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宇宙人現れてたリターンズ

前回までの宇宙人

「放尿銃」で世界征服を目論む謎の宇宙人。
私は彼の圧倒的な力の前に、屈するしかなかった。




夏、八月の終わりまで宇宙人と遊ぶ日々が続いていた。

最初の頃は同じ畑でばかり遊んでいたが、
次第に色々な場所に移動して遊んだりするようにもなっていった。
だが、待ち合わせ場所は必ず、彼と出会った畑だった。

ある日、近所の公園で遊んでいた時
通りかかったクラスメイトの一人に
宇宙人と遊んでいるのを目撃された。

前回 話を省略したが、
実は宇宙人を最初に目撃したのは一人ではなく、
3人の友人と畑にムシを取りに行った時のことだった。

友人達は口々に彼の変わった容姿を馬鹿にし、気味悪がっていた。

その時は自分も彼らに加担して
宇宙人の悪口を一緒になって言っていたくちだったし、
今、宇宙人と遊んでいるところを目撃したのは、
まさにその時にいた友人の一人だったので
非常に気まずかった。


「おお、遊んでるのか」

と最初の「はいり」が普通だったので
もしかしたら一緒に遊ぶのではないかと淡い期待をしたが、
その友人はすぐに
「うわ、そいつ畑にいるやつじゃん・・・」
と嫌な言い方でツっ込んできた。

「おまえ、そんなやつと遊んでたのかよ」
「こいつ、本当キモチワルイよな。」
友人は宇宙人にも聞こえる声で、
デリカシー無く続けた。


その歯に衣着せぬ言い方の連続はしばらく続き、
さっきまで元気だった宇宙人は
気まずそうに立ち尽くしたまま下を向いてしまった。
しかし、目だけは時々ちらっちらっとこちらを向いていた。

宇宙人のその姿勢は、なにか慣れているようにも見えた。
おそらく普段から知り合いにもそうやって
ののしられているんだろう。
子供の自分でも察しがついた。


そんな宇宙人が、
友人に聞こえないように自分にボソッと言った。
「おまえ、もう行っていいよ。」
軽く背中を押された。

どういう意味か真意は定かでないが、
その時の自分には、
その「行っていいよ」は
「俺なんかといると馬鹿にされるから、
その友達と一緒にいってもいいよ」
という風に聞こえたのは間違いない。

その時、
普段友達と一緒になって
人を馬鹿にしたりいたずらをしていた悪ガキの自分に、
初めて人をかばう勇気が芽生えた。

「だれと遊ぼうとかってジャン!」

嫌われるのを覚悟で勇気を振り絞って言った。


「え?」

驚いた顔で友人がこちらを見ると、突然!

その言葉を皮切りに宇宙人が、
「うおおおおおおお!」と大声を上げ、
プードル事件を皮切りに常時装備するようになった
ワルサー小便を友人に向かって連続発砲した。

友人の顔や服はどんどんぬれた。

「うわ!ふざけんなよ!」

急に服をぬらされた友人は
怒りながらその場を去った。


友人の撃退に成功した宇宙人と自分は、
二人で笑い転げた。

小便を浴びた友人の姿と、
友達の為に勇気を振り絞れた自分達に
うれしくて、笑いが止まらなかった。
こんな事件があったもんだから、
宇宙人との仲は、ますます良くなっていった。


しかし、この直後、宇宙人と自分と間に
大きな亀裂が入り、彼とは二度と会う事がなくなってしまった。



続く・・・多分

宇宙人現れてた その1

夏になると思い出す子供の頃の記憶。


小学校4年生くらいの頃、
自転車で40分くらいのちょっと離れた所に畑があった。


そこにいつもいた、同年代だが学校は別の
「宇宙人」と呼んでいた男の子と沢山遊んだ。


宇宙人は、髪の毛がガッタガタに生えていて、
ドス黒く日焼けしてる。

彼の服装は紫地に白で「スナックあじさい」
と書かれたブカブカの色あせた長袖上着か、
バイキング風にアレンジされた
偽物のマジンガーZのTシャツどちらかだった。
そして必ずビジネスマンが持っていそうな
不釣合いのカバンらしきものを愛用していた。


