トップコンサルタントの性格:ラポール
本当にトップのコンサルタント、
つまりパートナー(役員)クラスの中でもさらにトップの人たちは、
決してそんなことはない
彼らのレベルになると
もはや問題解決が仕事ではなく、
問題解決する仕事をどう引っ張ってくるか、
つまりクライアントから悩みをどう相談してもらえるかが仕事になる
だから、
「自分は賢い」的な態度を取ると仕事に不利で、
むしろ「あなたの思いを私も感じていますよ」というか、
「あなたのことは全て受け入れます」的な雰囲気を醸し出した方が、
職業上有利である
今までそういうトップコンサルタントと接する、
または一緒に仕事する機会が何回かあったが、
彼らの持ってある雰囲気というのは
会った瞬間にその人に惹きつけられるというか、
好きになるというか、
何をその人が言うか以前に、
魅力をすごい感じたものだった
そういうのを英語でラポールというのだが、
(日本語で説明しくい概念)
どのトップコンサルタントもそれを共通して持っているように感じた
(サンプルはすくないんだけど)
「あなたやあなたの同僚は、うまれつきラポールができたのか、
それとも訓練したのか」
と聞いてみたところ、
「Not gifted」
パートナーとして仕事をしているとクライアント前などそういうことが要求される機会が多く、
従って身についてくるんだ、
と言っていた
魅力というものさえ、
キャリア上必要なものとして明確化されており
OJTでトレーニングする機会が与えられているというわけだ。
戦略コンサルという世界は、
ある種一流と言われる領域に達するまでの道を最短にするようできていると改めて感心した
上司と意見が対立したとき
まだ議論し続けた方がいいか、
ここで打ち切って時間を節約した方がいいか、
悩むときがある
そんな時の視点は3つ
全体に与える影響がは大きいハナシなのか
途中まで上司の言うことに従ってやってみると、後から自分のやり方に変更しようとしても大変でなかなかできないものなのか
感情的に後に引きずっていかなさそうか
以上全てがイエスならば、
上司の話に従った方がいいし、
一つでもノーならば
上司の時間を犠牲にしてでも議論し続けるべきだ
外部の視点
やっぱり普段日々やっていることを外部の視点で客観視するのは相当難しい。
内部事情に相当詳しいのに、
「××の部分が悪い」なんて言おうものなら、
「××さんが悪い」というハナシになるわけで、
正直すごく腰が引ける場合が多いです。
つまりは、
コンサルタントの外部の視点というのは
非常に重要だと感じた次第です。
英語のレベルが上がった
英語のレベルがガクっと上がった。
楽しいなぁ
文章みたいな英語が口から流れ出すようになった。
毎日英語書いて読んでしてたおかげかなぁ
語学ってのは、
努力しても全く伸びない時期が続いた後、
急にガクって伸びる時期が来るから
面白いよなぁ。
今日も、外人から
「チャットでやる?それとも電話?」
と聞かれ
「電話でよろしく」
と答えた、カッコいい俺。
グフ ( ´艸`)
ひと言で要約すると・・・
うちのファームに限らず、
男性戦略コンサルの日常会話の内容を、
ひと言で要約すると、
「だから俺はすごい」
となることが多い。。。
僕は、そういうのはキライだし、
周りからも「そういうところ全然ないね」とも言われるので、
これをキープしたい
・・・っていうか、そういう態度だとさ、
自分に好感持ってくれる女性のタイプって限られない? とも思う。
顧客の正当性をロジカルに証明しない
コンサルの仕事は、顧客に対して
(1) あなたのやっていることのうち、xxxの部分は合っている
(2) あなたのやっていることのうち、xxxの部分はxxxの理由で間違っている
(3) あなたはxxxの理由で、xxxをやった方が良い
というのをロジカルに説明し、納得してもらうこと。
最近わかったのは、
(1)の部分をロジカルに突っ込んで調べていっても、
顧客にとって無価値なんだということ。
「なるほど、そういうことだったんだ」的なキモチよさは与えられるけれど、
それ以外はあんまり意味がない。。。
むしろ、(2)(3)のような、顧客にとって違和感・不快感を与えかねない部分を
違和感・不快感をいかに与えないようにするかにフォーカスして
ロジカルにつっこんで調べていくことの方が、
科学的ではないかもしれないが、顧客価値は高い。
村上龍のベンチャー観
雑誌「GOETHE」に村上龍が書いたエッセーが好きで、ページを破って、会社の引出の中に入れてあり、ときどきこっそりそれを見ている
やれという「命令・指示」、やろうとよという「提案・勧誘」、やったほうがいいよという「推奨」などは、いずれもヴェンチャーの本質や原則に逆行する。
ヴェンチャースピリットを持つ人は原則的に少数派だ。みんながやろうとしていること、みんながすでにやっていること、すでにニーズが満たされていること、価値が定まっていること、それらに本能的に背を向ける資質がなければヴェンチャーなどやれない。ただしそれは他人の言うことに耳を傾けないという意味ではない。情報や知識やネットワークへの飢えを持ちつつ、少数派の立場を常に維持しなければ、あっという間に「既成」の波に呑み込まれるということだ。トヨタもソニーもホンダも、創業者は社会の少数派だった。小規模で孤独な環境から出発し、多数派に加入する誘惑を断固として拒絶すること、それがヴェンチャーの原則である。