クリーチャーガレージキット人間のブログ -21ページ目

ヘンリエッタ 死霊のはらわた2 パケット

さて、無事出産も終わったので、
久々のブログ更新といきますよ。

今回は「バーーーーちゃあああああああああああああん!」
(それは悪いけ2か)
こと、死霊のはらわた2より
第三のデブキャラ ヘンリエッタです。

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原型は、ゾンビの伝道師 
いまやすっかりスタチューに行ってしまった(残念)
ウイリアム パケットさんです。
パケットのガレージキット代表作は
サンゲリア「ワームヘッド」
(なんとドクターブッチャーのゾンビがベースにいる!)、
死霊のえじき「ドクタータン」、
死霊のはわらた2の「エド」
他、オリジナルタールマン等
自分でデザインしたゾンビ達がございます。

パケットはまさにゾンビ職人だったわけです!
パケット最高!


第三のデブキャラと呼んだのは、
自分が勝手にデブキャラ三部作として
バターボール、バイバイを数えているからですが、
これは94年の作品なので(死霊のはらわた2の映画は87年)
一番最初のデブキットになります。



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ゾンビなので
それはまあ酷い事になっています。

劇中のヘンリエッタも
かなりキモチワルイ感じになってますが、
このキットではパケット解釈も入り
まさに腐敗臭漂うような
すごい仕上がりになっています。

肉の重みで胸部が垂れ下がり、
アバラが浮き出ている表現なんか本当に見事です。

見たくないのですが、
女性器まで再現されてしまっています。

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あと、このキットで好きな表現の一つとしてあるのが、
この湾曲したひじです!

ダブダブのおばあさんの腕+死霊的なキャラの
表現が、腕に詰め込まれて胃降ります。

にゅう~んと前に突き出て
指先までやんわり円になっているあたりが
見せ場です!


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前回紹介したフィーストもそうですが、
こういったグロや露骨なものは、
グロければグロイ程
露骨であれば露骨であるほど喜ばしい

という訳では 全くありません。

嬉しかったりすごいと思える大事な要素に

さも それが あって当たり前のように
造型されていると、妙に説得力があるし、
また、あるべきものをさりげなく
なかったかのように消し去るのも
テクニックのひとつだと思い、
それもまたすげーと思います。
ヘンリエッタは、間違いなく前者ですね!

なんてよくわかんない事をいっとりますが、
直感的にうげーーきもちわり~すげ~~
って楽しむのも大賛成ですけどね!

クリーチャージャンルにおいての
グロ表現等は
個々、モノによって使い分けられている
ことが大切だと思いますが、

このヘンリエッタの表現は、自分にとって
100点なのでした!

子ども

おかげさまで、自分にも子供が生まれました。

女の子です。

いかんせん 自分の趣味が
ホラー映画鑑賞とクリーチャーガレージキット収集なので、
周りの友人知人から色々言われます。

「絶対にグロイもの見せちゃダメだよ!」

「HITGIRLならぬホラーガールになるんじゃないすか?」

「シスター(グロいマスク)はきついっすよ!」

「一発目から高柳さん見せないでくださいね」

「チャッキーの花嫁みたいになっちゃうよ!」


こういう心配も全て、本当に嬉しい限りです。
でもしかし、かみさんは陣痛が起こる前日まで
チェーンソーで人間をバラバラにするゲームを
やっていましたよ。

出産にはおよそ40時間かかりました。

陣痛って恐ろしいですね・・・。
つきっきりで背中をさすってましたが、
あれを見ると日常の怪我の痛みなんか
ちっちゃいもんです。

陣痛が始まって10時間程経った頃、
どんどん他の産婦さんに追い越されてしまう状況で、
これはまずい、
このままではかみさんのキモチが折れるんではないかと
心配になり、励ますためにアイフォンで

「陣痛 分娩室までの時間」

みたいな事を検索したら、
結構な人が初産は30時間以上かかって当たり前みたいな事を
書いていたので、
逆に変な情報を流せなくなってしまい、
こっちがあせりました。

でも、なんとか無事に生まれてよかったです。

それにしても
ずっと付き添っていたら痛感しました。

男は女の人に頭があがりませんよ。

あんな痛い思いをする事はないわけですから。


子供の為、かみさんの為、
男は頑張らなくてはいけないと
思ってしまいました。

ランランランランランラーンランララランランランランララララ・・・♪

ボルトステイン2 BOLTSTEINⅡ 高柳祐介

ボルトステインといえば、この顔!
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未組、周りのフレームの枠すらつけていない、
顔だけでこのインパクトだ。
自分のアイフォンの待ちうけだ!

そしてなんと高柳氏は、
ボルトステインのリメイクをやってくれた!
それがこれだ。
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ん!?

