カラテ 試合出場 その6
目をやられた事で焦っていた。
しかし、蹴りの出所が
あの笑顔からだった事を思い返すと
次第に
ふつふつと焦りの気持ちが
怒りに変わっていくのがわかった。
そのうち、気持ちは完全に
もう試合なんかどーでもいいわ。
こいつは死んでも倒してやる
に切り替わった。
温存を考えるどころか、
スポーツマン精神や武道やで培った心が
簡単にぶっ壊れ、
とにかく殴ったり蹴ったり
相手を痛めつけたくてしょうがない衝動にかられ
思うがままそれを実行した。
相手が苦悶の表情を見せると、さらに殴った。
気がつくと えらい息の上がった自分がいた。
しかし、なんとか試合には勝てた。
試合終了後、相手の選手が挨拶に来てくれた。
相手も目に足の指が入るという
アクシデントは予期していなかったらしく、
手に自分の怪我を冷やすためであろうアイスを持って
心配そうに走ってきてくれた。
これでは、さっきまでの感情は
すべて水に流れていくどころか、
感謝の気持ちが芽生えるくらいだった。
さっきまで卑怯者!と思っていたが
それも一つの闘い方。
相手はうそなど何一つついていない。
油断した自分が悪いのだ。
実はダメなのは自分のほうだという事に気づかされた。
その代償として
まぶたが見たこともないくらいに大きく腫れ上がり、
黒い紫色に内出血したため、
視界は非常に悪くなった。
(おそらく出血してしまったほうが良かったのかもしれない)
しかし、痛みはなかった。
続く2回戦。
身長には10cmくらいの差がある相手。
この試合は、開始直後からどつき合いになった。
この時は一回戦と違い緊張がほぐれ、動きもだいぶ軽くなっていた。
試合内容も自分優勢に試合を運び、
判定にもつれ込んだ。
しかしある意味この試合が一番やばかったかもしれない。
勝利は確実と思われていたようだが、
内心は
「これ、延長いったら負けるわ」
というほど疲れていて、動ける自身がなかった。
結果、判定勝ち。
あっぶねーーー!!
と、終わった瞬間思わず声に出た。
しかし、蹴りの出所が
あの笑顔からだった事を思い返すと
次第に
ふつふつと焦りの気持ちが
怒りに変わっていくのがわかった。
そのうち、気持ちは完全に
もう試合なんかどーでもいいわ。
こいつは死んでも倒してやる
に切り替わった。
温存を考えるどころか、
スポーツマン精神や武道やで培った心が
簡単にぶっ壊れ、
とにかく殴ったり蹴ったり
相手を痛めつけたくてしょうがない衝動にかられ
思うがままそれを実行した。
相手が苦悶の表情を見せると、さらに殴った。
気がつくと えらい息の上がった自分がいた。
しかし、なんとか試合には勝てた。
試合終了後、相手の選手が挨拶に来てくれた。
相手も目に足の指が入るという
アクシデントは予期していなかったらしく、
手に自分の怪我を冷やすためであろうアイスを持って
心配そうに走ってきてくれた。
これでは、さっきまでの感情は
すべて水に流れていくどころか、
感謝の気持ちが芽生えるくらいだった。
さっきまで卑怯者!と思っていたが
それも一つの闘い方。
相手はうそなど何一つついていない。
油断した自分が悪いのだ。
実はダメなのは自分のほうだという事に気づかされた。
その代償として
まぶたが見たこともないくらいに大きく腫れ上がり、
黒い紫色に内出血したため、
視界は非常に悪くなった。
(おそらく出血してしまったほうが良かったのかもしれない)
しかし、痛みはなかった。
続く2回戦。
身長には10cmくらいの差がある相手。
この試合は、開始直後からどつき合いになった。
この時は一回戦と違い緊張がほぐれ、動きもだいぶ軽くなっていた。
試合内容も自分優勢に試合を運び、
判定にもつれ込んだ。
しかしある意味この試合が一番やばかったかもしれない。
勝利は確実と思われていたようだが、
内心は
「これ、延長いったら負けるわ」
というほど疲れていて、動ける自身がなかった。
結果、判定勝ち。
あっぶねーーー!!
と、終わった瞬間思わず声に出た。
カラテ 大会出場 その5
決勝戦まで通算4回戦わなくてはいけない。
一回戦 無駄な体力は消耗せず、
温存しながらいくつもりだった。
本当は、1回戦こそ思いっきり動き、
眠っている肺をフルに動かすことが大事なのだが、
その頃はそんな知識はまったく無い。
初めて立つ試合コートに若干ビビりはしたものの、
なにより相手はこちらにビビってるみたいだし
いけるだろうとたかをくくっていた。
開始と同時に、笑顔で相手が近づいてきた。
「よい試合をしましょう」と言わんばかりの笑顔。
少しほっとした瞬間だった。
その笑顔からはありえないまっすぐな蹴りが
繰り出された。
顔面に直撃した。
顔面というより、右目。
どの指かはわからないが、
自分のまぶたと目玉の間に
ずっぽりと指が入った感触がした。
その一瞬、不思議と痛みはなかったのを覚えているが、
次の瞬間には激痛で両目が見えなくなった。
「技あり!」
相手にまず旗が上がったらしいが、
痛みで目があかない。
あと一度技ありを取られると
1本となり負けてしまう。
俗に言うTKOだ。
これは油断。マジで油断。
簡単に先手を取られた。
やっとの思いで目を開けると、
セコンドについてくれた先生が
ものすごい剣幕な顔で
「なにやってんだ馬鹿!いけ!」
と こちらに怒鳴っているのが見えた。
仕切りなおして、続行。
もう後が無い。
しかし、
やっと開いた目には若干の異物感が残っていた。
一回戦 無駄な体力は消耗せず、
温存しながらいくつもりだった。
本当は、1回戦こそ思いっきり動き、
眠っている肺をフルに動かすことが大事なのだが、
その頃はそんな知識はまったく無い。
初めて立つ試合コートに若干ビビりはしたものの、
なにより相手はこちらにビビってるみたいだし
いけるだろうとたかをくくっていた。
開始と同時に、笑顔で相手が近づいてきた。
「よい試合をしましょう」と言わんばかりの笑顔。
少しほっとした瞬間だった。
その笑顔からはありえないまっすぐな蹴りが
繰り出された。
顔面に直撃した。
顔面というより、右目。
どの指かはわからないが、
自分のまぶたと目玉の間に
ずっぽりと指が入った感触がした。
その一瞬、不思議と痛みはなかったのを覚えているが、
次の瞬間には激痛で両目が見えなくなった。
「技あり!」
相手にまず旗が上がったらしいが、
痛みで目があかない。
あと一度技ありを取られると
1本となり負けてしまう。
俗に言うTKOだ。
これは油断。マジで油断。
簡単に先手を取られた。
やっとの思いで目を開けると、
セコンドについてくれた先生が
ものすごい剣幕な顔で
「なにやってんだ馬鹿!いけ!」
と こちらに怒鳴っているのが見えた。
仕切りなおして、続行。
もう後が無い。
しかし、
やっと開いた目には若干の異物感が残っていた。
ギロチーナ スタチュー 鬼木祐二 フューチャーモデルズ
韮沢靖コミック 「DOESN’T」に収録されている
ギロチーナの主人公を
鬼木祐二氏が立体化。
通常、女フィギュアの類を一切買わない自分も、
ギロチーナだけは買いました。
ニナダークネスと双璧の作品ですが、
赤いコスチュームと髪形と武器が
かなり気に入ったので、
こちらを選びました。
出生はニラグラムを読めばわかります。
当初はナタリーポートマンを意識したようで、
少女のようなデザインだったんですね。




