クリーチャーガレージキット人間のブログ -16ページ目

こんにしょわ

マジで更新怠ってます。
すみません、忙しいです。

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最近、
時間が空いた瞬間に
エネルギーを注ぎ込めることもやり始めたので、
近々発表したいと思います。


造形は、ベリアルが好評で本当にうれしい限りです。
半皮くらい剥けれましたでしょうか・・・。
まだがんばります。


最近 惚れている先生と交流する機会がありまして、
なにか出来るようがんばらなくてはいけないのです。

ベリアル追い込み

最近ブログから遠くなっておりました。
今日は造形ネタでもいこかとおもいます。

現在、がんばって製作中のベリアルは少しずつ、
ゆっくりと進んでいます。

クリーチャーガレージキット人間のブログ


焼く→固める→削る→盛り付ける→焼く→固める→削る→盛り付ける→焼く→固める→削る→盛り付ける→齧る→
焼く→吐きだめる→固める→削る→盛り付ける→ゲロシャブる→寝る→屁をこく→焼く→固める→削る→盛り付ける→風呂入る→焼く→固める→削る→盛り付ける→・・・・・・・・・・


の繰り返しループでなんかスカルピーが真っ黒になってきましたよ。

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あとは、右手を作りつつ槍を持たせて、
背中に多分つくであろうマントを作って、
ブーツを作って、細かいところを直して、
ぶら下げる装飾品数個くらい作って・・・
自分で始めたので言うのも変ですが、
めんどくせぇなあ!


ゴールがあと30パーセントくらいのとこまで来たので
そろそろ吐きだめたいと思っておりますが、
ちゃんとこいつを終わらせてからと
亡きダイバダッタ先生に誓ったので
もう少しがんばりたいと思います。

気候が急激に変わり、偏頭痛にお悩みかと思いますが
決してホウシャノーの影響ではございませんので
ご心配ないよう
よろしくお願いいたします。

ユルニダ 1

駐車場でアルバイトをしていたら
臨時で別の駐車場に回ってくれといわれた。

臨時で入ることになった駐車場は
近日閉店予定だが人員が足りないらしく、
研修期間は2日、
その間に仕事を覚えて
後は一人でやるようにと指示された。

いつも任されている場所は狭くて小さい場所なので
車の出入りは激しくなく、やる事も多くない。
自分は初めてまだ1ヶ月ほどしかたっていないし
さらに週に2回、5時間程しか出勤していなかったので
まったくの素人同然だった。
そんな自分で大丈夫なのかとかなりの不安を抱きつつ
現場に到着すると、そこは繁華街に聳え立つ、
巨大な立体駐車場だった。

あまりに立派なその外観に圧倒され、
こんなところできるかよ・・・という気持ちが
どんどん強くなっていった。
ふと繁華街に目をやると、向こうの方から
まっすぐに駐車場に向かう人影があった。

遠巻きだが、
髪型は耳にかかるくらい長く
少し跳ね返っていており茶髪、
服装は、
ゆったりとした黄色いTシャツとゆるい感じのズボンを
はいており、メガネを着用しているのがわかった。

一見わざとゆるく
オシャレで着こなしていている感じがした。

その人影は、近づくにつれさわやかで気さくな
笑顔になった。

駐車場の敷地に入ってきたので、
この人が研修で教えてくれる人だと思った。

なんか、ヨンさまみたいな人だな。
やさしそうでよかった。

その人はどんどん近づいてきて、
一言こういった。

「だりいいいいいいーーーー。」


近づいてはじめてわかった。
跳ね返っていた髪の毛は
寝癖そのままなだけ。
剃っていない髭が
頬の上の方やのど仏の下等ありえない位置に
まばらに生えており、
ゆったりとしていたように見えたTシャツは
何度も洗濯したせいなのか
首元が婆さんの乳房のように垂れ下がっていて、
色は元の色がオレンジらしく、
色あせて黄色になっており
ところどころオレンジだった頃の濃い色素が残っていた。

腰パンしているように見えたズボンは
実はただのジャージで
腹と腰の間で止めるはずの紐がないらしく、
ただだらしなく垂れ下がり
腰骨の一番広い部分にひっかかり
意図せず腰パンしてしまっていた。

もちろん顔も
みかんの緑色と白に変色したやつのように
グズグズに崩れていて
その上に大きな丸になるまで滴り落ちない汗を
満遍なくびっしりと顔中にかいていた。



「こんにちわーーー。よろしくお願いますムニダ」

先ほどのヨン様だと思ってみてしまったので、
語尾が韓国語のように聞こえ、
それが頭から離れなくなってしまった。


「どうも、よろしくお願いします。
2日しかないようなのですが、出来る限り覚えます」

と言うと

「一個も覚えなくてもイムニダ。
ノンビリがんばろうシムニカ」

と返してきた。

変に無愛想だったりえばっているような人間では
なさそうなので、少し安心したが
初めて会う人種だった。



そして、彼との長い6時間の研修が始まった


つづく

さよなら宇宙人

前回までのあらすじ

宇宙人の唱えた宇宙理論は、量産型人間と一人人間の違いだった。
量産型人間は特殊能力はないが一般社会に溶け込める。
一人人間は特殊能力があるがゆえ、いらないものも見えてしまうというものだった。



