【サ道】長崎県内のサウナを大雑把に紹介【定期更新】 | 長崎蒸男のサウナ道

長崎蒸男のサウナ道

サウナ後進国長崎での、サウナの記録です。

 長崎蒸男のサウナ道。長崎と名乗っておりながら、長崎県のサウナのことをなかなか紹介しないブログである。これは読者だけでなく、作者である私だって思っていることなのだ。「だからなんだ?」と問われれば、「ごめんなさい」としか言いようがない。

 

 このブログを開いた人たちは、長崎県のサウナ情報を一番に求めているはずだ。それなのに、中年のおっさんが「今日はととのった。」だの「ととのわない。なんでだ。俺は死ぬのか?」などの記事を見せられて気の毒ったらありゃしない。

 

 そういうわけで、この記事では、これまで蒸男が訪れた長崎県内の施設を大雑把にご紹介していきたいと思います。

 

 ※リンク先はサウナイキタイ様内の紹介ページまたは施設ホームページです。

 また、当ブログで以前紹介した施設については、紹介記事のリンクも併せて貼っております。

 

<目次>

 

【最高施設】

 サウナサン(佐世保市)

 清流と棚田の里(長崎市)

 

【自信をもってお勧めできる施設】

 稲佐山温泉ふくの湯(長崎市)

 

【お勧めできる施設】

 出島の湯ドーミーイン長崎(長崎市)

 道ノ尾温泉(長与町)

 黄金と水素の湯 ハウステンボス天然温泉(佐世保市)

 

【外気浴が素晴らしい施設】

 天然温泉 ゆの華 サンスパおおむら店(大村市)

 ゆりの温泉(長与町) 

 天空の宿 山暖簾「くにみの湯」(佐世保市)

 

【炭酸泉で有名な施設】

 波佐見温泉湯治楼(波佐見町)

 

【景色の良い施設】

 長崎伊王島 島風の湯(長崎市)

 

【地域に根差した愛され施設】  

 高崎湯(長崎市)

 

【綺麗で人が少ない施設】

 稲佐山温泉ホテルアマンディ(長崎市)

 西海橋コラソンホテル(西海市)

 弓張の丘ホテル 弓張温泉 彩海(佐世保市)

 

 

 

【最高施設】

 

 サウナサン(佐世保市) 

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 ※紹介記事はこちら。

 ※令和2年10月リニューアルの記事はこちら。

 言わずと知れたサウナ界の西の雄。長崎県においてはこの施設だけクオリティが飛び抜けてしまっている。例えるなら、高校球児の中にプロ野球選手、それもエース級が混じっている感じ。もっと言えば、長崎県高校総体サッカー競技における全盛期の国見高校のような立ち位置である。

 全国の有名サウナ施設と対等以上に張り合える、長崎県内に存在しているのが不思議な施設。長崎県のサウナーの誇りであると同時に、「東京あたりで開業していればもっと儲かったんじゃないのか。」と長崎県のサウナー一同は大変申し訳なく思っております。

 サウナ良し、水風呂良し、サウナ飯良し、アウフグース良し、休憩室良し、アメニティ良し、キャラクター良し、シャワーの水圧良しで、ここに無いのは外気浴くらいである。詳しくは紹介記事をご一読ください。

 あまりに褒めすぎているため、このままじゃ「サウナサンの回し者じゃないか?」と疑われそうなので、あえてサウナサンに苦言を呈する。

 「スタミナドリンク600円はちと高すぎるので、同じ値段でマルシンのようなオロポを提供してくれませんか?」

 オロポがメニューに加わりました。コワーキングスペースも加わり、宿泊カプセルの数も増えました。

 この施設、隙が無くなりました。(令和2年10月追記)

 

 

 清流と棚田の里(長崎市)

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 ※紹介記事はこちら

 令和2年後半、長崎市琴海地区にさっそうと現れたテントサウナ施設。

 完全貸し切りのテントサウナでは、気心知れた仲間と、あるいはひとりでサウナを楽しむことができる。

 セルフロウリュにより温度湿度を自分好みに調整できるし、友人とアウフグースをしあうことだってできる。

 友人と大切な話をしてもいいだろう。ひとり考え事にふけってもいいだろう。

 周りには清流と棚田以外に何もない。こんな贅沢な空間はめったにない。

 こんな施設を3000円で、二人目以降はプラス500円で(令和2年10月の料金体系です)使えるなんてとんでもないことだ。

 営業時間が9時から16時までなので、早朝や夜は使えない。天候にも左右されるだろう。蒸男のように友達が少ないサウナーにとっては、ひとりで使うのはちょっとハードルが高いかもしれない。しかし、それらを差し引いても素敵さにあふれた最高な施設である。

