クリーチャーガレージキット人間のブログ -25ページ目

バチアタリ 暴力人間 白石晃士監督

ぼーりょく!にーんげん!ぼーりょく! にんげんにんげん!



白石監督 2010年度作品。

あらすじ

ホラー監督の白石コージは、
いつものようにホラードキュメンタリーを撮りに
胡散臭いがカリスマ的な人気を誇る霊媒師の
除霊現場を撮影していた。
そこで白石監督は
山本、笠井と名乗るチンピラと出会う。

除霊は思いのほか過酷で、
その荒療法に耐えかねた山本、笠井は
ついに暴れだした。

騒然となる現場。


数日後、現場で暴れていた二人が
白石の事務所に現れる。
最初は出演分の「ギャラを払え」という脅しだったが、
話の方向は「俺たちで映画を撮れ」という方向へ。

彼らの言うがままに暴力的な行動を撮影していくうち、
いつしか白石監督本人にも
黒い衝動が芽生え始めていた・・。





ただでさえ人を選びそうな白石作品の
もっとも人を選びそうな映画。


好きな人はとことん好きだし、
嫌いな人はとことん嫌だと思う。

ただ、どちらの意味でも、
「こんな映画見た事ない!」
といえる、
映像作品としての壁を壊している
超個性的なになってる。


暴力人間を撮影するクルーを
フェイクドキュメンタリーで追った傑作映画といえば
「ありふれた事件」だが、あちらは大真面目な映画で
こちらは「バイオレンスコメディー」に仕上がってる。



それにしても、白石監督は
「本当にあった!呪いのビデオ」
の監督もされているようだが、
「あれ全部作り物です」
という発言はいいのだろうか!?

不動産の話が下らな過ぎてかなり面白かった。


バチアタリ暴力人間 [DVD]/笠井暁大,山本剛史,長澤つぐみ

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大変なダメージを受けました

幸いな事に自分には親友と呼べる人間が結構いる。


その付き合いも
年を重ねていくと10年以上になってくる。


昔は傷の舐めあいが嫌いだったり
自分の愚痴で迷惑をかけたくないと思い
何でも一人で抱え込みがちだった。
しかし 最近では同世代や年上の親友、師に
相談するのも一つの友情の証なのかと思うようになった。

そんな矢先である。

これはそう、そうやって深まった友情の上に起こった
ある事件・・・


もはや書く事すらままならない精神状態なのだが、
あまりにも不可解なので紹介する事を決意した。



本人にバレたらヤバイ部分があるので、
内容はほぼ事実だが、
若干端折ったり変えたりしている事は
ご了承ください。




.
.
.

最近、家庭、仕事、趣味、
自分の居場所居場所すべてで
とんでもなく色々な出来事が起こり
正直どうしていいのかテンパっていた。


そんな中、倒れかけそうな自分の心を
多くの親友たちが絶えずエールを送って
支えてくれた。


その中でも特に支えてくれていたのが、
M君だ。


彼は、普段はクールで落ち着いている。

同世代なのだが、
自分よりはるかに大人っぽい男で、
某企業の重役である。
そんな彼がなぜ自分と遊んでくれるのかは知らないが、
自分は彼のことを親友として付き合っていた。


