協生農法の学び方 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

報道以来、協生農法講習の希望者も増えたが、農園を見たい、話を聞きたいという要望も増えて来た。

しかしそれらは丁重にお断りしている。

 

理由は、案内して話す時間もないが、基礎理論の理解なしでは見ても聞いてもさっぱりわからないからだ。

15年前のブログ公開時は時間もあり、何度かお受けしていたが理解は困難で、講習会も同じだった。

 

通常はノート持参で話を聞き、農園を見て知識・手法を学ぶが、それではわからない。

学び方が異なるからであり、他の農法と違い協生農法は物理論であり、覚えて学ぶものではないからだ。

 

農法とは人間の道理であり、やり方を覚えるなら5分~30分で十分、数ある農法の中では最も単純で簡単なのが協生農法。

その通りに好きなように多種の種を蒔き果樹を植え、農法通りに毎日収穫すれば子供でもやれる。

ブログに書いてある通りで伊勢まで来るまでもない。

 

しかし、何故それで植物が育つのか、非常識な収穫法でなぜ産物が枯渇しないのか、農業として成り立つのか、その理解は出来ない。

 

協生農法は自然界の仕組みを活かした物理農法であり、その動力など動植物の仕組みが理解出来なければ生長の理由もわからず、毎日収穫の理由もわからない。

 

さらに、やって見て育たない場合は理由があるのだが、その解明も修正も出来ない。

逆に、初年度から異様に育った場合の理由もわからない。

良い理由もあれば最悪の理由もある。

 

土作りや野菜作りはせず、農薬・肥料・堆肥なども不要、果樹野菜を混生・密生させ、収穫のついでに理想的な環境を維持し続ければよい。

何が理想的なのかは基礎から学び続ければ理解出来るはず。

 

協生農法の学びの大半は現学問にはない自然界の物理であり、難易度は小中学の理科程度。

習った知識・常識とはまったく異なるから理解し難いだけだな。

 

ブログで学び続けるのが基本だが、疑問があれば講習会で答える。

多忙故に今はメール、ブログメッセージやコメントでの質問には対応していないし、それらで簡単に説明出来るものではないからだ。

 

本格的にこの農法に臨むなら、あるいはアフリカでマジック農法とも呼ばれる謎を解くなら、腰を据えて学んだ方がよい。

アフリカでの生産量が現地水準の百倍、半反の収益が百万を超えるなど、現学問での理解は不可能なのだから。

 

理解出来ないから国内では15年経っても専業農家が一人もいない。

しかしアフリカでは理解出来ずとも結果で広がっている。

 

腰を据えて学ぶなら伊勢での講習会だが、これから各地の協生農園で農法講師が講習会を実施することになるだろう。

 

講師が一番困るのは最初に、見たい、話を聞きたいという素朴な願いだが、これが一番困る。

最初から見て話して理解させるのは不可能に近い。

基本はブログ記事の熟読と農法講習会、これしか理解の方法はない。

「生命エネルギー論」「協生理論」が中心になるからだ。

具体的に実施する農法理論は30分もかからない。

 

協生農法ほど実施方法が単純でわかりやすい農法は他になく、成り立つ理由の理解が困難な農法も他にはない。

 

 

 

協生農法実践 具体的手法 テキスト

 

1,木々と草が混生密生する野山同様に、果樹や有用樹木、野菜や有用植物を好きなように混生密生させる。

2,造成・耕起は初期設定時、以降は耕起を繰り返さない。

3,自然界の仕組みに反する農薬・肥料・堆肥・ボカシ・石灰などの「異物」を持ち込まない。

4,日々収穫出来るように配置して周年間引き収穫・直販売。

 

基本事項はこれだけしかない

 

基本事項の基礎理論 

1の、何故混生密生かは協生理論、植物の仕組み、生命エネルギー論。

2の、不耕起の理由も協生理論、植物の仕組み表土の仕組み。

3の、収穫販売法は野人理論で人間界の手法。

4の、異物を持ち込まない理由は、協生理論、生命エネルギー論。

 

学びの大半は具体的手法ではなく、学問・物理論の分野。

周年収穫の根拠は協生理論が基盤。

 

 

 

 

 

 

 

 

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