いつも木端微塵 -15ページ目

いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

コンサートを見に来ているのであって、

会場に入場してBARに連れていかれるなんて経験をした人

はいるのだろうか?

 

生まれて初めてそんな経験をした。

 

強行突破したとか言うと、

私の印象も悪くなるので、

BARのテーブルの上に顔をつけて

絶望して泣いていたことにするか。

誰かに見られていたわけでもないから、

多少のフィクションは許されるだろう。

 

with my head on the bar♪

 

同じ経験をした日本人は、Misaさんだけだし、

誰にもわからないだろう。

 

キューリスト1番も狙って取ったとか言うと

印象悪いから、偶然、たまたま1番だったことにしよう。

やっぱり、人間謙虚な方が印象良いからな。

 

ダブリン2日目は、ひたすら並ぶのだった。

朝のコーヒーと、昼ご飯を食べに行った時と、午後、ホテルに戻り

シャワーを浴びて休憩した時、それ以外は、ずっと並んでいた。

 

15時近くに、ホテルに戻って休憩してから、

16時には会場に戻っていた。

Misaさんが、17時ぐらいに戻ってきたのだが、

ソフィーが、ブラックジョークで

its too late, back to the queue!

みたいなことを言っていた。

 

でも、結局、7番の位置にいられるのだった。

 

ソフィーって、ジョニー・マーのことを

Bad Singerと言っていて、

twitterでジョニー・マーの写真を燃やしているのだ。

すさまじいなと思った。

世の中には、まだまだ、すさまじい人間がいる。

 

19時に開場なのだが、2番手のマイクは、

セキュリティに何度も、またBARに連れて行かないか確認していて、

今夜は、昨夜とは同じシチュエーションにならないと言っていた。

 

そこに期待して並んでいるわけだが、

当然、昨夜の悪夢を経験した人の中には、並ばない選択をした人もいる。

 

私としては、

Do your best

しかないので、戦うことにしたわけだ。

そもそも公演2回しか見ないわけだから、もうやるしかない。

 

そして、開場の時だ、すぐに、スタンディングエリアに行くことができた。

最前列真ん中になった。

 

Misaさんは、左右の最前列を捨てて

私の後ろで2列目になった。

考えてみたら、一緒にモリッシー見たのは、初めてだったように思う。

結果的には、この夜のショーは、良かった。

 

ただ、モリッシーそのものの怒りみたいなものを感じた。

これは、あくまで、私の見解だが、

モリッシーは、あまり良い状態にはない。

 

体調がとか声がとかそういうことではない。

声も良く出ているし安定感がある。

 

しかし、2枚もアルバムをレコーディングしているのに

リリースの目途も立っていない。

そして、母親も亡くなっている。

 

人生が上手く行っていて、幸せな歳の取り方をしているという

感じはしない。

不満がいっぱいで、憤りがいっぱいという感じだ。

世の中に対しても不満と怒りでいっぱいだ。

 

それが正直残念ではある。

 

昔、ロバート・フリップに会ったときに、

この人すごく怖くて、気難しそうだなと思った。

 

でも、今は、ニコニコしているただのお爺ちゃんだし、

フリップの方が人生が幸せそうに見える。

 

だから、最後に、この歌を引用したい。

 

モリッシーもフリップと一緒にステージに立てばいいのに。

フリップは、ジェシーよりずっと偉大なギタリストだ。

 

モリッシーのコンサートで、

ビデオが始まる前に、

この歌をかけていたが、

素直に曲が良いし、

個性的だと感じた。

 

中々、個性的な音楽は見つけられないが、

今年一番新鮮に感じた。

 

 

読者の皆さまは期待しているのかもしれない。

 

キューリスト1番にもなって

また、BARに連れていかれて

座らされてるんじゃないか?

だから、絶望といつも一緒なんだろう?

ぐらいな感覚かもしれない。

 

勘弁してくれ。

それが、ダブリン2日目、一番不安になって恐れたことだ。

 

並んでいる人間全員でそれを恐れて、

セキュリティに何度も確認していた。

 

ただ、そういうことをする奴らは、

平気でするので、その瞬間までは、わからないと思っていた。

 

キューリスト1番で、野宿までして、

BARに連れていかれるのでは?という

重圧と不安。

絶望との戦いである。

 

結論は、勝利して、最前列真ん中に行けた。

最後の夜は、週末にでも更新したい。

 

お願いだから、BARに連れて行くのはやめてくれ。

 

以下の歌に深い意味はありません。

 

さて、一句読む。

「6万の

  部屋で眠れず

   ここで寝る」

枕は、名前、最初の3文字で購入を決断する。

寝袋は、以下のサイトを参考にする。

モリッシー EVENTIM APOLLO LONDON(2023.3.19)公演観てきました【野宿準備編】 - Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ (goo.ne.jp)

 

かいなってぃーは、会場にいなかった。

サボりだな。

こんなひどい目に合わされて、

そのままにするわけがない。

私は、ただでは、負けない。

右端最前列ではあったものの、

その瞬間から次のアクションを考えるのだった。

 