今回
彼は自分にふりかかる問題ひとつひとつを
客観的な目で冷静に判断してくれて、
自分にアドバイスをしてくれた。

数ヶ月もすると、
彼の的確なアドバイスのおかげで
自体は徐々に沈静化、
なんとかこの困難を乗り越える事が出来た。


引き続き彼はメールで自分に
アドバイスを続けてくれていた、
そんな矢先だった。


以下メール内容

自分のメール
「いやあ、本当、まさかあの人がああだったとは」


M君のメール
「そんな事もあるでしょう。君は感情的過ぎるな。
まあ、そこが君の良さでもあるよ。」


自分のメール
「それにしても、今回は本当に助かったよ。
そういう判断の仕方も必要なんだね」


M君のメール
「そうですな。少なくとも自分の考え方と
他人の考え方はあっていないという見方で考える事も
必要なのではないかと」

自分のメール
「なるほどね。その言葉、肝に銘じておくよ。
そういえば、今度日曜日にでも飲みに行かない?」


M君のメール
「いただきマ○コ この間ピーナと69してたら、
ケツからなんかはみだしてやんの。
俺は食ったね。ご利益があるから」










なにか、受信してはいけないメールを受信してしまったようだ。


あまりに驚愕の内容だったので、
何度も発信先とメールアドレスを確認してしまった。


しかし残念な事に、
何度観ても発信元は、
彼の名前と、彼の会社の社名のアフファベットの入った
メールアドレスであった。



結論だけいえば、
彼の助言によってかき消されたいくつもの災難が、
一まとめになって復讐してきたのではないかと
今も思わざるを得ないのであった。



みんなもメールを送るときは
あて先を良く見て送信してねっ。

じゃあね!ばいばーい^^

肉襦袢

カラテ 大会出場 その7

三回戦。

相手は、今大会で選手宣誓をした優勝候補の選手。


本来ならビビるが、
2回戦勝ち調子付いた自分には、
この相手と戦って勝ちたい。

そういう欲が出てきていた。


選手の待機椅子で待っていると、
目の前の選手のゼッケンが目に入った。
本来 胴着に縫い付けるはずのゼッケンが、
安全ピンで留めてある。


そして、1つの安全ピンが外れており、
針が飛び出ていた。


危ないと思ったので
思わずなんの断りもなしに
ピンをとめ直してしまった。

「あ。すんません」

前に座っていた選手が言った。


よく考えたら、
この人が勝てば、次自分とあたるかもしれない相手だった。

そう思ったので、この選手の試合を見ることにした。
安全ピンの選手は168cmくらい。
相手は180cm。慎重さはそうとうある。


始まったと同時に、安全ピンの選手が
メチャクチャに攻撃。

とにかく休まない。


ずっと攻撃している。


ガードすらしない。

結局、
180cmの選手はなにもできず、
一方的な試合展開で、
あっという間に倒された。




「うわ・・・これやばい・・・」


受けて、突いて、蹴って、避けて 

そんなカラテ的な技の美しさは無い、
無骨で攻撃本能の赴くまま、
がむしゃらに攻撃するスタイルだった。
その中にカラテで磨かれた技が融合されている。

完全に自分のやりたい事を出来ている、
そんな動きだった。



自分はどちらかというと、
受けたり突いたりの基本をベースにしている。

ここまで本能的に動く人は、あまり見たことがなかった。
ある意味、その野生的な動きはかっこよく見えた。


そんな事を考えていると、
自分の番になっていたことに気づいた。



さて、3回目だ。
選手宣誓した相手を倒せば、
結構な金星が飾れる。
ここで負けるわけにはいかない。


3回も勝ち上がるとさすがに動きの良い選手で、
攻防バランスが取れている感じがした。
お互い、技の応酬が続く。

顔を蹴られ技ありを取られたが、
ここではあせらなかった。

ローキックで足にダメージを与え、
すぐに取り返した。


延長試合まで行ったが、
足を攻め続け、なんとか勝てた。


この試合が、自分的に一番満足している試合だ。

今まででかなり上手に動けたし、
相手選手も良い動きだったので試合を楽しめた。

ここで終わっていたら、きっともう一回試合に出ていただろう。



で、ふと気がついた。

あれ、次 決勝じゃね????

明日

いよいよ明日、13年間続けてきた格闘人生にピリオドを打つ。

断腸の思いとは良く言ったもので、
辞めると決めてから今に至るまで下腹部が重い。

こんな思いをしたのは始めてだ。


そういう事なので
当時を思い出すと
か な り 
ナルシストな若い自分がいて嫌なのだが
今でも鮮明に思い出せる 
思い出を書き留めておこうという意味で
試合出場日記を振り返りつつ書いているのだが

そんな折、

一昨日 10年ぶりに、
大切な友人に会う機会があった。


どういう友人かと言うのは
奇跡的に試合日記のオチに繋がって行くから
おいおい書く事になるが
残念だが明日 彼は仕事の関係で
被災地に行くことになり
会って早々に別れる事になった。


まだ1回しか会っていないのに。


残念。 非常に残念。



そして明日 
自分も新しい世界に旅立つつもりで、
楽しい事ばかりだった世界から
一歩外に出る事になる。


10年以上連れ添った仲間達と
別れの日がやってくる。

その気持ちはまた明日以降にでも
感じたまま 書き留めておこうと思う。