【マーケティングの不都合な真実】 | CAネットトレンド研究室ブログ

【マーケティングの不都合な真実】

FOOAはIABのGregStuart氏によるセッションで幕をあけました。

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開口一番今回の真のタイトルは「what if we went wrong」ではなく
「marketing's inconnvinient truth」にだと宣言。

過去の調査内容から、如何に無駄の多いマーケティングが
行われてきたのかを明かすレポートとなりました。

調査は、生活者を広告に触れた群と触れていない群にわけ、
統計学的に有意な差があるかどうかをベースに展開。

例えば「伝統的なメディアにだけ広告費を費やすと、
どれくらいの無駄が生じているか」等のテーマで
データを紹介していました。

具体的にはマクドナルドの事例がこれにあたります。


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放送広告のフリークエンシーとブランド認知率の関係を
示したグラフを活用し、
TVスポットは強烈に認知率をあげるものの、ある特定の
地点からぱたりと効果が鈍化することを図示。

それが広告費の20%にあたると指摘し、その予算を
オンラインにまわせばもっと認知率の向上が見込めた
というデータを示しました。

このプレゼンテーションは随所に挟まれている風刺が
とてもよくできていましたので、最後にひとつご紹介します。

“私達は、すばらしいTVスポット広告を作り、スーパーボウル
 で放送しました。
 そのスポットの最後には「seewhathappens.comに行こう」との
 メッセージを入れました。

 結果、60万クリックを得ました。
 この結果はすごいのか?すごくないか?

 私達はクライアントに素晴らしいと伝えました。
 だから、これは素晴らしい結果なんです。”