  

 

【自信をもってお勧めできる施設】

 

 稲佐山温泉ふくの湯(長崎市)

 ※紹介記事はこちら。

 蒸男がホームとするスーパー銭湯。入浴800円、回数券を使えば650円であり、コストパフォーマンスは全国屈指の施設ではないか。

 露天風呂から長崎市の夜景を一望でき、水風呂の温度は15~17℃と理想的であるなど、開設当初よりポテンシャルは高かった。

 マンガ「サ道」が発刊されて以降は、オートロウリュの導入、レスタチェアの露天への設置などちまちまと改善が重ねられてきたが、令和に入ってついにととのい椅子を大量に導入し、蒸男ランクが【自信をもってお勧めできる施設】へと急上昇した。

 稲佐山中腹にあるため徒歩では到達不可能な施設であるが、長崎駅前など長崎市内の主要な場所から送迎バスが出ている。

 サウナ好きではなくても長崎の夜景が楽しめるので、出張や観光で訪れた際には是非お立ち寄りいただきたい。

 テレビも見れるリクライニングルーム(平日無料、土日祝終日300円)がある。なお、リクライニングルームを利用する際は受付でお願いすれば岩盤浴用の大きなバスタオルを借りれるので、これをタオルケット代わりにするととても心地よい時間が過ごせる。リクライニングルームを利用するのであれば土日祝が狙い目だ。なぜなら、無料の休憩スペースがごった返す中で、有料のリクライニングルームは周囲の喧騒が遠くに感じられるほどに静かであり、わずか300円で悲しいVIP気分が味わえるのである。

 また、ふくの湯はバイキングが好評であるが、サウナーには通常の食堂をお勧めした。から揚げとチキン南蛮が非常に美味である。そばはそうでもない。なにより無料で提供されている蕎麦湯が異常に美味いので、ご賞味いただきたい。

 アカスリも大変おすすめである。通常のアカスリにヘッドスパと、メニューも充実している。アカスリヘッドスパについては記事にしてあるので、ご参照ください。

 マッサージ施設「ふくのつぼ」も併設されている。一見すると少々お高めだが、サウナ後に間髪入れずにマッサージに入れることと、マッサージの腕前が良いことを考慮に入れると、適正な価格かなと思える。

 本当は最高施設に認定してもいいのかもしれない。しかし、蒸男のホームサウナということで、あえて辛い評価をさせていただく。あ、サウナ室でアウフグースサービスを導入してくだされば、すぐにでも最高施設にしますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

【お勧めできる施設】

 

 出島の湯 ドーミーイン長崎新地中華街(長崎市) 

 

 ※紹介記事はこちら。

 安心の信頼のブランドドーミーイン系列のホテル。長崎駅前にも同じ系列のホテルができたので、名称が変更になったようだ。

 「熱いサウナ。」「冷たい水風呂。」「ととのい椅子。」サウナ三種の神器が完璧に揃った無敵のビジネスホテルであり、サウナリーマンの最高の友。かくいう蒸男も、年末年始等の飲み会が重なる時期に定宿として利用している。

 長崎市の繁華街のど真ん中に聳え立っているので、食べ歩き、飲み歩きも思いのまま。経費で最高のアフターファイブを過ごしたいのであれば、ドーミーインを選ぶっきゃない。

 ただし、汗をサウナストーブに浴びせかける妖怪「汗ロウリュ」や、つばをサウナストーブに吐きかける妖怪「つばロウリュ」が出没した場所でもある。悲しいことではあるが、良い施設には変な奴らも集まってしまう。遭遇してしまったら天災と思ってあきらめよう。

 

 

 道ノ尾温泉(長与町) 

 

 ※紹介記事はこちら。

 「長崎県で一番の水風呂はどこか?」と問われれば、蒸男はここを挙げる。冷たくもなく(むしろぬるい)、しかも「家庭用の一人しか入れない風呂釜」という投げやりさにも拘らず、なぜかととのうという魔訶不思議な水風呂なのだ。も

