【サ道】君は「ナイロンタオル黒皮症」を知っているか? | 長崎蒸男のサウナ道

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サウナ後進国長崎での、サウナの記録です。

突然だが、蒸男は背中が汚い。
特に、首の真下から肩甲骨のあたりにかけてとてつもなく汚い。汚いトライアングルなのである。
 
具体的に言うと、肌がガサガサで細かい傷があり、シミ、黒ずみがたくさんある。血が出ている日も珍しくない。
 
といっても、自分で自分の背中を見ることはできないので、これは妻の談である。
妻は控えめに言っても蒸男のことが大好きなのであるが、蒸男の背中は汚いとはっきり言い切る。
他に「腋が臭い」「足が臭い」「おならが臭い」「ブサイクの某に似ている」と言う。
 
本当は蒸男のことが嫌いなのではなかろうか。
 
落ち込んでても始まらないので話を元に戻す。
蒸男はこの背中の汚さに長年悩み続けてきた。
 
「汚れが取れていないことが原因なのでは」と、かなり念入りに洗ったり、
「シャンプーやリンス、ボディソープの流し不足が原因なのでは」とシャワーで念入りに流したり、
「肌の乾燥が原因なのでは」と、風呂上がりにボディクリームを塗ったりした。
 
どれも効果はあまり見られなかった。
 
「これはもう体質なのだろうか」とあきらめかけていたつい先月、ついに原因を突き止めたのである。

それが「ナイロンタオル黒皮症」である。
 
良くまとまっていてわかりやすいので、詳しい解説はこちらに譲る。
 
この「ナイロンタオル黒皮症」を一言で言えば、
「ナイロンタオルで身体を激しく擦ることで肌が傷つき、感想や黒ずみ、シミができる」病気である。
 
蒸男にどんぴしゃりだった。
ここまで病状が当てはまるのも珍しいのではなかろうか。
 
※蒸男が愛用していたナイロンタオル
 
思えば物心ついていた時からナイロンタオルを使い続けてきた蒸男。
社会人になり、風呂好きになったころからは、ただのナイロンタオルでは飽き足らず、とにかく固く刺激の強いものを求め続けてきた。
 
スーパー銭湯に行っては、ナイロンタオルがないと嘆き、ついには自前で持ち込みをはじめた。
サウナサンをはじめとする最高施設にはナイロンタオルが備えており、感動しながらごしごしと背中を流す。
アカスリエステでは最も固いアカスリ手袋を所望する。
 
とにかく激しく肌を、特に背中を擦り続ける日々。
 
その結果がこの汚い背中だよ。
 
蒸男の心のちびまる子が「とほほ……あたしゃ悲しいよ。」とこぼしている。
 
 
ちなみに、正しい身体の洗い方は「ボディーソープ等を泡立てネットで泡立て、手のひらに取って優しく肌をなでる」のだそうな。
あるいは、泡立てなくてもよいらしい。
 
「こんなの物足りないぜ!」と、ナイロンタオルの備え付けがない施設で蒸男が嫌々取っていた身体の洗い方がまさか正しかったとは。
 
これで十分汚れは落ちるのだそう。
むしろこれ以上激しく洗うと肌に必要な皮脂まで落としてしまい、結果、蒸男の背中ができあがるのだそうだ。
 
確かに、正しい洗い方を実践しだして、徐々にではあるが、背中の汚さは改善を見せ始めている。
 
と言うわけで、ナイロンタオルを使っているサウナーの皆さん。
蒸男の背中(「汚いもの」の意。)にならないよう、洗体にはくれぐれもご注意ください。
 
 
P.S.
 
だからと言ってアカスリエステは止めれない。だって気持ちいんだもん。
月に一度、一番柔らかいアカスリ手袋にするから許しておくれ、我が背中よ。