『中国経済 2021』イントロ | 奈良の鹿たち

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『中国経済 2021』 

イントロ

 

 

もはや中国は工業・貿易・販売・研究開発において世界一の大国です。

さらにIT、宇宙、交通輸送、軍事などの先端科学でも、米国に勝るとも劣らない成長を続けています。

かつて栄華を誇った日本は、対照的に経済が停滞して、完全に中国の軍門に下りました。もはや来日の中国人観光客は、東京のビル群の高さや多さ、工場の近代的設備、走っている車、新幹線のスピードに驚きはしません。中国人はより大きい車にあこがれます。日本人の多くが小さな軽自動車に乗っているのを見て、もはや日本は中国の下だと感じています。

中国に対して、日本はもとよりアジア各国、ヨーロッパ、豪州、中近東、南米そして米国までもが経済依存という人質を握られているので、政治的になかなか強気に出られません。

14億人もの人口と生産人口比率の多さという人口ボーナスの恩恵で、経済の自立が出来ているのです。

最近の経済成長を見ると、2028年にはGDPで米国を抜くという予測も現実味を帯びてきました。

 

しかし、中国には客観的に厳しい現実が立ちはだかっています。

人口14億人のうち既に2億5000万人が60歳以上で、「一人っ子政策」を止めても、出生数の減少は止まりません。2021年に「子供3人まで緩和」という方針を出しましたが、「今でさえ夫婦共働きで両親をも見ているのに無理だ。」という声も上がっています。

建国100年の節目となる2050年前後には人口の3分の1以上、5億人近くを60歳以上が占めるとの予測もあります。

中国は「人口ボーナスを享受する前に、少子高齢化の人口オーナスが襲ってくる」とも言われています。

 

また専制的行動のため、各国が経済依存を振り切って、中国離れの傾向が強まってきています。

中国包囲網で各国が同調すれば、さすがの中国も14億人を食べさせることは出来ません。

「成功者は、成功した術で衰退する」と言いますが、国家全体主義で成長した中国は、その専制性のために行き詰まる可能性があります。

 

 <目次>

                  第1回 GDP

                  第2回 工業① 
                  第3回 工業②
                  第4回 エネルギー
                  第5回 消費 
                  第6回 貿易

                  第7回 鉱物資源

     第8回 物価・金融・財政

 

 

 

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 (担当 E)