 なお、この施設の売りは水風呂のみにあらず。サウナはこじんまりとした定員2~3人のスチームサウナであるが、ガツンと来る熱さだ。水風呂の質もさることながら、明治時代より続く天然温泉であり、湯の質もいいので、サウナと湯を併用するのが道ノ尾温泉でのサウナのコツだ。

 サウナ飯も美味い。特にうどんやおでんなど、三文字のメニューがお勧めだ。そのほか、数種類のマッサージチェアを一台数百円で座り比べできるなど、おじさんが欲しいもの、したいことがすべて揃う、おじさん楽園と言うべき施設だ。

 惜しむらくは、摩訶不思議な水風呂にひとりしか入れないということ。待っている人のことを考えると満足いくまで水風呂に入っていられないのである。ととのうまで入り続けるには、よっぽど空いている時間帯を狙うしかない。本当に悔しい。本当に本当に悔しい。風呂桶をプレゼントしたら、水風呂をふたつに増やしてくれるだろうか? 

 ※令和2年10月追記:水風呂がふたつになりました! やったー! プレゼントはしていません!

 

 

 黄金と水素の湯 ハウステンボス天然温泉(佐世保市) 

 

 ※紹介記事はこちら。(但し、リニューアル前の紹介。)

 長崎県で一番有名な施設「ハウステンボス」に隣接する温浴施設。これまで数度営業を停止しては復活を繰り返してきた。次はいつ営業停止するのかハラハラしながら成り行きを見守っているところである。

 施設そのものはとても綺麗だが、浴室内は「清掃が行き届いていないのかな?」と思うところが見受けられた。サウナ室内も、マットがびちゃびちゃのくしゃくしゃだったりと、がっかりしてしまう点もちらほらとあった。

 けれども、ここの水風呂に入るとととのうのである。理由はわからないが、いまのところ蒸男は10割の確率でととのっている。ととのってしまう以上、サウナーとしてはこの施設をおすすめせざるを得ない。

 なお、現在のハウステンボス天然温泉では、本物の金で出来たお風呂にわずか1000円で入ることができるとの情報を得た。金の風呂に入ろうとする人間の品性なんてたかがしれている。ちなみに蒸男はめちゃくちゃ入りたい。

 

 

【外気浴が素晴らしい施設】

 

 天然温泉 ゆの華 サンスパおおむら店(大村市)

 

 ※紹介記事はこちら。

 ※令和2年リニューアル後の記事はこちら

 長崎県のど真ん中、長崎空港擁する空の玄関口である大村市。おそらくは長崎空港から最も近い位置にあるのがこのサンスパおおむらである。

 アクセスの良さもさることながら、外気浴スペースがものすごく良い。ととのい椅子は当然として、ごろ寝スペースまで完備されている。サウナ後、水風呂は十数秒でさっと締めて、外気浴を楽しむという入り方がお勧めだ。

 リニューアル後のサウナ室はとても広いうえに清潔で木の香りに溢れ、またコロナ禍もあって定員が20名と限定されているため、のびのびとサウナを楽しむことができる。

 新調されたサウナ室はととのいやすいと言われている。サウナに興味のあられる方にお勧めしたい、初心者にとって令和2年10月現在、最もお勧めしたい施設だ。

 

 

 ゆりの温泉(長与町)

 

 ※紹介記事はこちら。

 長崎市のベッドタウン、長与町の住宅街に存在する小規模なスーパー銭湯。

 長崎県では唯一(?)サウナに入る際にサウナマットをサウナ室内に持ち込むスタイルの施設である。

 また、サウナ室内に数席だけメインのサウナスペースと対面になる座席があり、蒸されているおじさんたちをしげしげと眺めることができる、長崎県ではめずらしい施設である。

 サウナ室は中程度の大きさで癖のないセッティングである。水風呂は水深が深めで、小さくはあるがよく冷えている。

 外気浴スペースは住宅街に突如現れた森といった風情で、ととのい椅子こそないものの、ベンチ座って空を見上げると心が落ち着く。

 マッサージあり、食事処ありと、近所にあるとこんなに嬉しい施設はない。

 マンガ「サ道」で、偶然さんが通っている近所のサウナがゆりの温泉のような施設なのかもしれない。

 