「それ・・・撃ったら絶交だかんな・・・
いやならゆっくりこっちに渡せ」



宇宙人は、目を細めてそう言った。



しかし既に二人の関係に絶望を感じている自分には
なんの意味もない言葉だった。



ふいに宇宙人は、ゆっくりとしゃがみ始めた。
こちらを見据えたまま、慎重に・・・といった感じの
動きだった。


何をするのかと思いそのまま待っていると、
地面の砂を手に握り締め
次の瞬間、自分に向かってその砂をかけた!

目潰しか!


その刹那、
彼の投げた砂は風に吹かれすべて本人に返ってきた。
宇宙人の顔の汗に砂が張り付き、
一瞬で真っ白になった。

「ちくしょうめ!」


砂が目に入ったらしく、
前が見えなくなった宇宙人は、
ペッペッと口に入った砂を吐きながら
手探りでこちらに向かってきた。




動くなといったのに!と言おうとして焦り「んあああ!」と
変な声が出てしまったが、
自分は、ついに発砲した!


トリガーを引くと
ビュービューと勢いよく、
宇宙人の顔を小便が濡らし、
砂を洗い落とした。

「やりやがったなぁあ!」

なおも宇宙人は前進を続け、
ついに自分の、銃を構えている手首を
つかみあげた。


「死ねぇぇぇぇ・・・!」


宇宙人は、銃口がこちらに向くよう
自分の腕をねじり上げてきた。


自分も負けじと宇宙人の方に銃口を向けようと、
思いっきり力をいれた。

二人の腕は、互いに違う方向に力がかかったので
フルフルと大きく震え始め、
やがてゆっくりと銃口が向きを変え始めた。


銃口が最終的に向いたのは、宇宙人の顔面だった。



チャンスだ!
すかさずトリガーを小刻みに何回も引いた。

今度は至近距離から、
宇宙人の顔めがけて
大量の小便が吹き付けられた。
遠くから撃った量の比ではない量の小便が
宇宙人の顔面を捕らえた。

必死に目をつぶり絶えていた宇宙人だったが、
最後は、「やめろ!」と口をあけた瞬間
シュコーッ!と音を立て、
口の中にも小便が流れ込んでいた。

突然、宇宙人の力が抜けた。
勢いあまって自分は地面に倒れこんでしまった。


宇宙人の方にふり向くと
顔面びしょびしょになったまま、
動かなくなった彼が立ち尽くしていた。


そして2,3秒の沈黙の後、
「うわああああああああああああん!」
と、宇宙人は大声を上げて泣き始めた。


とんでもない大音量で、
狂ったように泣いていた。


そんな宇宙人に同情することもなく、
自分はすぐに自転車に飛び乗り、その場を後にした。


自転車を走らせている間も、
宇宙人の大きな鳴き声は
しばらく聞こえていた。


家に帰って、手に付着した小便を洗い流し、
自転車のグリップも念のため洗った。


その時、宇宙人のバッグの中身をふと思い出した。



おぞましい。



かばんの中身に、虫かごとビニール袋が入っていた。
どちらにも葉っぱのようなものが見えた。
しかし、実際は違った。


大量の昆虫が入っていたのだ。


セミ、カナブン、蝶、かぶと虫、クワガタ、カマキリ
バッタ、コオロギ等
夏に見かける虫ばかり。


死んでいたり、弱っているものがほとんどだった。

しかし、
そんなのは子供が集めるのはむしろ普通だろう。


問題は、
ただ普通に昆虫がたくさん入っていたわけではなかった。




すべての昆虫が、
羽、足、頭をもぎ取られた状態で
芋虫のようになっていたのだった。


虫かごには昆虫の胴の部分が入っており、
ビニール袋には捥いだ足や羽、頭が入っていた。




生命力の強いかぶと虫やクワガタは、
それでもゆっくりと胴を動かしていた。



あまりに衝撃的だった。




彼の住む世界と、
自分の住む世界は違いすぎる。
残虐性が、根底から違う。

子供ながらにそう実感し、
それがすぐに裏切られたという思いに
変わってしまったんだと思う。


畑には二度と行かなくなったし、
宇宙人と会うこともなかった。


それから20年近くが過ぎた。


この間、
虫の手足を捥いで集めている昆虫少年の話を
なにかのきっかけで話したが、
宇宙人がその昆虫少年だったと結びつかなかった。
宇宙人との思い出はつい最近まで
いつの間にかお互いその場所に行かなくなった
という結末で終わっていた。