コンサートは、モリッシーの声が良く出ていて良かった。

ただし、演奏は、可もなく不可もなくで、

アランがいたときが良かった。

顕著に感じたのは、Half a personである。

 

カルメンは、ちょっとリズムが怪しい。

ジェシーに叱られて、凹んで失踪したため

一晩キャンセルになっている。

また、ジェシーの彼女だ説がある。(本当かどうかは知らないけど)

 

パンクっぽい感じのギタリスト。

ノリで弾いている感じがする。

多分、プロのスタジオミュージシャンとかではない。

リズムが時々怪しい。

ジェシーのほうが当然だが上手い。

彼は、左足で確実にリズムをずっと取って演奏している。

 

やっぱり、アランに戻って来て欲しいと素直に思った。

Half a personを観客に歌わせるのも嫌だった。

俺は、観客の歌を聞きに来てるんじゃなくて、

君の歌を聞きに来ているんだよと思った。

 

Can I stayって観客が歌う時に、Noって言うのもかなりひねくれてないか?

この夜、一番、自分を絶望させたのは、Half a personだった。

あと、Our Frankも、アランがいたときの方が演奏が良かった。

 

それ以外は、まあ、いいんじゃないのって感じだ。

そして、私は、モリッシーが、ETC、ETC、ETCと歌い終わるか終わらないかの

タイミングで、会場を出るのだった。

そして、この番号を翌日手に入れるのだった。

テリー優勝する。

執念の1番

もう、たぶん、これが人生で最後かも。

何度目かの1番、多分、10回は無い。

15時に会場にもどって並び始める。

腕には灰色のリストバンドをして

19時の開場まで並ぶ。

 

途中雨が降ったりやんだりを繰り返して

寒く、体力が持って行かれる。

 

開場のタイミングになって、

モバイルeチケットと紙のチケットを両方出して

トラブルがないように最大限配慮する。

この瞬間にすべてが決まるため、

精神がギリギリの緊張状態になる。

 

そして、無事にモバイルeチケットをスキャンしてもらい

会場に入るわけだ。

ここで、そう、いつもの絶望がやってくる。

私が、希望の表情に変わろうとする時に

決まって最悪のタイミングで悪夢が起きるのだ。

 

私は、君が来るんじゃないかと思っていたよ。

なぜなら、人生はいつもそうだったから。

 

並んでいた全員が、なぜかBARに連れていかれる。

そしてセキュリティからここに座れと言われて、

皆で、BARの椅子に座らされるのだった。

 

どう考えても様子がおかしい。

次から次へと並んでいた人々がBARに入っているのを

見て、ここで決断をした。

こういうところは、私は日本人離れしている。

見限るときは一瞬で見限る。

そして、強行突破する決心をしたのだった。

「これ以上、待っていても無駄だろう」

 

同じ決断をした人々がセキュリティの前に集まり、

リストバンドがあるし、並んでいたと訴え始める。

日本人はこういう決断が苦手だと思うが、

私は早い方だが、4番手ぐらいにおしかけていた。

 

これを読んでいる人に、どう受け取られてもいいが、

何も言われたくはない。自分はすべてをこの夜に賭けている。

私の人生で、この日のこの夜は、この時だけなのだ。

すべてが無駄に終わって、失うのだとしても、

戦って失うということだ。

生きるために戦う。その結果無駄に終わるなら

無駄死にしようという決意だ。

 

ウクライナを例に出すつもりはないが、平和を獲得するために

戦って死ぬなら、死のうというのと同じで、

その覚悟を決めた人に対して、外野がとやかく言うのは間違っている。

彼らだって平和が欲しかったんだよ。

でも、世界には、クソ野郎がいっぱいるし、クソみたいな出来事がたくさんある。

誰も助けになんて来てくれないじゃないか。

誰も、誰一人、救いになんて来てくれない。

 

私はジムジム滝の前で、生きようか死のうかなんて悩まない。

生きるために戦い、戦って死ぬなら死ぬという考え方だ。

 

この会場のスタッフが良い人たちだったら、初めからこんなことしないんだよ。

 

その瞬間、たぶん、鬼の形相だったと思うので、

セキュリティは、テリーを通すのだった。

結果的に、右端のほうだが、最前列になるのだった。

 

勝ち取った最前列、Misaさんは、最前列になれず、2列目で

途方に暮れて、泣いていたところ、ソフィーが

真ん中にいれてくれたとのことだった。良かった。

ただ、心が折れたと言っていた。

 

人生の中で経験した中でも、悪夢のような経験の一つだっがが、

心はとっくに折れまくって、木端微塵のため、

もう、折れるものが残ってないため、

自動的に戦闘モードになるのだった。

 

ここで一句読む

ダブリンで

  甘い言葉に

   騙された」

 

 

7時間ぐらい気を失うように眠る。

いつ眠ったかも覚えてない。

ずっと立っていたので、足が痛い。

 

寝過ごしたらすべてを失うので、目覚ましをセットした。

早起きして、早めに会場に向かうのだった。

 

7時40分頃に会場に到着する。

 

遅れて、8時30分ぐらいに来ている人もいた。

9時ぐらいから雨がポツポツ振り出した。

また、昨日のような天候になりそうだ。

 

寒いなと思って、近くのカフェに、ラテを飲みに行く。

戻ってくると、何と状況が変わっており、

並ぶのが中止になり、15時まで休憩となった。

 

戻って仮眠ができる。

ベッドで体を休めていいんですか?

