先日の貝掛温泉 のあとに立ち寄った、もう1軒のお宿。
それが、越後湯沢温泉・雪国の宿 高半さん。
これまでに2度チャレンジして、1度目は臨時休業(良くある事よね・・。)。
2度目は、土曜日のため大混雑で、日帰り入浴不可。
そして今回3度目の正直、やっと入浴することができました。
越後湯沢の中でも、越後の山並みを一望できる
特に眺望の素晴らしい高台に位置する高半さん。
川端康成が3年間の投宿の末
あの名作『雪国』を書き上げた、歴史ある御宿です。
湯沢温泉 雪国の宿 高半 HP
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢923
TEL:025-784-3333
日帰り入浴
料金 1000円
時間 13時~17時
鶴に鶴亀、いかにも幸運に恵まれそうな
おめでたい看板でありますww。
平日の3時頃だったか・・・。
宿泊のお客様が1組いらっしぃましたが
静かなフロント周りでした。
鉄筋コンクリート6階建ての外観に相応しい
広々としたロビーは紫の絨毯敷き。
こちらで、入浴料@1000円を支払い
スリッパに履き替えて、2階の浴室へご案内いただきます。
2階へは、入口入って左手のこのキラキラシャンデリア下のエスカレーターで。
今まで500軒近くの温泉施設にお邪魔してるけど
エスカレーター設置の温泉宿(ホテル)ってあっただろうか・・(^_^;)。
これを見た途端に、頭の中に塩素臭が充満し倒れそうになりました(爆)。
↑ 個人的、勝手な先入観です!!
いやいや、本当のところは
最近はお元気なご年配の方が増えて
観光地でも温泉でも、たくさんお見受けします。
そう言うおじゃる☆も、その域に年々近づいておるしww。
でも体も思考もお元気でもやはり足腰が弱ってくるのは否めない。
そう言った様々なお客様の事を第一に考えれば
エスカレーター設置なんて、優しい気配り以外の何ものでもない!!
本当にありがとうございます!!m(__)m (めっちゃフォロー(爆))
文豪が愛した宿らしい、大量の蔵書が飾られております。
宿泊してこちらのソファーでゆっくり本のページをめくる・・。
また一画には、歴史をしのばせる使い込まれた和箪笥。
改装前の旅館で使用されていたものでしょうか?
さらには、図書コーナー奥のロッカーは無料。
湯上り処も麦茶が用意されるなど気配り満点。
ここで待ち合わせの時間を決めて、男湯は手前の右手。
お風呂場はそんなに混んでいなかったのだけど
脱衣所は常に誰かしら人がいて
高半の源泉地だそうな。
お宿の始祖、高橋半六翁が約800年前に発見。
毎分300~480Lという豊富な湯量を誇る自然湧出。
なのでもちろん、男女湯共に源泉掛け流し!!
塩素消毒・循環なんていたしておりません!!ヽ(;´Д`)ノ
頭の中が塩素臭で充満なんて、失礼な事を申しました(爆)。
脱衣所も広くて壁際の棚に脱衣かごがたくさん並んでいました。
大きな温泉ホテルの脱衣所を想像していただければいいかと。
ドレッサーもドライヤーも充分な数であったと思います。
無駄に広くてちょっと寒々しい。
入口入って左側にL字型の浴槽が一つ。
手前の四角は、畳敷きです。
右手に洗い場、飛び石は露天風呂へと続いています。
まずは、内風呂から。
プールのような水色で四角い浴槽に
無色透明、わずかに硫黄臭のするお湯が満たされている。
源泉名:湯沢温泉 湯元
泉質:単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)
源泉温度 43.4度 PH値 9.6
泉温が43℃と絶妙なことから
加温なし、加水なしの100%源泉掛け流し。
浴槽内では、もう少し温めの40℃前後で
新鮮なお湯を楽しむことができる。
別名『卵の湯』とも呼ばれる高半さんの自家源泉。
期待していたほどの、硫黄の香りも
溶き卵のようと言われる湯の花にもお目にはかかれなかったが
そのツルツルスベスベ、トロリとした浴感は
噂にたがわぬ素敵なものだった♪
ただ・・・・。
けっこう塩素臭があるのだ・・(´_`。)。
どこに?
