『手紙』―中学生だけでなくアンサー世代も共感!?アンジェラアキの手がけたNコン課題曲
平成20年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲
手紙
作詞・作曲:アンジェラ・アキ、編曲:鷹羽弘晃
今更ですが、昨年の目玉である
課題曲を取り上げて見ます![]()
昨日、またアンジェラアキと中学生の
新しい放送があったので、いいきっかけです![]()
この課題曲、コンクールよりも
そのサイドストーリーの方が印象に残った気がするんですよね![]()
曲自体はよかったのですが、
全国コンクールで名演らしき名演は見れなかった![]()
いや、どの学校も上手かったんですよ![]()
特に郡山二中なんか、中学生の域とは思えません![]()
個人的にはNHK東京児童合唱団の演奏のほうが
「手紙」としてはベストだったかな、と![]()
ただ、最後の全体合唱の中学生の表情を見ていると、
この頃に戻りたいーーーと思いました![]()
みんないい表情、そして合唱を楽しんでいましたね![]()
拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう
十五の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです
未来の自分に宛てて書く手紙なら
きっと素直に打ち明けられるだろう
今、30歳になった自分が
15歳だった自分に何と声をかけてやれるだろう、
というありそうでなかったテーマです。
私はまだ30歳ではないですが、
中学生だった自分に声をかけてやりたいことが
たくさんあります![]()
思春期って変なことで悩むんですよね。
今だったら全然気にしない、
それどころかそれすら武器に出来ちゃう
強さをもってたりするんですけどね![]()
まあ、それが思春期ってものなんでしょうけど。
いや~、全国コンクールのときの
アンジェラさんの歌はやばかったですね![]()
涙止まりませんでしたもん![]()
中学生たちも涙涙でしたね![]()
司会者のアナウンサーも森下千里さんも涙![]()
すごく不思議なコンクールですよね。
そういえば、中学校の部、珍事もおきてしまいました。
連覇中の真栄中がまさかのタイムオーバー![]()
録画コンクール時代なら起きなかったことですからね。
緻密な演奏をしていただけに、無念です。
タイムオーバーがなければ銀賞に入っていたと思います。
(金賞の郡山二中はゆるぎなかったと思います)
もうひとつ気になったのが、
外国語曲・宗教曲ってこんなに選択してるの![]()
否定するわけではないのですが、少し寂しいです![]()
以前もとりあげましたが、
昭和63年度の中学校の部のNHKの講評を
取り上げたいと思います。
「自分たちの風土に生まれた歌を、
共感を持って歌い上げた学校の活躍は、
兎角高度な合唱曲を取り組む風潮の中で、
自分たちの音楽を歌うという意味で、
選曲の大切さを改めて考えさせてくれました」
本当に、これ、大事だと思います![]()
そういう曲が自分の学校のアイデンティティー
だというのであれば問題ないのですが、授賞校がそうだからといって
取り上げるという安易なことは止めて欲しいですね。
ということで、ことしはいきものがかりの「YELL」です。
中学生の皆さんの活躍を楽しみにしています![]()
合唱好きが集まるブログはここ
![]()
にほんブログ村
ワクワク!!Nコン課題曲お披露目です
えーっと、今帰宅したので、やっと録画していたNコン課題曲が聴けます、見れます![]()
リアルタイムに(私的にね)見ながら書いてみます![]()
まずは、小学校の部。
「ここからいちばんとおいところ」
「夢の太陽」
覚さんが2曲詞を書いたら、千住さんが2曲書いたんだとか。
私はてっきり、変な方向に向かっている小学校の部へのてこ入れかと思っていたのですが。
覚さんがNコンに出場していたというのが少しおどろき。
「ここからいちばんとおいところ」
王道の小学校の課題曲登場って感じですね![]()
