人を育てることがうまい人
最近まで、人を育てることがうまい人と一緒に働いていた。
この人と一緒に働けるのは、すごい幸せ。
自分がすごいスピードで成長するのを実感できるから。
で、なぜこの人は人を育てることがうまいんだろうと思って
行動をじっくり観察してみた。
・ちょっと背伸びさせるくらいの課題を、下にやらせてみる。たとえそれが少々リスキーな場合であっても。
・下が課題をこなした後、時間に余裕があるときは、下と一緒に話しながら、下のやったものがなぜ良かったか、悪かったかを時間かけて一つ一つ話していく
・時間に余裕が無いときは、その人がいったん全部直して作業を終了させる。後日、時間に余裕ができたときに、なぜそう直したかを一つ一つ説明していく
「リスクとって下にやらせてみて、どこが良かったか・悪かったかを一緒に一つ一つ検証していく」
という、王道なことを着実にやっているわけだ。
逆に言えば、この王道をきちんとできるかできないかが、
下を育てられるか育てられないかの
大きな境目になるのだろう。
おー 真似しよっと思った。
撤退基準
「ベンチャーのことはよくわからないし、
アンタが十年間このために頑張ってきたのは知ってるけど、
ダメになったときの撤退基準だけは決めておきなさいよ」
と言われた
ナルホドなぁと思った
あと、なんだかんだ言って、
撤退基準といえるくらいなんだから、
しっかり勉強してくれているなあと思った
わくわくして眠れないとき
これをしたら絶対面白いっていうアイデアに恵まれて、
わくわくして、わくわくして、
ベッドに入っているのに朝まで一睡もできない。
そういうことが、今まで僕の人生で4回あった。
1回目は、中学で旅行委員長というのをやっていて、
修学旅行にファームステイを組み込んでしまおうと思ったとき。
2回目は、自転車にはまっていたころで、
東京から山梨・長野経由で、
峠をいくつも越えて名古屋の実家に自転車で帰ろうとおもったとき。
3回目は、ベンチャーの社長に会って、
自分の意見をプレゼンしたら、一緒に働こうと誘われたとき。
4回目は、最近で、
事業アイデアを一緒にやる仲間が国を越えてできたとき。
1~3回目は、わくわくして、もちろん実行して、
良いも悪いも、今では素晴らしい思い出。
僕は、一度わくわくしてしまったら、やらずにはいられない性格。
4回目も、たぶんきっとそうなるんだろう。
これは間違いない。
DV男と戦う
真夜中、たばこを吸いに外に出ていたら、
男と女の痴話喧嘩が聞こえた。
何だろうって見に行くと、
女性が男性に暴力を振るわれていた。
近くにタクシーのおっちゃんもいて見てたんだけれど、
あわててどこかに走っていったから、
何だ僕しかいないのかって思って、止めに入った。
ちょっと怖かったけれど、
このまま見過ごしたら後できっと嫌な思いするだろうなって思った。
で、男性が女性の髪をつかんで、
むりやりマンションに連れ込もうとしていたから、
「ちょっと待ってください」
「嫌がっているじゃないですか」
「落ち着いてください」
ていって男の腕をつかんだ
男は、アメフトでいえばディフェンス、
僕よりも背が高くてごっつい。
「てめぇ誰なんだよ?」
「俺達夫婦なんだよ。お前関係あんのか?」
「法律知ってんのか? 訴えるぞ」
男は女性の腕を放し、
僕に胸張り合わせてガンを飛ばしてきた
・・・ こ、怖いっ
とか思いながらも、
とりあえずガンを飛ばし返す
その隙に、女性は路上に逃げていった。
・・・ やれやれ、これでやっと帰れる
そう思ったら、男が僕を突き飛ばした。
僕がよろよろっとよろけていると、
男は女性を追いかけていった
そして、今度は女性の髪をつかんでマンションの入口まで
引っ張ってきた
女性は泣き叫んでいる
「痛い! やめてぇ!」
「嫌だ、もうあの部屋に帰りたくない」
男は怒っている
「うるっせぇよ」
女性をひきずって、すごい迫力。
・・・ 本当に怖っ
とか思いながら、いちおうまた止めに入る。
でも怖いので、
今度は止めに入る腕にちょっと力が入っていない 笑
すると男は
「だからてめぇ誰なんだよ?」
「ぶっとばされてぇのかよ?」
「訴えるぞ」
怖いには怖いんだけど、
売られたケンカは買う派なので、僕の口も勝手に動く
「訴えればいいじゃないですか」
「嫌がっているじゃないですか」
それを聞いた男、また女性を離して
僕に近寄ってガン飛ばしてきた
怖ぇぇ・・・
今度こそ殴られるかな、と思っていたら、
後ろでキュイッて音がしてクルマが止まった。
振り返ると、タクシーから警察官が3人降りてきた。
ナーイス!
