【FOOA:Future of online advertisingのオンライン広告】
FOOAの2日目。SlideのCEOがプレゼンをする予定だったのですが、
突然のキャンセルになってしまったそうで代わりにFOOAのディレクターである
RyanCarson氏が今回のカンファレンスの広告施策の振り返りを行い、好評を得ました。
タイトルは「Mistake We Made」。
今回のFuture of online advertisingは客単価が10万円程だったのですが、
参加者は全部で約600人だったそうです(受付で聞きました)。
それに対し、どのような施策を展開したのかを順次説明していました。
①純広告
RSS広告、メール広告、バナー広告をそれぞれ広告系のサイト上で実施。
また、Ad age氏の有料購読者向けに同梱広告を実施したそうです。
②ブロガーへのプレゼントキャンペーンコラボ
Adpulp、Probloggerといったブログとコラボレーションを実施。
ブログ読者に無料のチケットをプレゼントする代わりに告知を依頼したそうです。
実際に、当該ブログを下記リンクから見る事ができます。
Attend FOOA For Free - AdPulp
Five Free Tickets to Future of Online Advertising - First Five Win!
③スピーカーとのアフィリエイト
また、当日スピーカーとして参加する予定の企業へアフィリエイト契約での
広告掲載を依頼したそうです。
その上で今回学んだこととして、以下のことをあげていました。
・効果測定方法を準備する
・効果計測の方法をきちんと知る
・実際に効果を振り返る時間をきちんととる!
・効果測定をきちんとしないことは高くつく
・ブロガーにとって価値あるものを提供する
・A/Bテスティングを実施する。
プレゼンが終わると会場からは質問が噴出。
「何故SEMを実施しなかったのか?」との質問には、
「本当に、不可解だと感じると思うのですが、私達はチャレンジはしたのですがきちんと出稿
することができませんでした。アクセス解析も同様です。
無料ではじめられるものもありますが、学習にとても時間がかかるのです」
と回答しており、「予算があれば代理店に依頼しただろう」と付け加えていました。
【関連】
【FOOA1日目終了】|CAネットトレンド研究室ブログ
【FOOA:マイクロソフト アドセンターラボのデモ】
Future of Online advertising(FOOA)の2日目にマイクロソフトのadcenter Platformの
プロダクトマネージャーであるJed氏が登壇し、adcenter laboの説明とデモを行いました。
そのうちのひとつが、特定のワードを過去に検索した人の属性が分かる、
Demographics Prediction です。
デモを見せながら、一体どういう場面で役に立つのか?を
「Bleach」という単語を例に出しながらJed氏が説明しました。
「漂白剤メーカーが広告を出稿したいと思っていて、Bleachという単語に出稿するとする。
でも、実際にBleachという単語は約70%が男性によって検索されているのが、このツールを
使うと分かる。
何故こんなことが起こるかというと、“Bleach”というタイトルのアニメが存在するからだ。
そこで、出稿ワードを“Bleach cloth”に変えてみる。
すると今度は約7割が女性だと分かる。これは正しいであろうワードだ。
こういう風に、無駄を防ぐことができる」
他にもビデオ内テキストリンク 、特定の単語の前後に検索されたワードを表示する
Search Funnels、クリエイティブの自動ライティング等 を紹介しており、
プレゼンのうまさも手伝い会場から笑いと感心を買っていました。
【関連】
【FOOA1日目終了】|CAネットトレンド研究室ブログ
【FOOA1日目終了】
現在、現地時間で6月8日の朝7:40です。
Future of Online advertisingの1日目の様子を下記の通りアップいたしました。
お時間があるときに是非ご覧いただければと存じます。
- 【Federated Mediaが考える3つの重要なこと】
- 【マーケティングの不都合な真実】
- 【Googleのセッションでは質問が殺到】
- 【VideoClixが実現する、測定可能なプロダクトプレースメント】
- 【RSS powered Ads】
- 【Future of online advertisingに参加します】
【Federated Mediaが考える3つの重要なこと】
Federated mediaのChaos Edwards氏はFMで今まで展開した取り組みを
一通り紹介した後、ブログ時代のマーケティングに大切なことを
以下の3つでまとめました。
①あなたのブランドに関するコミュニティがどこにあるかを特定する。
(Locate Your Brand Community)
ソーシャルメディアか伝統的メディアかという選択のしかたでは
なく、あなたのブランドにとって重要なコミュニティがどこに
あるかを特定する。
②その分野のリーダーに見習い、彼らと協力する。
(Follow the readers,Partner with them)
例えば、TechcrunchがBusiness weekよりも多くのバックリンクを
獲得している。ユーザーから支持を得ている人達が
どういう風にコミュニケーションをとっているかは参考になるはず。
全く新規に何かをやるよりも、既にユーザーとコミュニケーションが
取れている人達とのコラボレーションの方がうまくいく確率は高い。
彼らと協力しよう。
③既存の会話に、新たな価値を提供しよう
(Add value to Existing conversation)
心配する/しないにかかわらず、ブランドについての会話は既にソーシャル
メディア上でされている。会話はそこにいる人達のものなので、
そこに参加するには彼らに新たな価値を提供しよう。