わき腹からケツにかけてのしなやかな肉の動きが、
とんでもないことになっています。

鬼木氏は、妖艶な美女を作らせたら世界一です!
DOESN’T (Wani pix (005))/韮沢 靖

¥1,890
Amazon.co.jp
NIRAGRAM―韮沢靖作品集/韮沢 靖

¥2,940
Amazon.co.jp
ギロチーナの主人公を
鬼木祐二氏が立体化。
通常、女フィギュアの類を一切買わない自分も、
ギロチーナだけは買いました。
ニナダークネスと双璧の作品ですが、
赤いコスチュームと髪形と武器が
かなり気に入ったので、
こちらを選びました。
出生はニラグラムを読めばわかります。
当初はナタリーポートマンを意識したようで、
少女のようなデザインだったんですね。




わき腹からケツにかけてのしなやかな肉の動きが、
とんでもないことになっています。

鬼木氏は、妖艶な美女を作らせたら世界一です!
DOESN’T (Wani pix (005))/韮沢 靖

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NIRAGRAM―韮沢靖作品集/韮沢 靖

¥2,940
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鬼木デビルマン 鬼木祐二 フューチャーモデルズ
原作、リアルを中間でいく究極のデビルマン立体化が
この鬼木デビルマン。


生物を意識して造形されたデビルマン。
顔の表情もうまいところをいってるのだ。


鬼木氏は、
韮沢、竹谷、寺田、高柳、鬼頭 作品が中心で
展開していた90年代クリーチャーGK造形界に
新たな新鋭として加わった造形作家。
ワックス原型を使用して、
女性を作らせたら右に出る者はいないのだ。
鬼木氏のキットはこの他に
「ニナ ダークネス」
「ニナギルマン」
「ギロチーナ」
「ギルステイン」等がある。
フューチャーモデルズでは
デビルマンブリスターの一部も手がけている。
今後も紹介していきます。
一度フューチャーの通信カタログに
鬼木原型SODO三人衆の原型が掲載されていた
(ブリスター化 予定で、30cmサイズくらいで作られていた)
事がある。
いつかガレージキット化してもらうことを願おう。
いや、フューチャーなら必ずやってくれると信じよう
この鬼木デビルマン。


生物を意識して造形されたデビルマン。
顔の表情もうまいところをいってるのだ。


鬼木氏は、
韮沢、竹谷、寺田、高柳、鬼頭 作品が中心で
展開していた90年代クリーチャーGK造形界に
新たな新鋭として加わった造形作家。
ワックス原型を使用して、
女性を作らせたら右に出る者はいないのだ。
鬼木氏のキットはこの他に
「ニナ ダークネス」
「ニナギルマン」
「ギロチーナ」
「ギルステイン」等がある。
フューチャーモデルズでは
デビルマンブリスターの一部も手がけている。
今後も紹介していきます。
一度フューチャーの通信カタログに
鬼木原型SODO三人衆の原型が掲載されていた
(ブリスター化 予定で、30cmサイズくらいで作られていた)
事がある。
いつかガレージキット化してもらうことを願おう。
いや、フューチャーなら必ずやってくれると信じよう