 

 天空の宿 山暖簾「くにみの湯」(佐世保市)

 

 佐世保市の北部、佐賀県との県境近くにある、お茶で有名な世知原(せちばる)という町にある温浴施設。

 実はこちら、水風呂がない。

 けれども、それを補って余りある露天からの景色の素晴らしさなのである。

 世知原の山々が一望でき、特に秋から冬にかけては日に照らされてその山肌のなんと美しいことか。

 山登りをしたことはないが、モルゲンロートとはこういうものなのかと、遠くヒマラヤの遥かなる山々に思いを巡らしたりもした。

 外気浴がとにかく素晴らしいので、特に冬の雪に日に行くのがおすすめ。

 ちなみにこちら、妻と出会って初めて二人で遊びに行った思い出の施設だったりする。 

 

 

【炭酸泉で有名な施設

 

 はさみ温泉 湯治楼(波佐見町)

 

 長崎県は北部、佐賀県との県境に位置する、陶器で有名な町、波佐見。

 最近は新進気鋭のクリエーターさんらが多数移住され、一大スーパーモダンおしゃれタウンとなっている。蒸男とは縁遠いタウンである。

 そんなタウンにあるのが炭酸泉で有名なこの施設。

 あまりに有名なためか、町内だけでなくあちこちから入浴客が訪れるようで、他施設と比べ広めに作られている炭酸泉浴場に、それでも隙間なく人が詰まっていた印象しかない。長く浸かっていられる絶妙な温度なので回転率が悪いのであろう。しかし、幸せそうに泡まみれになっているお爺さんを見ていると、彼らを押しのけてまで炭酸泉に浸かろうとは思わない。蒸男はただ黙ってサウナと水風呂に行くのである。とにかく、数度訪れているが、ここの炭酸泉が空いているのを見たことがない。入ってみてなるほどと思った。これは気持ちい。

 ともあれ、サウナと水風呂である。こじんまりとしたサウナが大好きな蒸男は、やっぱりこじんまりとしたここのサウナは好きであった。しかし、残念なのは水風呂である。ぬるい。こじんまりとしたサウナに併設された水風呂はぬるくなくてはならない。」という条例が長崎にはあるのだろうか。

 それにしたって炭酸泉はとても気持ちがいいのでお勧めの施設である。あと、露天風呂のへりの岩が絶妙にお尻にフィットして座り心地が最高なことも併せお伝えしておく。

 実は外気浴がかなりお勧めできる施設である。特に夜は暗く静かで、更に冬であれば水風呂いらずで外気浴だけでもととのえるかもしれない。

 

 

【景色の良い施設】

 

 長崎伊王島 島風の湯(長崎市)

 

 ※現在はリニューアルして、大型温泉・SPAテーマパーク Ark Land Spa(アークランドスパ)に変わっております。

 長崎市の南に位置する、伊王島という島内にある温泉施設。今は伊王島大橋が架かったおかげで車で行き来できるようになったが、かつては船でしか行くことができなかった。

 「島風の湯」という名が示す通り、露天風呂で感じる風が最高に心地よい。

 露天風呂は2階建てになっており、2階からは長崎の海を望むことができる。特に夕暮れ時は最高だ。

 室内にある休憩スペースも魅力である。薄暗くムーディーな「さあ、休憩しやがれ!」という雰囲気の中、ふかふかのデッキチェアで心行くまでたれぱんだできる。なお、併設されている食事処のから揚げがとても美味い。

 惜しむらくは水風呂である。ぬるい。こじんまりとしたサウナが大変蒸男好みであっただけに、この水風呂のぬるさが何とも歯がゆい。

 

 

【地域に根差した愛され施設】 

 

 高崎湯(長崎市)

 

 長崎市の奥座敷、果物のびわで有名な「茂木地区」にある昔ながらの銭湯。

 桶やシャンプーをすべて自分で持っていかなければならないという、本当に昔ながらの町のお風呂屋さんである。

 茂木が漁師町でもあるためか、屈強なおじさん、入れ墨モンモンなおじさんが当たり前のごとく入浴しており、「たはー!まずいところに来ちゃったな!」と蒸男の股間はしおしおだったが、初めての本物の町のお風呂屋さんに戸惑っていた蒸男に優しくルールを教えてくれたりと、実はいい人ばかりであった。