最後に「Conversationは一方的に話すだけではなく、耳を傾けることも重要。
だから、私も一方的にしゃべるのをやめてあなた達に耳を傾けます。
それでは質問をどうぞ。」とプレゼンテーションを締めくくりました。
既存のインフルエンサーとコラボレーションをする手法を日本では
100shiki PR board、Agile media network、サイバー・バズが提供しています。
【関連】
100shiki PR board
http://www.prboard.jp/
AMN
http://agilemedia.jp/service/index.html
Cyber Buzz - BloggerRelation
http://www.cyberbuzz.co.jp/service/details.html
一通り紹介した後、ブログ時代のマーケティングに大切なことを
以下の3つでまとめました。
①あなたのブランドに関するコミュニティがどこにあるかを特定する。
(Locate Your Brand Community)
ソーシャルメディアか伝統的メディアかという選択のしかたでは
なく、あなたのブランドにとって重要なコミュニティがどこに
あるかを特定する。
②その分野のリーダーに見習い、彼らと協力する。
(Follow the readers,Partner with them)
例えば、TechcrunchがBusiness weekよりも多くのバックリンクを
獲得している。ユーザーから支持を得ている人達が
どういう風にコミュニケーションをとっているかは参考になるはず。
全く新規に何かをやるよりも、既にユーザーとコミュニケーションが
取れている人達とのコラボレーションの方がうまくいく確率は高い。
彼らと協力しよう。
③既存の会話に、新たな価値を提供しよう
(Add value to Existing conversation)
心配する/しないにかかわらず、ブランドについての会話は既にソーシャル
メディア上でされている。会話はそこにいる人達のものなので、
そこに参加するには彼らに新たな価値を提供しよう。
最後に「Conversationは一方的に話すだけではなく、耳を傾けることも重要。
だから、私も一方的にしゃべるのをやめてあなた達に耳を傾けます。
それでは質問をどうぞ。」とプレゼンテーションを締めくくりました。
既存のインフルエンサーとコラボレーションをする手法を日本では
100shiki PR board、Agile media network、サイバー・バズが提供しています。
【関連】
100shiki PR board
http://www.prboard.jp/
AMN
http://agilemedia.jp/service/index.html
Cyber Buzz - BloggerRelation
http://www.cyberbuzz.co.jp/service/details.html
【マーケティングの不都合な真実】
FOOAはIABのGregStuart氏によるセッションで幕をあけました。
開口一番今回の真のタイトルは「what if we went wrong」ではなく
「marketing's inconnvinient truth」にだと宣言。
過去の調査内容から、如何に無駄の多いマーケティングが
行われてきたのかを明かすレポートとなりました。
調査は、生活者を広告に触れた群と触れていない群にわけ、
統計学的に有意な差があるかどうかをベースに展開。
例えば「伝統的なメディアにだけ広告費を費やすと、
どれくらいの無駄が生じているか」等のテーマで
データを紹介していました。
具体的にはマクドナルドの事例がこれにあたります。
放送広告のフリークエンシーとブランド認知率の関係を
示したグラフを活用し、
TVスポットは強烈に認知率をあげるものの、ある特定の
地点からぱたりと効果が鈍化することを図示。
それが広告費の20%にあたると指摘し、その予算を
オンラインにまわせばもっと認知率の向上が見込めた
というデータを示しました。
このプレゼンテーションは随所に挟まれている風刺が
とてもよくできていましたので、最後にひとつご紹介します。
“私達は、すばらしいTVスポット広告を作り、スーパーボウル
で放送しました。
そのスポットの最後には「seewhathappens.comに行こう」との
メッセージを入れました。
結果、60万クリックを得ました。
この結果はすごいのか?すごくないか?
私達はクライアントに素晴らしいと伝えました。
だから、これは素晴らしい結果なんです。”
開口一番今回の真のタイトルは「what if we went wrong」ではなく
「marketing's inconnvinient truth」にだと宣言。
過去の調査内容から、如何に無駄の多いマーケティングが
行われてきたのかを明かすレポートとなりました。
調査は、生活者を広告に触れた群と触れていない群にわけ、
統計学的に有意な差があるかどうかをベースに展開。
例えば「伝統的なメディアにだけ広告費を費やすと、
どれくらいの無駄が生じているか」等のテーマで
データを紹介していました。
具体的にはマクドナルドの事例がこれにあたります。
放送広告のフリークエンシーとブランド認知率の関係を
示したグラフを活用し、
TVスポットは強烈に認知率をあげるものの、ある特定の
地点からぱたりと効果が鈍化することを図示。
それが広告費の20%にあたると指摘し、その予算を
オンラインにまわせばもっと認知率の向上が見込めた
というデータを示しました。
このプレゼンテーションは随所に挟まれている風刺が
とてもよくできていましたので、最後にひとつご紹介します。
“私達は、すばらしいTVスポット広告を作り、スーパーボウル
で放送しました。
そのスポットの最後には「seewhathappens.comに行こう」との
メッセージを入れました。
結果、60万クリックを得ました。
この結果はすごいのか?すごくないか?
私達はクライアントに素晴らしいと伝えました。
だから、これは素晴らしい結果なんです。”