フレームは立派になってるし、
顔の表情も激しくなってる。
しかしなんでしょう、
しっくりこない。


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ちょっとコミックタッチになってしまったのか?
初代ボルトステインで感じた
うおおお!すげえ!って感じが
薄れてしまった気がした。
過度の期待をしすぎたせいなんだろうか。

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それとも色の所為???
スタチューしかないので
なんともいえないが、キットもツルツルだ。


コレクターは
個々、持っている感性が違うので
そう思ってるのは自分だけなのかもしれないけど。

たとえば、
ボルト1を見ていない状態で、
ボルトステイン2が最初に出たとすると
それはそれですごいと思っていた筈なので
ボルト2のなにか足りない感じは、
比べる材料である
初代ボルトステインがすごすぎたという
結論になった。


Ⅱのほうがいい!という人もいると思うので、
是非意見を聞きたい。というか、勉強したい。


ボルトⅡも
今となっては貴重な高柳造型のひとつだ。

次はいよいよイグアナか!?

カラテ 試合出場 最後

カラテを辞める事にした。

10年も指導をさせてもらった。


カラテに携わった時間は
指導をさせて頂いたのが殆どの時間だったのに
思い出すのは
つらく厳しい修行の中がんばった事、
試合でほんの少しだが燃焼できた事ばかり。


きっとこのすばらしい思いを伝えたくて
こんなに長い間 指導できたんだと思う。


カラテをやめて自分に残ったもの。
それは幼い頃、遠い昔に
忘れてしまった大切な自信。


喧嘩をしたり揉め事が起こる度
殴られる事が嫌で、
喧嘩に負けるのが嫌で怖くて
いつの間にか逃げる自分になっていた。


どんなに嫌なことを言われても
最後には「オモテに出ろ」と
腹を据えられる以上は我慢ができる。

ただ我慢するのとはわけが違う。

ガキみたいだけど、
自分には大切な事。

そういう自分を作る事が出来た。




カラテを辞めた理由。
色々な理由が重なったけど、
今感じるのは
上からの理不尽な圧力。

上からの命令はすべて
「はい」でいなくてはいけない世界。
横暴、理不尽、我侭な一人の人間で
この世界は成り立っている。


社長が部下をこき使う。
きっとどの世界でもあるごく普通の事なんだろう。
騙し騙され、これで人間社会は成り立っているのもわかる。

でも、武道の世界ではあってはいけない。
武道は、理想であってほしい。
少なくとも自分の周りでは
そういうのは見たくない。
綺麗事だけど、それを望んでしまった。


この間相撲部屋で、
八百長を認めた人たちは退職金をもらった。
最後まで認めなかった二人は
なにももらえなかった。
世間一般から言えば後者は損だし馬鹿だろう。


でも、自分が正しい事を一番良く知っている。


やっていないものはやっていないと
言い張る人間がいても言いと思う。
昔はいえなかった。
でも、今はおしきってやる。


裏側まで知ってしまってから
10年もたってしまった。
時間がたちすぎた。
10年目。これを逃したら
俺は一生この世界を受け入れなくてはいけなくなる。

尊敬できる先生、楽しい場所、仲間、子供たち。
別れはつらい。重い。

お互いを尊重しあい
初めて成り立つ押忍の世界。


俺は全てを捨てる事にした。





さて、試合の結末がどうだったかと言うと、
俺は負けた。

全力を出し切って、負けた。
初めて清清しい!と思えた。
さっきまで意識を失うほど苦しかったのに、
今はジャンプしたらぶっ飛んでいきそうなくらい
体が軽かった。

全てのプレッシャーがなくなったんだ。


試合を終え、相手のTさんと思いっきり抱き合った。

俺はホモじゃないから男同士で抱き合うのは嫌いだが、
めちゃくちゃ思いっきり抱きしめてしまった。
向こうもベアハッグかと思うくらい強く抱き返してきた。
Tさんは俺が唯一抱きつける相手なんだろうな。

実はTさんとは後日談がある。
この試合のお話は、その話のプロローグだったりするんだけど、
それはまた近いうちに書くとして・・・。



試合場に礼をし、死闘を行った舞台を後にした。

振り返ると、あふれんばかりに、
応援してくれたみんなの笑顔があった。

みんなねぎらってくれた。

結果は残念だったはずなのに、
みんな笑顔で出迎えてくれた。



父親も笑顔だった。
好き放題してる出来の悪い息子だが、
少しだけいいかっこできたかな。



さて、その後このすがすがしい気分はどうしたのかというと
本来表舞台に非常に弱い自分は、
試合に出る事を拒絶し続けちゃった。


だって、あんなにすばらしい経験をしたのに、
次の試合で1回戦負けして、
台無しにしたくないじゃない?

そう、完全に燃え尽きちゃった。



その後 先生の配慮によって道場では
後輩の指導に当たることになった。


それから10年たって、
さっき書いた理由で道場を去ることにした。


カラテを辞めると決めて
自問自答の憂鬱な日々が続いた。
人間関係もどんどん変な方向に行ってしまうし、
綺麗な形で終わりたかっただけに、
とても残念だった。


その頃、アウトサイダーという
超面白い&感動する試合を観戦したりして、
総合格闘技に興味を持ち出していた。

まあ、現役でバリバリというよりは
体をなまらせない程度にできたらなとか思い、
辞めて落ち着いたらジムでも探そうと
かみさんと会話していた時、
何気なくアイフォンでメールフォルダを開いた。


そこには・・・・・



クリーチャーガレージキットの
常連さんから
「八木さんじゃないすか?俺はあなたを知ってます」
とメールが入っていた。



・・・・・・・?なんだこれは・・・


続く