・・・おじゃる☆の頭の中に・・・(爆)。
ではなくてぇーーー!ヽ(`Д´)ノ
お湯自体からは匂わないが、浴槽の縁に座っていると気になる。
浴後に改めて確認したら
『浴槽清掃時に次亜塩酸による消毒を行うため
臭いが残ることがある』と掲示されていた。
最初、こんな湯気モウモウ状態で、画像取得もままならず(笑)。
これなら人がいるのかどうかも分からないし・・・と、
温まった体をクールダウンすべく畳の上にごろりと横になっていた。
すると、いつの間にか誰かが換気扇のスイッチを押したらしい。
気づいたら・・・。
こんな、どこまでも見渡せるクリアー♪な状態になっていて
超、恥ずかしいじゃないかぁーーーい!!ヽ(`Д´)ノバカーン
みなさまも油断めさるな!
露天風呂~~~!!
内風呂自体は、タイル張りの味気ない造りなのに
なぜかこの露天風呂だけは、素晴らしく味わいのある木造となっております♪
どうやら、男湯は内風呂の窓越しに眺望が楽しめるのに対して
女湯は、内風呂の窓ガラスに目隠しがされていて
何の景観も無い事に対する配慮のようですな。
それにしても、素晴らしいです!(笑)
内風呂の味気なさは、これで帳消しですヽ(^。^)ノ
外を覗くと、越後湯沢駅。
ときどき警笛が聞こえます。
湯口から注がれる源泉。
こちらも基本は、源泉掛け流しなのですが
冬季に限り、温すぎるので、加温循環とのこと。
この日の露天は確かに内風呂より熱かったので加温でしょう。
循環の場合の消毒に関しては不明です。
しかし、こちらは内風呂と違って塩素臭はまったく無し。
硫黄の香りも、ツルツルスベスベ度も、なぜかこちらの方が高かった。
湯舟の底が滑って危険なのでゴムマットが敷いてありました。
うん、確かに危険!!
それに、内風呂にはなかった湯の花もここでは確認!
浴槽の切れ目からガンガン排湯されてたけど・・?
本当に循環してるのかなぁ? 謎。。。
露天の方が明らかに良いお湯なのに
湯温が高く(42~3度)疲れて長湯ができないのは何とも残念無念!
ちなみに、男女湯の入れ替えは無いので
男性諸氏はこちらの露天には入れませ~んww。
さて、長くなりますが一気に行こう!!(爆)
高半と言えば、冒頭にもお話しした、川端康成の小説雪国。
先生が滞在したのは昭和9年~12年、もう70年以上前の事。
もちろん当時の建物は取り壊されてしまいましたが
康成が滞在し執筆をつづけた『かすみの間』だけは
HPでは、入室料500円(宿泊者無料)となっていますが
浴室にご案内くださった番頭さん(?)が
『帰りにご自由にご覧になってください。』と
おっしゃって下さいましたので、遠慮なく拝見しますヽ(^。^)ノ
離れのようなスタイルで保存され
当時をしのぶことができるかすみの間。
タバコ(煙管?)をくゆらせながら、眉間にしわを寄せて・・。
原稿用紙に筆を走らせている姿を勝手に想像して(笑)
感慨にひたるおじゃる☆であった。。
あ?それだと腕が三本いるか!?
そりゃ無理だ!(;´Д`)ノ
あぁーーーーーー!!(T▽T;)
なんとかこのうちの1棟だけでも残っていたら
文化財級の建造物であったんじゃないかい?・・・惜しい~~~!。゚(゚´Д`゚)゚。
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