孫を初めての3000m峰へ連れて行った
ここ最近、うだるような暑さが続き、さすがに低山は地獄の修行だろうということで、男孫を初の3000m級に連れて行った(とうちゃんは富士山登頂済みで、孫娘はやる気なし・・・なので嫁さん・とうちゃん・男孫の4名パーティ)。初体験なのでサクッと登れる乗鞍岳(3025m)をチョイス。自分と嫁さんは4年ぶり2度目の乗鞍だ。前日のてんくらでは昼頃まではAだったが・・・。日曜日の1時に自宅を出発。4時過ぎにほおのき平Pに到着。晴れてはいないが空が赤らんで虹が出ていたよ!!サンドイッチを食べて始発(5:55)のバスに乗車した。6時半に畳平に着くと、雨がパラっとしたりやんだりで、更に気温が10℃と寒くてレインウェアを着てスタート。先ずは富士見岳を目指す。鶴ヶ池あたりの登山道脇には高山植物がチラホラと。そんな中に女王が!!早速孫にコマクサを教え込む(笑)。孫よりとうちゃんの方が興味津々に撮影していた。富士見岳からは曇ってるものの笠・槍・穂高から八ヶ岳・南アが望めた。一旦下り肩の小屋へ。途中の雪渓ではスキーヤーが頑張って登って滑り下りていた。肩の小屋でしばし休憩して、いよいよ3000mへチャレンジ!!まだあまり長い岩場は経験していないが、頑張って登っている。すると途中にご褒美が!!曇り空なので期待をしていたが、そのとおりにライチョウが現れた。少し離れていたが餌をついばむ姿を孫に見せられた。ライチョウさんありがとう!!。こっちの方がテンションアップでガシガシ登っていく。孫も頑張って稜線まで上がってきた。右手に権現池を見ながら最後の岩場もクリアして登頂。3000mの耐性はどうか?と思っていたが、全く問題無さそうで、もう少しトレーニングを積んで富士山チャレンジかな!?登頂と同時に白き世界となり、すぐさま視界が広がるという、高山あるあるも体験できた。40℃近かった生活から一転、寒いぐらいだ。しばし撮影会をして下山。下山はついに本降りとなったが、岩場の下りも難なくクリアして、肩の小屋でカレーうどん。お肉タップリで美味しそうに食べていた。外は真っ白になっており、ホントにタイミングよく下山できた。畳平までも本降りだったが、車道なので鼻歌交じりで11時過ぎにターミナルに戻った。帰りのバスではみんな睡眠不足で爆睡し、あっという間にほおのき平に戻り着いた。今回は孫の初3000mチャレンジだったが、岩場・高山植物・ライチョウ・雨・白き世界と色んな経験が出来た山行だった。ヘコタレずにクリアして、また次のステップに進めそうだ。帰りは高山のひだまりの湯で汗を流すどころか、逆に凍えた体を温めて帰った。