そんなことしてもいいんですか?

感覚がおかしくなっている。

 

普通にベッドで眠れる、普通にシャワー浴びれる、

普通に食事できるとか、必要としている幸せがものすごく下がっていく。

 

きっとホームレスのようだからだろう。

Home is a question mark!

ということで、再び休めるのだった。

 

休めるだけで幸せを感じる。

 

甘い言葉には、罠があるということで、この後悪夢が待っている。

ticketmasterは、グローバルで共通アカウントで

ログインできるようになった。

今回は、アイルランドなので、

ticketmasterアイルランドにログインして

e ticketを手に入れる。

手に入れると言っても

仕様が変わってしまい。

ロカールに保存ができない

つまり、ネットにつながっている状態で表示させなくてはならない。

スマホが繋がらなくなったりバッテリーが切れたらおしまいだ。

画面キャプチャもダメ。

 

これは、セキュリティの強化らしい。

しかし、古き良き紙のチケットが手に入るのだ。

 

Box Officeに行って、eチケットを見せて

紙のチケットをくれというと

無料で紙のチケットを発行してくるのだ。

 

その際、パスポートなどのIDが必要で

かつスマホで画面を見せる必要がある。

これをするとあの懐かしい紙のチケットを渡してもらえるのだ。

雨に濡れながら、

路上で眠る覚悟をして会場に向かうと

何と、会場側が1日前だがリストバンドを配ってくれることになった。

 

そして、翌日の朝8時に集まればいいということになる。

つまり、普通に食事ができて、普通に眠れるのだ。

ベッドで眠れるのだ。

 

嬉しすぎて

九死に一生を得た感じだ。

 

そして、リストバンドをしてもらい12番とマジックで書いてもらったら、

18時30分ぐらいに解散となった。

 

あまりに嬉しすぎて

モリッシーも行ったパブに飲みに行くことになった。

 

これ、夏休みだったのだが、

ようやく夏休みのようになった。

 

しかし、明日も日中は、雨で、明日夜コンサートを見るわけだが、

何とコンサート終了後にキューがオープンするらしい。

つまり、明日朝8時からまた地獄が始まり

コンサート終了したら、路上生活が待っているわけだ。

 

しかも初日キューリスト上位の人間は、当然最前列にいる可能性が高い。

そうすると2日目は不利になる。

アンコールの途中ぐらいで引き上げて会場前で並ぶのが一番

キューリスト上有利になるらしい。

 

この恐ろしい仕組み。

 

もう普通の生活がしたい。

でも、今夜だけは普通に眠れると思って

幸せな気分でいるのだった。

 

パブでお酒を飲んだ後に、何も食べてないのでピザを購入して

ホテルで食べて眠るのだった。

昼過ぎまで並ぶ。

何も食べず、何も飲まず、

ひたすら凍えている。

スーツケースもリュックもびしょ濡れ。

 

Misaさんを待つ

昼過ぎぐらいに彼女がつく。

見知らぬ会場に来ても

知っている人が来ると心強い。

だいたいいつもの何気ないおしゃべりをする。

 

天気予報を見ると、

夜は、雨が止むとある。

そして翌日の11時には、また雨が降ると。

前日の朝10時から並ぶことになってしまい。

人生の中で最長という結果になった。

 

しかもこの雨と寒さで体力が持っていかれる。

夏なのに寒い。

 

並んでいる連中が話しだして、14時にチェックインする人は、

16時までの2時間休憩して戻ってくると言ってくる。

待て待て、俺のチェックイン時間は、15時なので、

次の時間は?と尋ねると16時で、16時に行った人は、

18時に戻ってこいと言う。

 

最近この2時間ルールが厳しいらしくて

戻って来ないと、キューリストから名前を抹消するらしい。

そんなことされたらかなわない。

 

会場から8分ぐらいのところにある。

Destiny Student Ardee Pointというところ宿泊することになっているのだが、

その後に、多くの人がそこに宿泊していることを知る。

 

16時になって、

時間を節約したいので、UBERを使って

タクシーでこの学生寮のような宿泊施設に向かって

チェックインする。

 

もう初日からボロボロ、足がつりそう。

ベッドで眠りだしたら起きられなくなるので

トイレとシャワーを優先して

購入した寝袋や夜の準備をして

また、タクシーで会場に戻った。

 

そこで奇跡が起こった!