このときほど、日本の警察を頼もしく思ったことはない。
どうやら、最初に見ていたタクシーのおっちゃんが、
機転利かせて、
警察署までクルマを飛ばして、
警察官3人乗っけて帰ってきたようだ。
警棒持った警察官3人と、タクシーのおっちゃん、僕の5人に囲まれて、
さすがの男もたじたじになっている。
男は、免許証取られて、名前など色々取られていた。
警察はこれ以上2人に介入できないらしいが、
今後なにか刑事事件に発展したときの参考人として、
僕やタクシーのおっちゃんの連絡先を聞いてきた。
僕もおっちゃんも、素直に捜査に協力。
住所・名前を伝えながらも、まだ僕の足は緊張でぷるぷる震えていた。
おっちゃんが僕に言うには、
「ああいう奴に1人で立ち向かっちゃいけない」
「僕も昔立ち向かって、ケガしちゃった」
「ああいう奴は、ただでさえカッカしているところに、
周りから言われると余計カッカしちゃうから危険」
「こういうときは、絶対に警察を呼ばなきゃいけない」
なるほど、と思った。
まぁそのときは携帯電話を持っていなかったんだけれど、
それにしたって1人は確かに危険だ。
自分よりもデカい奴に襲われたら金的を蹴ることにしようと
前から決めていたけれど、
今日はそんな余裕は全然なかった。
おっちゃん、ナイス。
おかげで助かりました。
ありがとう。
こうやって、周りが連携し合うことで
防げる犯罪もあるんだろうなぁって
暖かい気持ちになりつつも、
DVのダンナに暴力振るわれていたその女性のことを考えると、
複雑な気持ちになった。
きっと、これからも暴力振るわれるんだろうなぁ。
もしかしたら今日も、
警察呼びやがってとか言われて怒られるんだろうなぁ
と思って、つらくなった。
DVは治らないから、早く別れた方がいいよ
とまでは言わなかったけれど、
その男の代わりに、僕やおっちゃん、警察官に謝っている彼女の姿を見ていて、
彼女の幸せを心から祈った。
世界一やさしい問題解決の授業
元マッキンゼーの人が書いた本
- 世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく/渡辺 健介
- ¥1,260
- Amazon.co.jp
新卒コンサルタントの1,2年目の目標は、
ここに書いてあることが当たり前のように実行できるようになること、
と言っても過言ではない
逆に言えば、それだけ難しいことを平易にまとめた本。
ロジックツリー → 分解の木
イシューツリー → はい・いいえの木
こういう言い換えは、本質を突いていて非常に気に入った
将来会社つくったときに、
この本でトレーニングしたら有効だろうなぁと思った。
時差があるところとチームを組むと
いまイギリスチームと働いているが、
時差があるところと一緒にチームを組むと、
物事がすごい速さで進むことを発見。
日中 日本チームで作業
↓
夜 イギリスチームに引き継ぎ
↓
真夜中 イギリスチーム作業
↓
朝 イギリスチームから引継ぎ
↓
日中 日本チームで作業
↓
・
・
・
ほぼ倍速。めちゃめちゃ効率がいい。
ただ、これがちょっとでも崩れると、作業効率は半分以下になってしまう!
