『亜麻色の風の中へ』―小学校の部と思えない世界観が素敵!!秋の草原が目に浮かぶ課題曲
もっと深く掘り下げた続編を書きました。(2010.6.15追記)
昭和62年NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲A
亜麻色の風の中へ
作詞:こわせたまみ、作曲:玉木宏樹
亜麻色の風を追いかけ
馬は刈萱の中を 駆けているだろう
高原の秋は早くて
空はもう青すぎるほど 澄んでいるだろう
また行きたいな 君のいる村へ
今は コスモスの花がさかりで
風にゆれ 風にゆれ
ぼくを ぼくを 待つだろう
この曲は、初めてNコンの課題曲で
興味を持った曲だと思います。
この曲が課題曲だったころは
まだ低学年だったんですが、
高学年の人がこの曲を歌い上げてる姿を
見てあこがれていたのを思い出します。
メロディラインが素敵じゃないですか![]()
小学校の部の課題曲にはもったいないな、と。
歌詞の世界観も素敵![]()
こんな叙情的な課題曲、小学校の部では
もうお目にかかれないんじゃないか、
と思えるくらい素敵なんですよ![]()
ちなみにこの曲、前奏が昭和51年度
中学校の部の課題曲「水芭蕉」に
そっくりなのは気のせいなのかな![]()
まあ、前奏以外は全く似てないんですが。
どちらの楽曲もいい曲です![]()
Nコン課題曲は本当に名曲の宝庫だと思います![]()
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NHK全国学校音楽コンクールの季節がやってくる!!
って知ってますか![]()
最近は、ゴスペラーズ、森山直太朗、
アンジェラ・アキ、吉田美和、いきものがかりなど、
有名アーティストが楽曲(課題曲)を
提供などしているコンクールです。
過去の楽曲にも
-空がこんなに青いとは
-気球に乗ってどこまでも
-ひとつの朝
-わが里道標
-未知という名の船に乗り
など、定番となっている曲もあります。
過去の課題曲については課題曲Juke Box があるのでぜひ。
金賞校ばかりの演奏を公開していて、聴きごたえあります。
そもそも私の母校がNコンの全国コンクールに
2年連続出場するほどの合唱大好き校で、
授業を潰しまくってでも歌っていたくらいの学校でした。
このブログではNコンの課題曲を中心に
綴っていきたいと思います。
今回は昨年の高等学校の部の課題曲である「青春譜」
この楽曲との出会いがNコンの魅力に
再びハマることになったきっかけの楽曲でもあります。
この一瞬を永遠にきざもう
青春はこわれやすい季節だから
この風を この光を この歌を
感じてる みつめてる 忘れない
明日への旅
(「青春譜」五木寛之・作詞より抜粋)
この年、金賞を受賞したのは宮崎学園高等学校 。
ここの演奏がすばらしかったのです。
実際、涙を流したくらいの合唱で、
文句なしの演奏でした。
この年は、かなりの混戦なほど
ハイレベルの年だったのですが、
「青春譜」をきちんと解釈し、
歌い上げたのは宮学だけだったと思っています。
合唱の素人なので偉そうなことは
本当は言えないのですが、
心に響いてきたのです。
その上、歌に表情があり、日本語が美しい。
これ、重要だと思います。
感情を込めると歌詞が聞き取りにくく
なったりしがちなのですが、
ここのははっきり聞き取れるのです。
銅賞の岡崎高等学校は感情を込めたがゆえに、
聞き取りにくくなっていたり。
銀賞の安積黎明高等学校は技術は素晴らしいのですが、
淡々と歌い上げすぎた感じがしました。
過去の安積女子高等学校時代と雰囲気が変わった
感じがします。
あ、何度も言いますが、あくまでも合唱素人の感想です![]()
逆に宮学が濃くて好きじゃないという人もいると思うのですが、
感じ方は人それぞれだと思うのでご勘弁を![]()
で、五木さんのこの歌詞の世界観も好きです。
高校生には重い感じがするかもしれませんが、
青春を過ぎたものにとってはこの歌、ヤバいです![]()
あ、青春って「青春・朱夏・白秋・玄冬」という
人生の季節のひとつって知ってました![]()
五木さんは、この歌で人生をひとつの旅と捉え、
その中の青春という短い季節から旅立つ一人の人間の
こころの中を表現したのだそうです。
これを知って聴くと、この歌、もっと奥が深くなります![]()
ぜひとも、この宮学の合唱が生で聴きたくて、3月15日に宮崎まで行くことにしました。
3月15日(日)14:00~
宮崎学園高校、短期大学、PISELLO DOLCE
第1回合同演奏会=大坪記念ホール
があるそうなんです。
生で宮学の演奏が聴けるなんて素晴らしい。
3万円の交通費をかけてとんで行きます(笑)
今からすごく楽しみです。
ところで、今年の課題曲がひっそり公開されています。
■ 小学校の部
「ここからいちばん とおいところ/夢の太陽」
覚和歌子作詞/千住明作曲
久々の選択制復活のようです。
ただ、新曲2曲の選択制は初かも![]()
■ 中学校の部
「YELL」
水野良樹(いきものがかり)作詞・作曲/鷹羽弘晃編曲
今人気のいきものがかり。
昨年のアンジェラ・アキが大好評だったので、
その流れを引き継げるか?
英字タイトルも初みたいです。
■ 高等学校の部
「あの空へ~青のジャンプ~」
石田衣良作詞/大島ミチル作曲
今年は一昨年の「言葉にすれば」路線に戻るのか![]()
豪華な組み合わせの楽曲で要注目です![]()
とゆうところで、今日はこのへんで![]()