初めて彼を見たときは
あまりにも浮世離れしたその風体に
警戒しまくっていたが、
ちょうど「原始人」という映画を見て
原始の人に興味を持っていた自分は
ある日 とうとう話しかけた。


「ザリガニ取ってるの?」

意を決した第一声は
いきなり無視された。

しかし彼は自分から少しはなれて、無言で手招きをした。

彼の手招きに誘われるままついていくと、
少し広い広場に出た。

彼はそこで、宇宙と交信していると教えてくれた。


信じられないような話だが、事実だ。
いや、宇宙と交信しているのではなく、
彼自身が。



会話はあまり無かったが、
それでも彼と会うのは新鮮で楽しかった。
それから毎日のように
宇宙人に会いに行って、ザリガニを取ったり、
せみを取ったり、宇宙と交信したりした。




一週間ほどたったある時、
畑の隣にある家のプードル犬が脱走し、
自分と宇宙人は襲われる事件が起きた。

小さい犬だったが、
小学生にとってはインベーダークラスの
強敵だ。

普段冷静な宇宙人は、
思いのほかカン高い奇声を発しながら逃げ始めたので、
笑ってしまいうまく走れなかった。

逃げまどっているうちに
ついに宇宙人が棒っきれを見つけ、草むらから拾い上げた。

宇宙人が棒を振り回し、それが犬の体に当たると、
犬はすぐに家に戻っていった。


犬が去った時は、九死に一生を得た気分だった。
さすが宇宙人。


しかし次の瞬間、あたりに強烈なにおいが漂いだした。


なんと宇宙人の拾い上げた棒にベッタリと
なにかのウンコがついていたらしく
宇宙人の手はウンコまみれになっていた。


「なんだふざけんなぁ!」


怒り狂った宇宙人はすぐに川に入ると
手を洗い流しはじめた。

すばやい動きで何度も手のひらのにおいを確認して
また洗っていた。

しばらくしてようやく臭わなくなったのか、
彼は川から上がってきた。

彼の表情はまだ怒りに燃えていた。

すると彼の唯一の所有物である
カバンから透明ピンク色の水鉄砲を出した。

水鉄砲の水を入れる栓をはずすと、
おもむろにズボンのチャックを開け、
ポコチンを水入れ口にくっつけ
水鉄砲の中に小便を入れ始めた。


「俺がオトリになるから、
お前はこれであの犬を撃て」

そういうと彼は、
オシッコの入った透明ピンクの
おそらくワルサーP38の形をした
銃を渡そうとしてきた。

もちろん躊躇はしたが、
彼は絶大な信頼を持って
自分に犬を撃つという役目を与えてくれた、
そう信じると少しうれしかったので
頑張ってその武器を引き受ける事にした。


しかし、いざ持つと、水鉄砲は生ぬるかった。


宇宙人はカバンからもう一つ、
同じ形だが、今度は水色の透明水鉄砲を取り出し、
もう一度小便を装填しはじめた。

しかし、
装填が終わると小走りで川に走っていき、
少し立小便をしていた。おそらく弾が余ったのだろう。

戻ってきて、
さっき手を洗った時に一緒に洗った
棒っきれを背中にさし、いざプードル宅へ。



庭に入ると、
いかにも夏の風景が似合いそうな、
田舎作りの家が現れた。

透明の大きな窓があり、奥に廊下を挟んで畳の部屋がある。


犬の姿は無かった。


宇宙人はまるで自分の家に入るように
窓を開けて中に入っていった。

自分は、銃を持っている所為か、
ちょっとスパイにでもなった感じがして
ドキドキしていた。




しばらく庭で宇宙人を待つ。

沈黙が続いた・・・


次の瞬間、
すごい勢いで宇宙人が逃げてきた!