日中 日本チームで作業
↓
夜 作業終わらず、イギリスチームに引き継げず
↓
真夜中 イギリスチーム待機。。。
↓
朝 イギリスチームから引継ぐことなし
↓
日中 日本チームで残り作業。午後はやることがなくなる
↓
・
・
絶対に締め切りを守る、というプロフェッショナリズムがお互いにあれば、
作業スピードは2倍速。
どちらかでもなければ、自国でだけでやった方がいい、
ということになるbv
イシューツリーをうまく書くコツ
戦略コンサルがよく書く、イシューツリー。
・売り上げを増やす
・顧客数を増やす
・1顧客あたり購入回数を増やす
・購入単価を上げる
とか、どんどんイシュー(解くべき課題)を分解していくというもの。
で、なぜどんどん分解していく必要があるかというと、
ざっくりと
「どうやって売り上げを増やそうかな・・・」
と考えるよりも、
「どうやったらうちにくるお客さん増やせるかな・・・」
「どうやったら同じお客さんに何度も来てもらえるかな・・・」
「どうやったら一度の買い物でもっとたくさん買ってもらえるかな・・・」
と考えていったほうが、
いろいろアイデアが出るし、
具体的になるし、
網羅的で、優先順位がつけやすくなるからだ。
困難は分割せよ、というやつだね。
ただ、このイシューツリーは、書くのが難しい。
困難を分割しているつもりが、かえって倍増しているときがある。
で、今日見つけたのが、イシューツリーをうまく書くコツ。
「分割すべき最初のイシューを、表現しうる最短の文章で表現する」
「その文章を構成している要素を、2~3のグループに分けて、
最短の文章で表現する」
「またさらにその文章を構成している要素を、2~3のグループに分けて、
最短の文章で表現する」
・
・
・
このくりかえしでやると、
パカッパカッときれいに分割されてくれることが判明。
試しに、何かのイシューを分割してみよう。
オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす
「増やす」をパカッと割ると、
オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす
・声をかける相手を増やす
・声をかけた相手が、無料体験にまで至る確率を上げる
「声をかける相手」 と
「声をかけた相手が、無料体験にまで至る」 をパカッと割ると、
オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす
・声をかける相手を増やす
・声をかける時間を増やす
・1時間あたりに声をかける相手を増やす
・声をかけた人が、無料体験にまで至る確率を上げる
・声かけからサイト訪問までの確率を上げる
・サイト訪問から無料体験までの確率を上げる
(注) この分割はいろんな分割の仕方がある。
それに、イシューの前提もきちんと意識すべし
「声をかける時間を増やす」 が無理だとすると、
「1時間あたりに声をかける相手を増やす」 か、
「声かけからサイト訪問までの確率を上げる」 か、
「サイト訪問から無料体験までの確率を上げる」 の中から
最小の労力で最大の成果を上げられるものを最優先とする。
従って、打ち手としては、
- 最優先! 声かけからサイト訪問までの確率を上げる
- 次に優先! 1時間あたりに声をかける相手を増やす
- 優先順位低い サイト訪問から無料体験までの確率を上げる
これに決定。
ふむ。
わかった。
まずは、電話してサイトを見てもらうことから始めればよいんだな。
となる。

人を集める
人を集めるのは大変だね。
いや、より正確に言えば、
こっちにとって望ましいニーズを持った人々に的確にリーチするのは、
非常に重要なのに難しいもんだね。
今日の収穫はゼロっぽいです。
GMさん、スミマセヌ。
なんで脊椎?
脊椎動物(正しくは脊索動物、我々哺乳類とか魚類とか)は、
節足動物(エビとか昆虫)、軟体動物(タコとかカイ)とならんで、
この地球上で大きな勢力を誇っている。
他の20個くらいある動物門よりも種の数とか生物量が多い。
で、なんで脊椎動物は脊椎がポイントなんだろうと今日考えていた。
我々脊椎動物のご先祖様は、
ピカイアっていう、背骨通ったナメクジみたいな動物なんだけれど、
背骨が通ることは当時画期的だったらしくて、
だから我々脊椎動物が現在まで繁栄することになった。
んで、脊椎。
いったいぜんたい、こいつにどんなメリットがあるのかな?
脊椎があると運動能力が増すのか?
脊椎を通る神経系によって、情報力が増すのか?
外骨格が無くて体を大きくしやすく、生態系の中で優位な場所を占められるから?
それとも、呼吸器系や血管系に何らかのメリットがあったから?
それとも免疫系関係?
ウィキペディア見てもよくわからん。
とりあえずわかることは、現実逃避をやめて今すぐ仕事に戻ったほうがいいということだ。