道端の草 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

道端の草が、土手の草が、すべて野菜だとすれば人はどう感じるだろうか。

「そんなバカなことはあり得ない」と一笑に付し、考えようともしないだろう。

 

しかし草は植物であり野菜もまた同じ植物。

数年経った野原で草がまばらに生えていることはない。

密生して人が入れないほどの茂みになるはずだ。 根と根は絡み合い、それこそ芝生のように周年土壌を覆い尽くす。 

収穫期以外は表土が剥き出しの人間の畑とは異なる。

 

農業と庭の手入れは草の根との戦い。

養分を取られるからと人は畑の草を排除するが、そんなバカなことはないことを自然は証明している。

何の問題もなく育つのはそこに彼らの道理があるからだが人はそれに気づかない。

 

草が密生する理由を人知は解明出来るかな。

密生しなければ困るし、生長出来ないからそうしている。

現生物学と農学では不可能に近いが、生命エネルギー理論で解けば簡単にわかる。

 

植物は人が与える肥料など必要とせず、土の柔らかさも望んでいない。 土を作るのも通気性保水性を築くのも植物の役割。

人類誕生のはるか昔、数億年前から自分達でやってのけている。

 

協生農法の考え方は単純、草をそのまま野菜に置き換えれば良い。100%は無理としても半分以上は難しくはない。

野菜が多いほど草はまばら、野菜が草に負けることもなく野菜同士の競争になり、草むしりが売れる野菜間引きに代わる。

 

土壌と循環の仕組みを知り、植物の本質を知れば育つ種の調整は容易、密生したがるのだから野菜も密生させればよい。

種が飛んで来れば草はどのような隙間からも生えて来るが、既に野菜が占有していれば発芽も成長もままならない。

野菜をもって草を制すればよい。 野菜マルチだな。

 

草の根なくして正常な土壌は保持出来ない。

全面の野菜をすべて根ごと引き抜いて収穫すれば土壌構造が破壊される。 欲を出さず何事もほどほど、適当が一番良い。

 

適当にやるのが協生農法。 懸命にやれば息切れする。

毎日畑に出勤・収穫・出荷するのが協生農法だから、毎日適当にやっても草は減る。 草管理は収穫のついでで良い、放置するから草刈りが大変になる。 これが他の農法との最大の違いだ。

一般農業は草を嫌うが、協生農法は草の根を大切にする。

草も野菜も植物、植物の根なくして協生理論は成り立たない。

 

協生農法とは農園を作ることではなく作業方法なのだから、見てわかる農法でも映像で示せる農法でもない。

無農薬無肥料で毎日収穫に耐えられるのが、生命エネルギー理論・協生理論に沿った協生農園と考えればよい。

これは農法とは異なる自然界の仕組であり、理論を学ぶしかない。

 

学ばずとも協生農法は誰にでもやれる。

豪雨でも上部・周囲から異物が流れ込まない農地に好きな木を配置、野菜を混生密生すればよく、種類や密度に決まりはない。

日々間引き収穫し続けることで草にも負けず維持が出来る。

 

理論の理解が出来れば、週一回収穫よりも毎日収穫の方が生産量が増す理由も理解出来る。

葉野菜や根菜は標準サイズまで置かない。

 

根こそぎ根を駆逐する農法は表土の破壊。

生き物だけでなく地球環境にも多くの災いをもたらす。

 

周年密生、大地の表土から根を絶やさない協生農法は・・

グリーンライフの「草の根運動」だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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