バチアタリ 暴力人間 白石晃士監督 | クリーチャーガレージキット人間のブログ

バチアタリ 暴力人間 白石晃士監督

ぼーりょく!にーんげん!ぼーりょく! にんげんにんげん!



白石監督 2010年度作品。

あらすじ

ホラー監督の白石コージは、
いつものようにホラードキュメンタリーを撮りに
胡散臭いがカリスマ的な人気を誇る霊媒師の
除霊現場を撮影していた。
そこで白石監督は
山本、笠井と名乗るチンピラと出会う。

除霊は思いのほか過酷で、
その荒療法に耐えかねた山本、笠井は
ついに暴れだした。

騒然となる現場。


数日後、現場で暴れていた二人が
白石の事務所に現れる。
最初は出演分の「ギャラを払え」という脅しだったが、
話の方向は「俺たちで映画を撮れ」という方向へ。

彼らの言うがままに暴力的な行動を撮影していくうち、
いつしか白石監督本人にも
黒い衝動が芽生え始めていた・・。





ただでさえ人を選びそうな白石作品の
もっとも人を選びそうな映画。


好きな人はとことん好きだし、
嫌いな人はとことん嫌だと思う。

ただ、どちらの意味でも、
「こんな映画見た事ない!」
といえる、
映像作品としての壁を壊している
超個性的なになってる。


暴力人間を撮影するクルーを
フェイクドキュメンタリーで追った傑作映画といえば
「ありふれた事件」だが、あちらは大真面目な映画で
こちらは「バイオレンスコメディー」に仕上がってる。



それにしても、白石監督は
「本当にあった!呪いのビデオ」
の監督もされているようだが、
「あれ全部作り物です」
という発言はいいのだろうか!?

不動産の話が下らな過ぎてかなり面白かった。


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