以前から気になっていたこちらの本。
最新刊である第2巻が出たことを契機に、長崎県随一の本屋さんに行く機会もあり、この度めでたく購入。
※蒸男のスネ毛と赤パンは読者サービス。
まんしゅうきつこ先生の湯遊ワンダーランド[第1巻][第2巻]
本の感想を述べる前に、書店で購入する際の感想から入る。
書店で購入する際、店頭の検索端末を利用される方は多いと思われる。
この本の場合の検索ワードは...
まんしゅう
これであれば「満州事変」関連がトップに来てしまう。湯遊ワンダーランドはかなり後の方に出てくるだろう。
ならばと、検索ワードを追加する。
まんしゅうきつこ
書店という公共の場でこんな言葉で検索をかけるとは思いもしなかった。
そんなわけで、買う前からレベルの高い本ですが、まずは第1巻の感想から。
怖い
登場人物である著者の弟が怖い。著者自身も怖い。なんとなく全体的に怖い。
サウナが好きという人間は、蒸男を除いてどこかしらぶっ飛んでいる人ばかりであるが、第1巻はベクトルの違うぶっ飛びかたをしていて、面白くはあるのだが、面白さよりも怖さが先に来てしまっている。
弟が本当に怖い。
第1巻だけだと、はっきり言って972円(税込)無駄にしたなと思う。
しかし、である。
作者のベクトルの違うぶっ飛び具合が良い方向に作用し、目から鱗のサウナや銭湯の見方に溢れている。女性はもちろん、男性も共感できるサウナ銭湯あるあるがたくさんあり、本当によくできた一冊となっている。
怖い弟も第2巻ではほとんど出てこない。
例えば、蒸男おすすめの一コマのひとつがこちら。
蒸男もこんな格好で瞑想する。
良い本は自分を顧みさせてくれるものだ。
こんな風に見られてたのね。
本当に恥ずかしくて死にたい。
誰かいっそ殺してください。
というわけで、第1巻で損をしたかと思ったら第2巻で第1巻分も回収してしまえる面白さ。
はっきり言います。
第2巻だけ買えば幸せになれます!
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♨長崎蒸男のサウナ道♨
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