないなら、枷を手放し解き放ちたい、
氷の地上は優しいくらい残酷で、砂漠にまた雪が降る、
砂の果てには真夜中くらい暗がりたがる、
星は僕らの速度を知らず、いまも孤独に廻ってるだけ、
導かれるよう歩いてるけど、行き先なんて知らないままの、
僕はずっと迷い子のまま、
僕らはずっと放熱だけを続けてる、
不愉快さだけ叫んでる、
氷のパズルは溶けてしまうと砂になる、
砂の地表はやがて凍って粉になってしまうんだろう、
季節移れど氷土はいつ躰のなかに、
溶けることなく果てもなく、
【まとめ】2014年2月度自薦
⇒スウィート・タウン
⇒見上げれば鮮やかすぎる
⇒ここではないどこかへ
⇒ピアノガール
⇒豊潤なる実りの季節
⇒ラヴソング
⇒発光
⇒靴磨きのアッシュ
⇒【殿堂入り】草原の人
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