そのすぐ後
犬の散歩で偶然に彼と
夏を過ごした畑を通りかかり、
別れの事実を鮮明に思い出した。



素性を知らない二人が、
ひと夏を楽しく過ごした。


良い思いでと、最悪の別れ。



今は、
その両方を受け入れられる大人に育っていた。

病んでん堂 1

パソコンが今ほど発展していなかった頃
趣味で友人と映画のチャット部屋を作り、
よく見知らぬ人と会話していた。

ある時、
特に「病んでん堂」と名乗る男性と仲良くなり、
映画だけでなく漫画や本などでとても話が合ったので
もう一人の常連も呼んで実際に会ってみることになった。

見た目は30代前半のメガネのおじさんで、
少し文学的というか、
外見に気を使っているのかいないのか
わからないような感じ
と聞いていた。
ずいぶん具体的だと思ったが
実際会うと、
本人が言っていたまんまの容姿、
つまり頭はボサボサだが
服装は若干昭和をにおわすなぞのおしゃれな
着こなしだったので
変に自分をわかっている人だなあと
関心した。


とりあえずファミレスに行き、
もう一人待ち合わせていた
「NEKO13」という女の子を待つことにした。

待っている間に話は盛り上がり、
NEKO13が来た頃には
自分達はすっかり打ち解けていた。

その楽しそうな様子からか、
途中から来たNEKO13もすぐに打ち解けた。


ちなみにNEKO13は、
ちょっとロリータのような服装で
今で言う不思議ちゃんな感じだ。

その会は楽しく終了した。


会のすぐ後に病んでん堂に
恋愛の相談をもちかけられた。
相手はNEKO13だった。

病んでん堂はいいやつだったので
少しだけ手伝おうと思った。

NEKO13にそれとなく気持ちを聞いてみると、
彼女もまんざらではなかったようなので
それを教えてやると、
しばらくして二人は付き合い始めた。


しかしそれから1ヶ月もたたないうちに
チャット部屋にNEKO13がこなくなった。
まあ、チャットで会話しなくても
リアルで彼氏に会えるので
別にくる必要がなくなったのだろうと思った。

しかし、病んでん堂は、
「急に連絡が取れなくなった」
と悲しんでいた。
おっと、NEKO13に
ほかに男でもできたのだろうか。
だがそんなことはいえない。

その日を皮切りに、
毎日のように
病んでん堂の悩み相談ばかりを
聞かされるようになった。
内容は
いかにNEKO13が良い娘だったのか。
という話ばかりだった。
「外で食べるご飯も、
必ず割り勘してくれるんだよお」
「帰りおくるって言っても、遠慮するんだ」
「俺の話をすごい興味津々で聞いてくれるんだ」

はいはいと、少々うんざりしていた頃、
チャット部屋に別の女の子が参加して
居座るようになった。

名前はKUMIKUMI。

KUMIKUMIも大の映画好きで
積極的であり
あっという間に親しくなったので
みんなで会う事になった。


自分、友人、病んでん堂、KUMIKUMIで
またファミレスに集まった。

KUMIKUMIは
20代 広末涼子似と言っていたので
かなり期待したが、
実際はどうみても30過ぎで
ハマグリのような顔をしていた。
しかし彼女は明るく楽しい女性だったので
すぐに打ち解けた。

会が終わり、
いつものようにチャットを楽しむ仲になった。
しかし、彼女もまたある日突然こなくなった。

チャットのように
文字でしか相手との接点をもてない
コミュニケーションツールの場合
飽きると
あれだけ仲がいいようでも
挨拶もなくいなくなっていくのかと
少々悲しい気持ちにはなったが、
確かにそういう意味では
割り切ることも簡単なツールだと思っていたので
誰かがかけても、気にしなければ
そのうち忘れるのだった。


その後も病んでん堂、他数人で
気ままにチャットを楽しんでいると、
ある日 デビットリンツという
ハンドルネームの友人から
「私です、NEKO13です」という
ダイレクトメッセージをもらった。
デビットリンツは、そのメッセージの
1週間前くらいから出入りしていた人で
すっかり男だと思っていた。

NEKO13と連絡がとれなくなって
そんなに時間はたっていなかったが
妙に懐かしい気がしたのと、
聞きたかったことがあったので
電話で直接会話してみることにした。


「久しぶり。なんで急に連絡取れなくなったの?」

そう聞くと、電話越しに小声で
「下田く・・・じゃなかった、
病んでん堂さんの話をしていいですか・・・」
そう言って彼女は語り始めた。