イシューツリーをうまく書くコツ
戦略コンサルがよく書く、イシューツリー。
・売り上げを増やす
・顧客数を増やす
・1顧客あたり購入回数を増やす
・購入単価を上げる
とか、どんどんイシュー(解くべき課題)を分解していくというもの。
で、なぜどんどん分解していく必要があるかというと、
ざっくりと
「どうやって売り上げを増やそうかな・・・」
と考えるよりも、
「どうやったらうちにくるお客さん増やせるかな・・・」
「どうやったら同じお客さんに何度も来てもらえるかな・・・」
「どうやったら一度の買い物でもっとたくさん買ってもらえるかな・・・」
と考えていったほうが、
いろいろアイデアが出るし、
具体的になるし、
網羅的で、優先順位がつけやすくなるからだ。
困難は分割せよ、というやつだね。
ただ、このイシューツリーは、書くのが難しい。
困難を分割しているつもりが、かえって倍増しているときがある。
で、今日見つけたのが、イシューツリーをうまく書くコツ。
「分割すべき最初のイシューを、表現しうる最短の文章で表現する」
「その文章を構成している要素を、2~3のグループに分けて、
最短の文章で表現する」
「またさらにその文章を構成している要素を、2~3のグループに分けて、
最短の文章で表現する」
・
・
・
このくりかえしでやると、
パカッパカッときれいに分割されてくれることが判明。
試しに、何かのイシューを分割してみよう。
オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす
「増やす」をパカッと割ると、
オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす
・声をかける相手を増やす
・声をかけた相手が、無料体験にまで至る確率を上げる
「声をかける相手」 と
「声をかけた相手が、無料体験にまで至る」 をパカッと割ると、
オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす
・声をかける相手を増やす
・声をかける時間を増やす
・1時間あたりに声をかける相手を増やす
・声をかけた人が、無料体験にまで至る確率を上げる
・声かけからサイト訪問までの確率を上げる
・サイト訪問から無料体験までの確率を上げる
(注) この分割はいろんな分割の仕方がある。
それに、イシューの前提もきちんと意識すべし
「声をかける時間を増やす」 が無理だとすると、
「1時間あたりに声をかける相手を増やす」 か、
「声かけからサイト訪問までの確率を上げる」 か、
「サイト訪問から無料体験までの確率を上げる」 の中から
最小の労力で最大の成果を上げられるものを最優先とする。
従って、打ち手としては、
- 最優先! 声かけからサイト訪問までの確率を上げる
- 次に優先! 1時間あたりに声をかける相手を増やす
- 優先順位低い サイト訪問から無料体験までの確率を上げる
これに決定。
ふむ。
わかった。
まずは、電話してサイトを見てもらうことから始めればよいんだな。
となる。