 メインのお風呂は熱々で、水風呂は冷たいうえにバイブラ式という、良い意味で荒々しい布陣。サウナは浴室外にある手作り感あふれるもので、正直蒸男の好みではなかったが、優しい熱さで長く入っていられるセッティングであった。

 茂木地区自体がアクセスがあまり良い地区ではなく、駐車場も狭いため、地区の住人でなければ、銭湯文化の勉強のために一度行けば十分かもしれない。しかし、である。以前、ホームであるふくの湯でととのい中に聞こえてきた話がある。「俺は茂木の風呂屋で、水風呂の入り方とその気持ちよさを覚えた。本当に疲れが一気に消えるんだ。」 薄く目を開けると、若者は後輩と思しき数人を引き連れてサウナ室に消えていった。

 高崎湯のような町の小さなお風呂屋さんが、次の世代、次の世代へと、お風呂の入り方を伝えていっているのだ。これからも末永く営業を続けていってほしいものである。

 

 


【綺麗で人が少なかった施設】

 

 稲佐山温泉ホテルアマンディ(長崎市)

 行ったとき人が異様に少なかった施設その1。

 長崎市内の中心部、夜景で有名な稲佐山の中腹に位置し、施設は綺麗でサウナも水風呂も悪くない。

 入館料も810円とリーズナブルで、追加料金を払えば筋トレマシーンも使える。

 それなのに人が少ないのは、行くためには急勾配の狭い山道を運転しなければならないという立地の悪さと駐車場の停めにくさ稲佐山温泉ふくの湯の下位互換(※お風呂関連に限る。)感が否めないからだろうか。

  設備そのものは清潔でよい施設なので、人の少ない静かなサウナを楽しみたいのであればとてもお勧めできる。

  

  西海橋コラソンホテル(西海市) 

 行ったとき人が異様に少なかった施設その2。

 施設は綺麗だし、サウナも水風呂も悪くない。入館料も800円前後とリーズナブルなのに、それでも人が少ないのは、とにかくアクセスが悪いからだ。西彼杵半島の北端、心霊スポットで有名な西海橋のすぐ側という、長崎県の主要な町々のすべてから均等に遠い、なおかつ飛行機で長崎へとやってきた方々にとっては空港からもっとも遠い場所にある(平戸と離島を除く。)という逆奇跡のような立地なのだ。

 それでも設備自体は悪くないどころかむしろ綺麗なので、人と関わることに疲れた方、人間が憎いという方にとっては行く価値十分にありな施設である。

 

 弓張の丘ホテル 弓張温泉 彩海(佐世保市)

 行ったとき人が異様に少なかったその3。弓張の丘ホテルと言えば佐世保市民にとってサウナサンおじさんくらい有名である。佐世保市を見下ろす弓張岳に建っており、ロケーションは抜群。施設もこれでもかというくらい清潔。車がない人でも送迎バスが出ているので、佐世保市中心部まで来れば難なくたどり着くことができる。

 けれども、このホテルに日帰り温泉があることを知っている人はあまりいないようである。そのせいか、浴場は閑散としており、ほぼ貸し切り状態。サウナもこじんまりとした蒸男好みのもので、外気浴スペースはないものの、なんと水風呂がオーバーフローしているのである。これはもうととのしかない。

 ところが、である。この水風呂、とてもぬるいのである。くやしい……あのオーバーフローはなんだったんだ……オーバーフローしてたら冷たいと思っちゃうじゃないか……オーバーフロー詐欺だ……。

 こんな感じで、行けば悔しさにのたうち回るのに、蒸男は佐世保市在住中に数度通ってしまった。流石は佐世保市の顔ともいうべき、なんだか不思議な魅力のある施設であった。

 ※なお、サウナイキタイのサ活によると、現在は水風呂が冷たくなっているようです。すごく行きたい。

 

 
 

【終わりに】 

 

以上、蒸男が訪れたことのある長崎県内の施設で、サウナ水風呂メインの施設を主にご紹介してきた。

皆様の参考になれば幸いである。

 

施設の新規開拓は趣味ではないので、そうそうこの記事に追記されることはないと思うが、新たに県内の施設を開拓した場合は追記していければと思う。

 

追記した際は、ご一読願いたい。