彼のすぐ後ろには、さっきのプードルがすごい速さで
おっかけてきている。

「きぃいいやああああああ!!!」


宇宙人は庭に飛び出すと、すかさず振り返って
小便ワルサーを犬に発砲した。


しかし、犬はそんなのはお構いなしに
宇宙人の足に、噛み千切らんとまとわりついた。


自分は宇宙人を助けようと、小便銃で犬を撃ちまくったが、
やはり犬はひるまなかった。


宇宙人は格闘の末、結局 背中に装備していた
元ウンコ棒で犬を叩き、なんとか再び撃退した。


息をもつかせぬ攻防だった。


蚊に刺された肌が
かゆく感じるのを忘れるくらい、
しばらく立ち尽くした。


勝ったのは宇宙人だったが、彼の砂ぼこりで汚れた足は
自分の放った小便銃で濡れ、そこだけ色が濃くなっていた・・・






両親が共働きでいつも寂しい夏休みが、
宇宙人のおかげで忘れられない思い出になりつつあった。

しかし、ある理由で
彼とはその夏以来、会う事はなかった。


多分続く。

ネット徘徊

今日はお時間があるので
ネットを色々見てました。
おもろいガレキ画像があったので勝手に載せます。

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まずはパペットナースの頭
これ結構すごいですね!

「チンパンジーに顔を食べられて顔が無くなった女性」に
そっくりなので洒落になりませんが、
そういうところをやってしまっているのがすごいです。

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みんな大好きフレッドおじさん。
彼の造形物はムービーマニアックス以来雨後のたけのこのように
ドバドバと出ましたが、このキットは雰囲気がすごくいいですね。
ベースはサイドショウの焼却炉でしょうか。


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「山の男2011」
彼の手作りスモークハム、忘れられません。
サイズはバストモデルなのに1/40


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こいつしってますか?
「地獄の変異」に出てくるバットモンスターです。
フィースト、ミミック、デッドリースポーンに次いで
大好きなキャラです。
これのガレキが出ています。$クリーチャーガレージキット人間のブログ
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あれ?これじゃないかな?これは本物のほうかな?
全然手に入らないので誰か作ってください。


さあ、次に行きましょう。

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やっぱりこの人は偉大です。


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「ザ ゲート」のモンスターのキット発見!
欲しいなあ!
ごっついクリーチャーに見慣れてしまった人には
一見何の変哲もなさそうな感じですが、
いやいやこれがよいんです。

これの良さが分かる人と1日くらい見詰め合えます。



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「山の男」フィギュア。
彼は「まき割り大会 世界4位」です。


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「パズルスリラーガバリン」より、
ビッグベン。
兵士のゾンビっていうのが超カッコイイです。
タールマンと同じくらい好きなのですが、
こいつが手に入らなかったので、
スポーンシリーズの「ゾンビアルシモンズ」
を買ってしまいました。
ダイエットデブリンという女性ガバリンも出てくるのですが、
そいつのキットもいつか出て欲しいです。


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山の男。
バブル時期バンガローを経営していた経験もあります。

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「ザ・キープ」より、デビルキーパー。
こいつも笑われそうな感じですが、俺は大好きです。
こういうの買ってこそ真の男です。
しかも実は、今作ってるベリアルの元ネタです。


いかがだったでしょうか。
またなんか探したら紹介します。


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山の男

鳥のまねが上手で、朝一で起きて会話します。

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山の男

コウモリは生で食えるほど内臓が鍛えられてます。



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山の男

熊に噛まれ、瀕死の重症をおったことがあります。

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山の男

山生活5年目に、背中から剛毛が生えてきました。

死後都

今日は仕事だ!時間がねぇ!

全然進んでないように見えて、
徐々に進んでるんです。

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丁寧にやりたいけど、
どうしても無意識に手が動くなぁ!くそ!
我慢を覚えないと。

マントをつけようと思ってるんだけど、
めんどくせぇなあ。どうですかね?


最近はロックにパンクに忌憚に、
新しい自分を開拓しまくってます。
全然ブログ更新してません。
近々時間が出来たら定期更新します。クリーチャーガレージキット人間のブログ

ベリアルやってます。

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胴体が仕上がったらおそらくふんどしをつけます。
ふんどしはこんなに垂れ下がりません。


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武器も持たせます。
ベリアルはフォークを持ってると思ったので、
せいりゅうとうみたいなのを3重にしたのをやろうとしてます。

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カブトムシヘッドだけだと悪魔に説得力が無いので、
悪魔っぽい顔もラフで作ります。

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乗っけてみると意外といけそうですが、
前にこんなやつ作った気がするので、
ちゃんと最後までやります!

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角が付いて今、こんな感じです。

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では、納品にいってまいります。
帰りにラーメン屋によりたい。