昭和の古きよき課題曲を彷彿とさせます![]()
NHK東京児童合唱団も歌が上手くなった![]()
「夢の太陽」
これまた王道系。
今年は小学校の部は当たり年ですね![]()
どちらの曲も難易度に差はなさげ。
"つかま(えら)れる"となっているのはNHKの正しい日本語配慮![]()
それとも覚さんの意図![]()
にしても、過去の選択制と違い、2曲とも選ぶのに悩む選択ですね![]()
次に、今年一番の目玉であろう、中学校の部。
いきものがかりが手がけています。
先日、春うたスペシャルでいきものがかり版が先行公開されていました。
ボーカルの吉岡さんは合唱部の部長だったんだとか。
この歴史あるNコンの曲をつくれるなんて幸せものですね。
「YELL」
いきものがかり、って感じですね。
合唱曲になってますね、ちゃんと。
歌いにくさはなさそう。
昨年のアンジェラアキの「手紙」よりも部屋の隅にうずくまってる中学生って感じ![]()
悩み多き中学生には感情移入しやすいんじゃないかな。
ただ、この曲、審査するのが難しそう。
あまり差が付きそうにない。
混声、女性の有利不利もなさそう。
だからこそ、今年は演奏をもっと楽しんで欲しいな![]()
名演期待してます![]()
個人的には混声版が好きです![]()
ここでお知らせが。
今年はクラス合唱選手権があるんだとか。
楽しみにしときましょう。
あ、ちなみにNコン on the web
が復活してます![]()
最後に高等学校の部。
「あの空へ~青のジャンプ」
風のうわさでは結構特異だという課題曲![]()
石田さんの歌詞、先行公開で見たけど、すごかったですもんね。
ちょっと照れくさくなるような歌詞でしたけど。
思ったほど特異じゃないかも。
まあ、JUMP UPの掛け声はめずらしいけど、合唱曲として成り立ってる気がする。
と、思いきや最後に隠し玉が(笑)
まあ、各校の裁量に委ねられるんだろうけど、やった方が今年はやった方が印象がよさそう。
創作性も問われるんですね、今年は。
ソロもOK、スキャットも自由、なんでもありです。
ドリカムの吉田美和みたいな子がいたら有利なのかも
(笑)
2年に一度はこういう路線いいかもしれませんね。
あくまでも2年に一度でお願いします。
「ある真夜中に」、「青春譜」路線好きなので![]()
もしかしたら、今年は岡崎金もありえる![]()
宮学も負けるなーーーー![]()
有川先生がどう指揮をするのかも興味津々(笑)
とゆうことで、こんな感じの感想です。
楽しみですね、今年も![]()
今年はNHKホールに見に行こうかなーーー![]()
『もえる緑をこころに』―環境問題をテーマにしていながら爽やかな課題曲
平成4年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲
もえる緑をこころに
作詞:関根栄一、作曲:木下牧子
あたらしいビル あたらしい建物
ひかりかがやく街 人と車と
あふれる品物は
世界のすみずみから届けられた
関根榮一さん作詞ということなんですが、
はじめ関根さんっぽくないな、と思ってました![]()
前年の高等学校の部の課題曲「聞こえる」を
意識した詩の内容っぽいですね![]()
NHKから提案があったのかもしれません。
あ、関根さんに失礼かもしれませんね![]()
でも中学生らしく、非常に親しみやすい
詞と曲になっています![]()
小学校の部の自由曲としても
取り上げられてもおかしくないと思います。
これまた売れっ子である木下牧子さん作曲ですが、
難解な曲が多い木下さんっぽくないと思いました(笑)
久々にこういう王道系の課題曲を聴いてみたいものです![]()
最近よく聴く課題曲であります![]()
こんなに爽やかに環境問題を
問うた曲もめずらしいかもしれません![]()
しかし、人類の循環システムとその弊害、
問われている問題は決して平易な問題ではありません![]()
「今、わたしたちにできること」
しっかり考えないといけませんね![]()
合唱好きが集まるブログはここ
にほんブログ村